桜も散って下弦の月

仕事に追われて書く気力も沸かないままですが、いかがお過ごしでしょうか。

3月の連休で事務所が引っ越しました。
1月後半から3月頭まで入札業務でひっくり返ってました。
そのぶんぐだぐだ書いてたというのもあるけど。

※過去の記録を見ると、一応過去最速の仕事ペースなんですよね。とにかく不備が多くて、常に後出しジャンケン状態なんだけどさ。

で、現在案の定仕事に追われて精神的に行きどまり。ひどいもんです。
-土日に何も出来ないっていうか、ここ3ヶ月分の本を登録するので精一杯だったりします。なかなかやる気が沸かなくてねえ。

いつの間にか桜も散ってしまったしねえ。Jr.パールも行きそびれた(実家に用事が出来ただけですが)のもあるし、今度の土日もどうなるか……掃除したいねえ、という事で。

なんだか今ひとつリズムに乗れない生活です。はよ慣れないと。

さあ、春の試合スケジュールだっ

ホントは違うことしてる筈なのに、気になって調べ始めたらここまで作ってしまいました(笑)
有料会場に絞ってまとめてあります。
今年は「妙に6月末までスケジュールが詰まっているなあ」というのが感想ですね。
珍しくパールの始まりが遅いので、Jr.パールなどにも顔を出そうかと。仕事がつまってなければ、ですが。

4月 会場 kickoff 対戦カード 備考
11 川崎球場 11:00 ウォリアーズ×東亜建設工業 Jr.パールボウル
13:30 ブルーサンダース×ラングラーズ Jr.パールボウル
12 川崎球場 11:00 SONY×電通 Jr.パールボウル
13:30 東京電力×ハスキーズ Jr.パールボウル
18 大井第2球技場 11:00 三井物産×ハーバース Tokyo Bayside Bowl
14:00 伊藤忠×STEELERS Tokyo Bayside Bowl
19 大井第2球技場 11:00 Triax×バンディッツ Tokyo Bayside Bowl
14:00 丸紅×相模原ライズ Tokyo Bayside Bowl
アミノバイタルフィールド 11:00 青山学院大学-明治学院大学 K-WARS 2009
13:30 慶應義塾大学-神奈川大学 K-WARS 2009
16:00 早稲田大学-立教大学 K-WARS 2009
25 大井第2球技場 11:00 オックス近鉄×東亜建設工業 Jr.パールボウル
13:30 バーバリアン×ラングラーズ Jr.パールボウル
川崎球場 11:00 オール東京ガス×ブルザイズ パールボウル
14:00 IBM×富士ゼロックス パールボウル
26 大井第2球技場 11:00 警視庁×電通 Jr.パールボウル
13:30 ROCBULL×ハスキーズ Jr.パールボウル
川崎球場 11:00 パイレーツ×日本ユニシス パールボウル
14:00 オール三菱×ハリケーンズ パールボウル
アミノバイタルフィールド 11:00 関東学院大学-神奈川大学 K-WARS 2009
13:30 法政大学-国士舘大学 K-WARS 2009
16:00 専修大学-東海大学 K-WARS 2009
29 駒沢陸上競技場 14:00 早稲田大学-慶應義塾大学  定期戦

緑色は「どうしようか迷っている」青色は「基本、行く予定」

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「最後のブルトレ」の気持ち悪さ

最近の分類では「乗り鉄」というカテゴリに属されるようなんですが、私は。
わざわざ分類して差別化しないとアイデンティティが維持できない、というのは情けないと考えているので、余程のことがない限り「私は鉄道ファンです、特に汽車旅が好きですね」と言い切ることにしてます。

そもそも汽車旅というのは「経過を楽しむ」「車窓を楽しむ」というのが魅力の旅だと思っていて、目的地のみで満足する「旅行」とは異なる物だと思っています。
だから、日程がかみあえば往路は鉄道、帰路は飛行機という事にしています(感動は即刻持ち帰るという意味もある)。さらに言うと、新幹線は極力回避。

そんななかで、格安料金を売りにした夜行バスが登場したこともあって、夜行列車が激減しているのは悲しい限りです。
※実際には、飛行機の早期予約という奴が出てから「宿泊費が浮く」という事が無くなり、仕事での夜行メリットが無くなった事、開放型である寝台車の構造が時代と共に嫌われてきた事などがあると思います。まあ、高速道路も相当整備されたので、マイカー移動万歳という時代になったのもあるんですが。

正直、これからの夜行列車は「東京を夜8時~11時に出て、目的地に朝7時に到着して、専用ラウンジでひとっ風呂浴びて朝飯喰って、朝9時に客先にサッパリした顔でご訪問」というスタイルのビジネスホテル代わりの車両か、豪勢な旅行向けの車両しか生き延びれないと思いますね。だから、新造車両は全部B個室ソロ形式でないと。

そういうご時世ですから、はっきり言って客車型夜行列車というの廃れても仕方ないと思ってます。使わないんだから廃止は仕方ない。それは我々が見捨てた事なんだから。過去の国鉄廃止路線も、全て「地元が使えないと言っている以上、それは残せない」というだけの話であって。

そこで、3月13日発のスジで廃止になった「富士・はやぶさ」のニュースを見て、非常に気持ち悪かった訳です。

俗に言う「葬式鉄」というんですか? 廃止になると判るとノコノコ現れては「ありがとー」とか「ばんざーい」とかいう馬鹿たれどもの事です。
記念乗車とか、そういうことなら判るんですよね。
でも、それならば自分は脇に控えているべきなんです。目立ったことょするのは自分に酔った痴態でしかないんです。「俺は今、最後の瞬間に立ち会っている」っていう、小汚い自己顕示欲に満足しているだけ。

万歳とかありがとうと言う言葉を残せるのは、正直言って昭和組だけ。JR分裂前に常用していた人たちだけです。いったい、あの列車を常に(つまりは自分の一年のライフサイクルの中に存在したかどうかという意味)利用していた人が何人いるというのか。そういう視点で見てみたら、廃止されるいわれは「廃止むたいなイベントがないと出てこない馬鹿野郎どもが金を存続のために何一つ落とそうとしないから」という至極まっとうな理由が浮き彫りにされる訳だ。
よって、あの場にいた殆どの葬式鉄とかいう奴らは「己の手で滅ぼしてしまったものに対して、わざわざ最後の花道を飾らせてやるためにトドメを差しに来たようなもの」でしかないんですよ。

なんだか、ああいう輩がむらがるのは、みっともないし気持ち悪いと思います。
だから、自分が言うのも何なんですが、オタクってのは駄目だな、マニアとかファンでないと、と思う訳です。
(オタクは片思いの押しつけに過ぎない、マニアやファンは対象物に敬意を払う面がある)

ああ、あとJRは「動くビジネスホテル」というコンセプトを検討する方がいいです。名古屋-仙台とか、東京-広島とかで。6両編成くらいのでいいですから。

生きてますよ

うわーっとご無沙汰になってます。

生きてます。死んでません。ここも棄ててません。

仕事でばててるだけです。

ちょっとプライベートな愚痴。あくまて状況に愚痴っているだけで、他人を貶めるつもりはまるでありません。

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スーパーボウル雑感

どうも、ワーナーが絡むと「もっと時間使えていいよね、4Q最後のTDは」と思ってしまうのは私だけなんですかね。

最初の時は、確か2分50秒くらい残してロングパスでTD。結果、残り0秒でタイタンズがパス通ってあと1~3ヤードでダウン、逃げ切り。
次の時も確か3分切ったところで一気にロングゲインだったと思うのだが、結果としてペイトリオッツが残り数秒まで他夢コントロールして、FGで逃げ切り。
今回も、2分切ってロングTDだったところが、逆にプリベントの間隙を突かれたというかプリベントにしてなかったのか、クロマティが浅いゾーンのレシーバーに気を取られたもんでロングパス通され、最後はホームズのパスキャッチ能力で逆転。

多くの人が指摘しているように、勝負のキモとなったのは、2Qラストのインターセプト・リターン・TD。でもあれは、正直言って守備を褒める物であって攻撃はベストチョイスだったと思う。
※あの場合、アウトかエンドゾーン奥ぎりぎりのアクロスで、失敗しても傷が浅い方を取る筈。その裏があのプレーで、凄いいい選択だと思ったよ私は。
ただ、あれだけ反則して自滅しかかったカーディナルス守備が、反則連発の3Qをたった3点に抑えたところが、とても面白い(興味深い)所だと思う。そこで粘って得点を許さなかったからこそ、あれだけシビレる4Qが待っていたと言えるだろう。

正直、カージナルスの守備は出来すぎ、オーパースペックだったと思う。それでもこの戦を演出したのは4Qになってダレたスティーラーズ攻撃ラインを圧倒しまくった守備ラインであり、本当にそういう意味では「立場は人を作る」という内容だった。

ただ興味をそぐのは「パス失敗かファンブルか」みたいな所。ああいう大きな舞台では原則パス失敗にして流して欲しい気がするんだよね。

いずれにせよ、いい試合でした。去年もそうだけど、スイッチ入ったQBはシビれる試合するねえ。

※ちなみに。ロスリスバーガーはスイッチ入ったとは思っていない。どうも彼の場合は彼に爆発力があるようにも見えないので。

派遣切りの報道のあり方と、支援のあり方と

希望ミスマッチ…派遣切り救済雇用 応募サッパリというのは、産経新聞配信の記事。

--以下、本文。著作権は産経新聞--

 全国の製造業で相次ぐ非正規社員の「派遣切り」。雇用対策として、さいたま市が発表した臨時職員100人の採用計画の応募が8人にとどまったことが明らかになったが、新規雇用を打ち出したほかの企業や自治体でも元派遣社員の応募が少数にすぎない実態が分かってきた。「派遣切り救済」と「人手不足解消」の一石二鳥を狙った企業や自治体は肩すかしを食った格好となっている。
 高齢者介護施設を全国で展開するさいたま市の介護会社「メデカジャパン」。日産や日本IBMなど派遣社員削減を発表した30社に人員募集の文書を送ったが、「応募は1件しかありません」(担当者)。
 「派遣削減が報道されたあらゆる企業に送っているが、職種や場所がなかなか合わないようで」と担当者は戸惑いを隠さない。
 ラーメンチェーンの「幸楽苑」(福島県郡山市)では派遣切りが相次ぐ現状に先月、例年の3倍の150人の中途採用を発表。ところが面接にきたのは20~30人。派遣切りにあったとみられる人はうち2、3割。担当者は「このご時世なので、社会の役に立ちたいと採用数を増やしたが、拍子抜けしました」。
 厚生労働省は企業への聞き取り調査から派遣切りで3月までに8万5000人が失業すると試算。このような中、慢性的な人手不足を解消しようと新規雇用を打ち出す企業も多い。
 タクシー会社「エムケイ」(京都市)は先月、運転手1万人の新規募集を発表。1週間で140人が説明会に訪れたが、「元派遣社員の方はチラホラという程度。もっと応募があると思っていたが…」(担当者)。
 当惑しているのは、自治体なども同じ。新潟県上越市は派遣切りなどにあった市内在住者を対象に小中学校の安全管理を行う臨時職員80人を募集。「定員がいっぱいになった場合、追加募集するか検討しようとした」が、申し込みは22人にとどまっている。
 大分キヤノンなどで合わせて数千人の派遣切りが見込まれる大分県。「JAおおいた」(大分市)では、人手不足にあえぐ農業の現場で働く求人を呼びかけたが、問い合わせがあった約50人のうち元派遣社員は数人だけだった。
 「日本養豚生産者協議会」(東京)も100人の求人を発表し、57人から応募があった。しかし、こちらも「元派遣社員は2割に満たず、逆に『会社に勤めているが転職したい』という問い合わせがあった」という。
 こうした原因は、元派遣社員が希望する職場と、人手が足りず求人している職場があわない「ミスマッチ」によるもの。厚労省職業安定局は「どうやってこうした問題を解消するかは検討していきたい」としている。

---以上、本文---

これについてCNet Japanのブログで、今年初めから指摘されていた方がいて、目から鱗が落ちた。
なにわのITベンチャー社長Blog より クビを切れない正社員と派遣切り 失業は「自己責任」ではない!? の二つのエントリです。

結論的に言うと、「本当に、生きるか死ぬから瀬戸際で、本気で「生きる」事に賭けて職探しをする」上に置いて、まだまだ雇用機会は沢山あるという事実が存在しているのに、「雇用のミスマッチ」などという甘えを許しているうちは、解雇された派遣労働者は自己責任の範囲で自滅している、という指摘だと読んだ訳ですよ、私は。
特に、「つまり、期間工(ハケン)に応募する人は多いけれど、途中でケツを捲くる奴も非常にたくさんいるわけです。」という言葉の上において(ついでに言うと、労働現場では契約社員が大量に短期離職するという事実の前では)、派遣社員の質については検討の余地があると思うのです。

定職に就く、という事は、ある面において「自分の我が儘を抑える」事が求められます。生きるために妥協するか、それとも餓死するか、という究極の選択を突きつけられています。
単に「安定企業で安定した仕事をして、ゆくゆくはそこの社員に」なんつう事は、そもそもあり得ない夢物語で(出来ない訳ではないが、そこには人にゴマスリしておべっかして取り入って、という日本的ムラ社会の世渡り術の高度な技能が求められる)、そこにすがっただけの人には未来なんてない。
そりゃ、会社が倒産してそこしか行き場がない、という場合もある。でも、その地位に甘んじる事なく次のステップをきちんと描いていれば、給与水準はともかく中途採用の道は、ない訳ではないと思う。

派遣村の活動を見ていると、「派遣切り、家を追い出されてかわいそう」からスタートするも、その質を問わずに「お上が悪い」に遷移して「国家が雇用を保障せい」と言う暴論に移行してしまっている。
※暴論と言うのは「じゃ自衛隊に雇い入れる」とか「じゃあ開拓農民として集団移住させるが、逃亡不能だぜ」と言われても反論できない意見だから。それを断ったら、自分が見込みのない生存競争に参加したと言う事になるので、支援する義理は無くなるんじゃないですか?

そもそも、派遣切りの本来の問題点は「派遣元が、登録社員の雇用保障をしていない」という不誠実な労働契約状態な筈であって契約先企業が非難されるものではない筈(我が社の社長はそこを冷静に言い切った。やっぱり偉いわ)。
かつ、そもそも「カットされるのは当然」という前提の契約なのだという事を忘れて議論しているのは、おかしいのではないかと。

正直、支援する人も「じゃああんたも寝言言ってないで、生きるか死ぬかの二択なんだから、半年は介護で頑張って貯金貯めて、それから就活すれば」とか、そういう厳しい態度も必要なんじゃないのかなあ。
そういう点で、自治体の臨時職員公募は、的外れですね。

無論、支援は必要ですけど、自分たちが追い込まれた状態にある事を自覚させるのも支援だと思いますがね。

真に生きていく為の努力をする人を、支援して行けばきっとどこかで日本経済は立ち直るきっかけを得ると思います。

地域リーグ底上げのためのコーチ派遣というプラン

前述の記事の中で触れた事で、一番大事なのがこれではないかと思うのですが。

実際には下部リーグにも派遣は必要だと思いますけれど、とりあえずフットボールという競技が全国的に認知され定着するためには、地域校OBがコーチをしている限りは伸び悩む筈なんです。知識に上限があるからね。

そこで、各地域2~3校に対して、専任コーチ各1名を協会が派遣すればよいという訳です。
※全校にしないのは、単に費用的な問題から。

現在、サラリーマンの平均年収はだいたい500万程度のようです(参考)。

従って、「一定期間居住できる場所を無償で提供(家賃のみ)し、年収確保した上で5~6年間専属コーチとして1校に配置され、活動する前提で日本協会と雇用関係を結ぶ」ようなコーチを複数名雇い入れる必要がある訳ですね。
※契約は継続可能だが、任地は必ず変わる義務がある。なれ合い防止のためと、常にコーチ技術を学ぶためには中央チームに復帰しなくては困難だから。

このコーチについては、
1.1~4月までは地域協会主催でコーチクリニックを主催する義務を負う
2.地域の評価を受け、コーチとしての適正が疑われる場合は延長できない
3.ビジネスコーチングの教育を必修とする
4.連盟主催の安全教育・保険教育の受講義務
5.地域連盟の運営には関与しないが、ルール・メカニックには関与する
などを課す訳です。
この場合、。現在派遣が必要なのは北海道・東北・東海・北陸・中四国・九州。各地区3チームに派遣されたとして18名の雇用が必要で、9千万(平たく言えば、「1億」ですな)を、最初の10年間捻出する事で相当のスキルアップが出来ると思うのです(10年経過したら、人数の増減は発生しますので費用は変わります)。
費用配分は、日本協会6:地域協会2:学校2。従って協会5400万、地域協会1800万、チーム100万+家賃を負担する訳ですね(いずれも1年単位)。

コーチになる人は、フットボールでメシ食えます。ただし家庭は保てません(契約切られたら生活の保障はない。当然ですよね。しかも多分チームが用意する下宿先は安い学生寮みたいな所になりそうですからね)。たとえば地域協会が遅配する可能性もあるので、蓄財のためにはバイトもしないといけないでしょう。

正直、各地区1人でもいいんですが、まず該当地域の政治的な駆け引きに巻き込まれることは間違いないです。だから、最初から複数人を配置した方がいい訳です。しかも、任期が過ぎた後は残れない(生活のために移動する)事になるので、どろどろしたものには巻き込まれなくていいですよね。

ある程度期間が過ぎた時点で、今度は登録コーチを主要リーグ3部以下に派遣するようにします。この場合は協会4:派遣先連盟2:チーム4としますけどね(主要リーグには地域振興の意味があるから協会の負担が増えるが、主要リーグの場合は実際にセミプロコーチ-職員採用コーチが実在するので、あとはチームと学校の努力となる。よって補助率を減らす。派遣先連盟が負担するのは「本来やってるチームがあるのに派遣を求めるチームが出るという事は、連盟内改革が出来ていない」というペナルティの意味を含める為)。

その次のステップとして、連盟の負担を数年おきに減額し、チーム負担額を上げていく。
これは10~20年したら、各地域に高いレベルのコーチがそろう為です。減らした連盟の負担分は全国コーチングカンファレンスを開催する費用に廻す事で、より高いコーチを生み出す原動力になります。
そして30年程度経過した場合に、この制度を廃止して、コーチ年金(ライセンス取得者に対しての最低生活保障給付。但しコーチ以外の職業に就業している人は対象外)の支給とチームの雇い入れ金で活動させるようにする訳です。
(この制度の開始当初は、1チームに支給対象コーチは1名のみ在籍、というルールを付けること。でないと学校の体力によって買いあさりが横行する為)

こういう事をすれば、地域の底上げも果たせると思うのですがね。

まあ、少なくとも基準もなく「トーナメントは時期尚早」とか言うよりは、建設的な提案じゃないですか?

甲子園ボウルについての私考

調べてみると朝日新聞サイトに記事が出ていたようですね。関西版だけなのかな?

---以下、アサヒコムからのコピーです----

今年で63回目を迎えるアメリカンフットボールの東西大学王座決定戦「甲子園ボウル」が、来季からトーナメント方式の選手権大会に衣替えしそうだ。現在は関東、関西両リーグの王者による対抗戦だが、全国8リーグの優勝校によるトーナメントに移行する方向。「甲子園ボウル」はその決勝として名が残るという。20日に開かれる日本学生協会の会議で方式などが話し合われ、来年3月までには新しい選手権大会への移行が決まる見込みだ。

 これまでは、東北や九州などのリーグに所属する大学は出場の道がなく、「不公平」「(甲子園ボウルは)真の大学王座決定戦ではない」という意見が根強くあった。11年前にも選手権構想が持ち上がったが、関東、関西両リーグと地方リーグの実力差があることなどから頓挫している。

 現在も実力差は埋まっていないが、来季からの中継を検討しているNHKやスポンサーの意向などもあり、選手権導入の流れが加速した。従来通りの甲子園ボウル開催を希望していた関西連盟も「大会の継続、競技の底辺を拡大する意味でも(選手権化は)避けられない状態」という。

 過密日程やかさむ遠征費用など、課題は残されている。それでも、地方リーグに甲子園ボウルへの道が初めて開かれることで、東海学生連盟の吉戸広文理事長は「学校側の部の強化、活性化しようとするモチベーションの向上につながる」と期待している。

---以上、アサヒコムからのコピーです----

この予想トーナメントには異論があるのです。

現在、東海・北陸は「関西2部とプレーオフを行い、関西1部への入れ替え戦への出場権を得る」スタンスであり、いきなりこんな簡単に望んでは関西2部に対して失礼に当たりませんかね?
また、中四国リーグと関西学生3部では地域が重複しているため、岡山大、徳島大、鳥取大、吉備国際大はリーグ転籍の義務がある(つまり、関西は関西でエリアを限定し直す必要がある)んじゃないですか?

リーグ戦の日程と試合数から考慮して、次のように組むのが適切のように思います。

1.原則地域リーグは10月までシーズン終了。出来れば第3週に終わるようにリーグ規模を改める。
2.地域性と規模を鑑み、初回からしばらくの間は東北リーグと九州リーグを第1シードとする。
3.甲子園ボウル主催の関西学生リーグは初回からしばらくの間、最終シードとする。

従ってこっちの方が筋っぽくなります。

ただし、個人的な意見で言うと、関東は1ブロックのチーム数を減らすべきだと考えているので、その場合は成績次第で関東のシードが一段下がってもも何台ないかも知れません。

 

 

 

 

 

もう1つあるのは、地域王座戦を復活させ、勝者と関東王者が甲子園招待選手権をやる、というもの。
何故関西に試合負担をかけないか、というと、あくまで甲子園が招待試合だからです。ホストは最後の相手と試合する権利があるから。10年後に、たとえば代表決定戦に地域校が常時出てくるよう(3年連続。かつ4本差以内)にれば、関西に負担をかけてても良いでしょう。(とはいえ、あくまで、地域性に拘るのではなく、戦力に比例した負担である)

誰も気にしてないのか、「主催新聞社系列の放送局が、放映権を手放す」という事態について考察されたものを見たことがありません。
どうしてそこに目を向けないのか判りませんが、少なくとも「関西の招待試合で日本一が決まる」というのは、世間的に却下されたと見るべきでしょうね。

そして、日本協会に望むのは、なんとかスポンサーを探して「国内レベルアップ作戦」として、地域リーグに優秀なコーチの派遣を行うようにして欲しいのですわ。多分それがないと、不要論のままで終わりますから。