空気の読めない党首

社民党・福島と国民新党・亀井の両党首の事。

まず福島党首。自分では正義のパフォーマーだと勘違いしてるところが露骨で嫌なんですが。
※一応、以下の意見は「政治的に」という所だけの論点です。それ以外の視線は一切挟みません。
正直、60年も居座った基地をどかすというのは大変なことで、正直落ち目の「保守右派に反対するしか能がない」政党が出たとこ勝負で妄言吐いても即実行できるはずがない(少なくとも、沖縄以外の人が真剣に検討したのではなく、こと福島社民党以降は単にアンチ自民右派としての沖縄撤退論しか聞いた事がないのである)。
しかも、それなら政権交代直後から声高に叫べばよいものを、何をトチ狂ったかこの年末のギリギリになって言う事はなかろうに。こういうところがパフォーマンスでしかないのである。
最近、執行役員が偉そうに「前から硫黄島かグアムと言っていた。昨日今日行って見てハイハイでは納得できない」とホザいていたが、社民党議員団が硫黄島施設やグアム施設について今回の防衛大臣以上の密度の視察を行ったのかと言えばNOな筈ですが。第一、そういう目的で基地視察させてくれる筈がないからね。

誤解無きように言うと「沖縄の基地はもっと減るべきだ」とは思っているし、それは速やかに施行すべきだとは思うが、今回の社民党の行為はパフォーマンスに過ぎないと言っているだけです。
政権発足当時やオバマ来日時点で断固たる回答をするといったような、そういう姿勢に結びつけるような活動を何一つしてないだけで、もう救いがたい。社会主義を目指している訳でもなく(だから何度も言っているが、社民党のスタンスはアンチ自民党右派に成り下がっている。まだ共産党の方が筋が通っている)、そろそろ党執行部は自分が何をしでかしたかよく考えて欲しいのである。

次に亀井静香。この人は公共事業万歳主義者でしかないので、早々に退場願いたい。補正予算におけるみっともない醜態は、昔の自民バラマキ政策と同じ事和しろと言っているに過ぎない。
基本、現在の不況はマーケット不在に原因がある訳だけれど、マーケット不在はどこから来たかというと「働けない」人たち-自分の意志で長く働くことをしない上に、それを環境のせいにする人たちの事であって、就労難民をさないので注意のこと-が増えた事から来ている。
たとえば、実際には求人を出しているヘルパーや農業法人といった所でも、定着率が低いのは仕事をえり好みする人が多いからである(本気でその道を究めようと思っている人たちはかなりの確率でその産業内に定着する)。
そういった「贅沢な貧民」をいかにして減らすかが課題なのに、やっている事は逆なのだから恐れ入る。
平たく言うと、現在の「働けない」人は、公共事業の土木工事を増やしても救済できないのである。
この国の産業構造は、そうなっちゃったのである。
そこに気づかない亀井が補正規模を膨らませろとか言うから、問題になるのだ。それだったら自民党の言うとおり、凍結した補正予算を執行する方が効果はある。但し、目くそ鼻くその世界での話だけれど。

こういう政治家には一刻も早く退陣して欲しいものであり、選挙区の地盤の人たちは、こういった無能議員を徹底して懲らしめるべきなのだ、と本気で思う次第であります。

もっとも、前原大臣のような駆け引き下手も困るんだよねえ。

最近の出来事として、大分トリニータの話

大分トリニータの資金ショートの話について、降格が決まってから社長がくそみそにたたかれています。

まあ、基本から言うと「大分という土地の規模から考えて、そもそもまJ規模のチームを支えることが出来たのか」という根本を誰も言ってないのが気に入らないのですがね。
正直、大分はバスケもバレーもチームがある訳で、大分・別府を合わせてね3チームを維持できるとは思えないのですわ、本来は。実際にはバレーは常に最下位争いですしね。
その中で夢見た人がいて、その夢を達成するために精一杯背伸びをした訳です。
その結果、一度たがが外れると最後まで転げ落ちるという事になる。

ところがサポーターと呼ばれる人たちの言動・動向を見ていると、そういう所に触れていないのね。ただチームを破綻させた事と2部に落とした事で糞味噌に言うだけ。カンファレンスを多数開いているにもかかわらず、そういう所に触れた経緯も何もない。
なんか、端から見ていた「よっぱらいのヨタ」にしか見えないのですわ。

確かに、退任した社長さんについては実に官僚的な動きをしていたと思います。つまり官僚的な政策として「成績が良ければ外部からお金が入ってくる」という単純思想から抜けられなかったという事ですよね。
ところが残念なことに、シーズンチケットの売り上げが予想より伸びなかったという事から、思ったほど地元の潜在購買層が膨らんでいなかったという事実に直面したわけです。
これは、熱気の中心の人が熱気に酔った時に起きる現象です。周りが見えてないという奴ですね。
結果論ですが、もしここで冷静に対処していたら、あんな無謀な資金管理は無かったのではないかと。

さらに試合で怪我人が続出。あれは明らかに芝のせいです。よく「芝はいいわけ」といいますが、事実は事実です。あんな劣悪な芝で試合を5ヶ月に渡って開催していた事の責任は、スタジアム管理に所有者(つまり県です)が無頓着であり、結局日本代表戦キャンセルの事態まで放置した訳ですから(長い中断期間に何もしなかったという事実は動かない)、地域の理解がそんなものだったという事を認知しなくてはならなかった訳です。
※実際芝が問題なら、1~2試合を大分陸上あたりで代替開催すべきだったのである。収容人員の問題があろうとも。

このように、基本的には指揮者が陶酔したことで資金がショートしたというのは事実です。それでも試合しなくてはならないから帳簿を操作して資金を捻出した訳です。それでも足りないというのは、もう明らかに経営のミスです。

しかし、ではサポは何をしていたか。実はチームに新たにお金を落とすことは何もしていない(つまり、自分の分はお金を落とすが、新たにお金を落とすことに寄与していない)ようなのである。
新スポンサー反対、犯罪歴のある選手獲得反対、フロント批判。全部裏目ではなかっただろうか。
かつて横浜大洋の投手が性犯罪で逮捕・解雇されたが、彼が中日と契約したときに、中日ファンは彼を全否定しなかった。そこから見たら、あまりに稚拙。結果としてサポの心の狭さを見せつけたし、その結果でスタジアムに足を運ばなくなった人もいねのではないか。
スポンサー反対のせいで、新スポンサーは期間を短縮することを宣言した。この結果資金はショートした。
スタジアムに行けば傲慢なサポがいる、という印象を与えた事による客離れは、かつて柏・浦和・広島で発生している。そういった面を全く学習しないまま、「自分たちだけがチームを支える正義の味方である」と振る舞っているサポーターがチーム運営に干渉しているという事実の方が、チームに悪影響なのではないだろうか。

まあ、基本的には経営者がツメを誤ったのは避けられない現実です。だが、自分に酔っているサポが経営干渉をするなら、元々バックボーンのないチームは経営なんて成り立たないのである。
これはJFL時代に横浜FCが何度となく繰り返したお家騒動と同じ事ですが。結果として不満分子が離脱(切り捨てとも取れるが)したことで、横浜FCは今の位置までなんとか維持できている。そういう事を理解した上で、大分サポーターはフロント批判を考え直すべきであると思う。

Jに関しては、地域密着という思想を良しとすべきであるが、その為に必要な経営指南を加盟申請チームには行っていくべきなのだが、残念ながらそういう話は聞かない。
特に最初は行っても、10年目チェックなどをしていない。
現在J1にあるチームの大半が、母体企業のあるチームである。そこから外れたチームは小規模経営で、常に累積赤字である。累積赤字を改善できないチームには、四半期毎の財務チェックが必要であり、もしそれが行われていたら大分の悲劇は止められていたかも知れない。
まだまだJは幼いのである。そこを理解して欲しい。

ちなみに、久保田個人の意見としては、大分は3年で融資返済が不可能なら解散すべきだと思う。そこで地域リーグからまた始めればよい。横浜FCのように、である。その時に、あれだけ経営干渉したサポーターが、どこまで身を粉にする事が出来るか、が本来問われる地域密着のあるべき姿だと思うのである。
本当に愛しているなら、ね。

最近の出来事として、事業仕分けの話題

民主党がやっている事業仕分け。色々話題になりました。
正直に言うと、あんな短時間で専門知識のない人が「はじめに削減ありき」の姿勢だけで官僚たたきをやった事による効果なので、申し訳ないけれど一部に不具合が起きていることは認めなくてはいけないと思いますよ。

ただ、そもそも「公開裁判」とか言われているようなみみっちい根性で反論するのも如何なものかと思います。
普通、企画を通すためには厳しいプレゼンを通過させる必要がある筈です。民間企業では普通そうです。
で、それについて官僚はあまりにも不慣れすぎた訳です。
途中で仕分け人が「そんなに必要ならもっとアピールしてください」と言ったのは正論ですし、理路整然と切り返すことが出来なかった官僚側の不手際でしかありません。
こと、今回の事業仕分けを批判的に報じる記事を多数配信している産経新聞には「貴社の質が低い」という事を言わねばならないと思います。産経さんは企業の企画部門にいた人をスカウトして記者育成をさせた方が良いと思います(だから産経はいつまでたっても一般紙とは呼ばれない、大衆紙に振り分けられてしまうのである)。

そんななかで、気になったトピックをいくつか。

・スーパーコンピュータの件
科学分野が一斉に反発してますが、申し訳ないけど「なんだかなあ」という気がします。
議論は2つある筈なのに、混同している気がして成りません。
一つは「スパコンを使って分析する」という事。この件については仕分け人の方が正しくて、「別に世界一でなくても、必要な研究は可能である」という事になります。必要なスペックを割り出せば、世界一である必要は何処にもないと思われる為です。その代わり多少速度が劣っても、台数を増やすことが出来れば「順番待ち」を解消することになると思うのですが、こいういう議論は一切聞こえてきません。
もう一つは「スパコンを作る」という事。電算システム開発のための技術力を磨くためには、目標として「世界一であるべき」という姿勢は正しいのです。ただし、現在開発を進めているスパコンが、世界最速になる事は考えられない上に、仕様上に大きな問題を抱えていることが判っている(具体的な事はスパコン漫遊記さんで確認できます)為、現在の予算停止そのものは正しいと思うのです。
つまり「真剣に世界一を目指す為の努力をしているのか、己の技術をごり押ししようとして金を無駄に浪費するのか」を理解していない技術屋が、予備費を含めて大量に金をキープしてないと不安、という予算に対して「そりゃあ駄目でしょう」と言われただけの話です。

・大学予算の削減
もうこれは、「自分たちで飯の種みつけなんよ」と言われた訳で、形態として士はアメリカのように大学スポーツの利益をすべて運営費に回す仕組みを作り、かつそうなる為に大学スポーツのビジネス化と中継の多角化を図るようにするとか、特許で食っていくか、という話にすげ替えられてしまった訳です。
それだったら、大学運営寄付に対する非課税措置も検討して欲しいモノです。お金を貯める事を目標にしてしまった人たちからお金を搾り取る(最終的に現物市場に資金を投下させる)手段としては最適だと思いますよ。

・その他
やはり仕分け人の数が少ない。3グループではなく12グループで、その変わり復活仕分けを実施する形で実施すれば、もっと深い議論が出来たのではないかと(別の視点からも精査できるので)。
そういう意味では蓮舫議員のようなカッコツケ、頭から決めつけ系の人がたたみかけるように言い放つ今回の仕分けには、やや疑問が残ると思いますね。

時間が経過しましたが、先週の関西遠征についてのまとめ報告

アメフト以外で。

まず、宿を取ろうと2週間前から奮闘したのですが、大阪市内は全滅。府内も関空付近にわずかにあったものがあっというまにアウトになる。神戸も全滅。京都・奈良はいわずものがな。
いや、カプセルホテルはあったんですがね。あれは最後の手段と言うことで。

そのうちグリグリ探していたら、三田の奥に神戸三田 新阪急ホテルさんが開いているのを確認。一応、三田付近といえば大阪への通勤圏であるから、良しとしようということで、ここをキープ。(駅は神戸電鉄の「パレットタウン中央」です)

えー、関西の人がちょっと吹いてる可能性も否定できません。
実際に行ってみた感覚として東京で言えば「幕張のイベントの為にわざわざ南大沢に宿を取った」みたいな。
いやいや「横浜のイベントのために印西牧の原に宿を取った」かもしれない。
そんな立地です。つまり問題のパレットタウンというのが、平成8年頃から開発されたニュータウンで、しかも鉄道から見て三田経由大阪都心向け、ですわ。(通常、東京近郊で考えれば、鉄道会社の拠点である神戸方面に直通させる事を考えるだろうが、線路敷設の都合かパレットタウン中央始発はすべて三田行き。駅に折り返し施設がありません)

さて宿が決まった事でふと思いついた事が。

そんな訳で昼過ぎに新幹線に乗り、目指すは新神戸。
何でって?そりゃああなた、アレデスヨ。
ちょっと三宮で買い物して、目指すは新長田。
そう、これです。

 いきなり背後から見たとき、最初はさっぱり判りませんでしたが、いきなり認識したときの迫力はお台場ガンダムの比ではありませんでした。
え?手前のブレてるおばちゃんたちではありませんよ。

よる~のまち~にがお~
という事で、原寸大鉄人28号でございます。

て、色々ある中で、原作版です。(色々ある、とはリメイク版の「太陽の使者 鉄人28号」自称続編の「鉄人28号FX」実写版映画「鉄人28号 白昼の残像」などがある為。個人的には今川版「鉄人28号」は駄作ですね。あれは鉄人でない自作キャラでやるべきです)。

近くにマンションがあるのでスケールが判って大迫力でございました。
その後地下鉄経由で神戸電鉄に乗りました。いやー、考えられなかった。
塗装の剥げ落ち方。多分大半がこういう老朽車体なんでしょうね(パレットタウン方面に新造車があるのは見たが)。
そしてホテル近辺はまだ開発されきっておらず、近くに商業施設があるのみ。

ただ、朝はきれいでございました。

遠く山がかすむ美しい景色です。

最後に。今回福知山線で大阪まで移動したのですが、あの事故現場では手を合わせずにはいられませんでした。
事故の犠牲となった多くの皆様のご冥福と、後遺症に苦しむ被害者の方々が一日も早く日常生活に復帰できるよう、鉄道好きとしては祈らずにはいられませんでした。
無邪気に鉄道好きだから、とか言うだけの時代は終わったと思うのです。

11月以降の観戦予定

少し仕事が詰まっているのでどうなるか不透明。

月 日 会  場 開始時間 試合
11/1(日) アミノバイタルフィールド 16:30 東京大学-一橋大学
11/7(土) アミノバイタルフィールド 11:00 関東学院-帝京大学
13:45 専修大学-中央大学
16:30 日本大学-早稲田大
川崎球場 11:00 パイレーツ×オール東京ガス
14:30 富士通×日本ユニシス
8(日) 大井第2球技場 13:45 横浜国立-一橋大学
16:30 立教大学-国士舘大
アミノバイタルフィールド 11:00 東海大学-東京大学
13:45 日本体育-慶應義塾
16:30 法政大学-明治大学
川崎球場 11:00 オール三菱×ブルザイズ
14:30 IBM×パナソニック電工
長居球技場 11:00 エレコム神戸×アズワン
14:30 吹田マーヴィーズ×アサヒビール
平和台球技場 14:00 九州大-愛媛大
14(土) 川崎球場 11:00 ハリケーンズ×オール東京ガス
14:30 日本ユニシス×アサヒ飲料
光明寺球技場   名城大-北陸
15(日) 川崎球場 11:00 富士ゼロックス×ブルザイズ
14:30 オービック×IBM
長居球技場 11:00 アサヒプリテック×アズワン
14:30 吹田×鹿島
駒沢陸上   関東A-小樽商科大
  関東B-仙台大
22(日) 川崎球場 11:00 オール三菱×ハリケーンズ
14:30 パイレーツ×富士ゼロックス
長居球技場 11:00 アサヒ飲料×富士通
14:30 パナソニック電工×オービック
23(月) 川崎球場 11:00 アサヒビール ×鹿島
長居球技場 11:00 エレコム神戸×アサヒプリテック
四日市ドーム 13:00 西日本準決勝
29(日) アミノバイタルフィールド 13:00 東日本決勝
王子スタジアム 13:00 西日本決勝
12/5(土) 長居球技場 14:30 Xleague準決勝
6(日) 横浜スタジアム 11:00 Xleague準決勝(予備
14:30 Xleague準決勝
13(日) 甲子園 13:00 甲子園ボウル
21(月) 東京ドーム 19:00 JXB
1/3(日) 東京ドーム 14:00 ライスボウル

8日は仕事の都合。出来れば法政-明治は見たいが。

今、はたと気づいた

10月、一試合も見に行けなかったっ!!! 来週は絶対日曜日だけは行くんだっ

この所仕事が詰まって(会社および組合)、結果として休日出勤をしたりしてます。ムリをして残業しまくればいいんでしょうが、どうも職場の空気が8時5時の雰囲気が強くて(フレックスですが、標準が9時6時)、なんかやる気がわかないのね。
※久保田の性質上、残業無しなら隔週で6勤1休の方が向いているようです。

その上モチベーションは下がるし。実はNFL録画視聴はまだ2週目が終わったばかり。3週目に入る所で、このクライマックスシリーズのもりあがりで。

あと、なかなか体調が戻らないです。困ったモノですわ。

ははは、もーね、あとはtotoBIGしか楽しみがないですわ。

五輪招致について

今週いきなり実家から「ネットに接続できない」という泣きが入り、金曜の晩から実家に行ってメンテナンスしましたので、土曜日は観戦休養しました。(ちなみに、ルーターの電源を入れ直しました。管理画面からでは効果がなかったので、おそらくフレッツ網のメンテナンスで切断された後に不測の事態が発生したのではないかと。もう5年もたっているルーターなのですが、あと8年は維持しないと-8年もすれば、両親が引っ越す筈なので-)。

で、深夜に見ていたテレビ中継で、五輪開催地の投票を見て。
まあ予想通りの結果ですが、これでまず五輪招致に必要な条件とプロセスがはっきりしたと思います。
 1.赤字を許さないだけの国家的補助の存在
 2.複数回開催する為の「レジェンド」としての価値
 3.あまりに近い距離での投票直近で開催された事への忌避
 4.都市と言いながら国で決まるロビー活動
この4点を精査しないといけないですな。

1.について。これはモントリオールによって路線が定まったものですが(大赤字で、それ故に市民が20年以上の間の増税による支払いが発生した)、今回に関してはそこが弱かった事がシカゴ落選の一因です(但し、そこがすべてではない)。

2.に関しては、確かにアテネやロンドンといった大会が21世紀に入り2度目の登場を果たしていますが、バルセロナから20年近くヨーロッパ開催がない事が影響していると思います(冬のトリノはありますが)。しかし日本開催は「長野」があり、かつアテネやロンドンのように「かつての栄光の開催地」というインパクトがないのです(それは、幾多の国際大会が開催されている事も影響していると思われるが)。

3.についてですが、平たく言うと「北京のあと8年後に東京? アジアはいらねーよ」てという感情ですね。だから、今回本気で取りに行ったというなら、そこは無能の極みという事です(2024年を狙う為のロビー活動の一環ならですが、だったら落胆してはいけないのです)

4.についてはもはやオリンピック招致は「国家プロジェクト」です。オリンピック委員会という団体の独自の活動ではない、という事につきます。それはすなわち、アマチュアリズムとはかけ離れた金権支配と権力闘争の世界です。滅私奉公型アマチュアリズムを全面にしているこの国のスポーツ界(かつ一部の人で既得権を独占するちっぽけな野心で満たされている支配層)では、到底かなう筈もありません。

でもね。個人的には「現在の五輪をとりまく環境からして、東京では絶対にムリ」と思うんですがねえ。
真夏の外気30度超・湿度檄高があたりまえの東京都心でフィールド・グラウンド競技が可能か。
選手の移動は原則専用バスだが、渋滞対策がなにもないのに出来るのか(選手に、この複雑な東京の公共交通機関を乗りこなせなどという暴論を吐くのか?)。
ゲリラ豪雨に対応できるのか。
開催期間中に他のスポーツイベント(インターハイ、インカレ、高校野球、国体)が開催出来ない。
アメリカ基準で人気競技が開催できるのか(NY時間で時差が12時間ある訳だ)
などなど。
とにかくどうして楽観視できるのか、不思議なんですわ。

まあそもそも久保田的には日本開催地が東京に決まったプロセスがとても嫌だったので、はっきり言ってしまえば「石原、ざまあみろ」なんですよね。
※主観的な言い回しですが、「福岡が立候補して着々と準備していたのに、石原慎太郎が名誉欲剥き出しに横やりを入れて、JOCに政治的な圧力をかけて報告書を東京有利に書かせて奪い取った」ようにしか見えなかったのですよ。事実かどうかは別として、石原慎太郎が政治力を行使しなければ福岡が候補地だった筈なのです-そもそも東京五輪開催に向けては、施設建設予定地の築地市場移転の問題が解決していないのに、それを無視した答申だった訳だ-。

もう、次の選挙では石原慎太郎を候補にしてはいけないのです、政党は。別に彼が右翼思想の強い人だからではなく、新銀行東京といい今回の招致といい、ハコモノ思想と名誉欲で無計画に風呂敷を広げるだけの人だと言うことが判ったから、です。そして、正直に言えば新銀行東京の執政責任は都知事にあるので、石原慎太郎は都民に対して全資産をもって追加投資分の返済をする事と、政治舞台から消えて無くなるべきです。
彼のせいで、東京は、10年を棒に振ったと思います。

ちなみに……テレビで「残念ですぅ」と脳天気に言っている街頭インタビューの人たちは、推進賛成派ではなく「単なる傍観者」です。本当の賛成推進派ならば「信じられません」と言う筈ですから。

このところさぼり気味な理由

ははははは。気がつけば先週の試合からもう1週間経過してしまった。

何故さぼっているかというと。
この所の東北楽天ゴールデンイーグルスの試合がすごいことになっているからです。

楽天が教団創設したのって、ちょうど久保田が一人暮らしを始めた時で。
あの最初のシーズンのボロボロはねえ。かわいそうでしたよ。明らかな既得権の嫌がらせ分配ドラフトで。
最初にオリックスが20人、次に楽天が20人、を交互に選ぶ。従って発生したのは「1軍でトップレベルはオリックス、その他大勢+1リーグ化に反対した選手会中心人物が楽天」「2軍で伸び盛りな選手はオリックス、イマイチ伸びきれなかったのが楽天」となるあの分配ドラフトは、絶対に間違った行為です。
実際に行われるべき分配ドラフトは以下の通り。
・母体は両チームの引退以外の全選手
・投手と捕手で、3人ごとに交互にドラフト。
・内野手とDHで、4人ごとに交互にドラフト。
・外野手で、3人ごとに交互にドラフト
・ドラフト会議で1~3巡に特別指名枠を両チームに+2し、かつ選手とのトレードを認める

明らかに嫌がらせだった中で、本当に球団社長以下、温情トレードなどで厳しい利益感の中でやりくりし、野村監督の元で選手を育てた訳だ。
ちょうどバールボウル見たくてスカパー!に加入した直後。6月の試合で9回裏4点差、打者関川がボテボテの内野ゴロを打って一塁にヘッドスライディングしてガッツポーズ!というのを見てから、なんだか泣きたくなるような試合を重ねて必死で戦っているのを見て、胸打たれましてねえ。
個人的には三木谷さんという人があまり好きではない(基本ホリエモンが地雷踏んでゴタゴタした所を後からおいしい所だけさらっていく。失敗したのはTBSの買収だが、まあ本当はTBSオンデマンドをやりたいので、と言っておけば良かった筈なんだよね)のでアレですが、現場に罪はありませんから。

実際、2008年度の5位にしても、清原引退で盛り上がったオリックスがつい調子こいて上に行った分下に追いやられた感じの5位だから(つまり、去年のオリックスは実力ではないといいたい)、実際にはそれなりに自力をつけていた事は明白。
やっとここでクライマックスシリーズに出れそう、どころか首位と5.5ゲーム差ですよあーた。実はあと日ハムが4連敗して楽天が4連勝したら(お付き合い可)、マジック消えますわ。
さらに山﨑武史が、ホームラン2本差、打点9点差ですよ。おいらと同じ歳ですぜ、旦那。

毎日しびれる試合ばかりしくさって。
ここ数日のリリーフ崩壊は、杉山コーチのインフル離脱による、作る準備のタイミングが狂った事が原因と見た。
だから、みんな腕がちぢこまって変化球が甘くなったり腕が縮こまっていたり。
それでも徳俵に残って勝っているのは、すごいことですよ。

ノムさんが監督に残留するには、実は優勝ではない。クライマックスシリーズ第2ステージ最終戦、僅差で敗北する事。
優勝しちゃうと「その遺産で数年は」となってしまうし、これ以下の負け方だと「目先を変えて」となる。そもそも75歳になってまで監督して、ポックリ逝かれる方が日本球界には損失だ。
それならNPBのコミッショナーになってもらった方がいい。

そんな思いで毎日テレビにかじりついてます。試合終わったらニュースのハシゴさっ

だもんで、色々滞ってます。

サッカー日本代表の対オランダ戦を見て思うこと

ネット上では岡田監督けちょんけちょんであるが、そのポイントをはっきりしておきたい。

基本、岡田監督は試合前に大風呂敷を敷き、終わってからしたり顔のコメントを出す事が多い。
でもこれについて言えば、広報がしっかりしていない日本協会の不誠実な対応に業を煮やして大風呂敷を広げざるを得ないのではないだろうか。
前回監督だったフランス大会の時、スポークスマンが岡田監督だった(マスコミがぶら下がり、それを協会が良しとしたままフォローすらしなかった)事がそのまま続いているのである。
その逆、岡田監督が強化委員を通じてチームに強化ポイントを指示しようにも、そこでチームが乗ってこない(というより強化委員の権威が全くないと言っていい、人材発掘とマッチメークにしか能力を発揮できない)という事で、責任を全部監督が背負い込む仕組みにしているところが問題なのではないか。

元来「W杯ベスト4を目指す」というのは、監督の発言であってはならない。それは強化委員長の発言であり、それに基づいてコーチングスタッフが選ばれる事になる。
ところが今回は、そもそもオシム監督の時点でそういう方向は丸でなかった。というより、J発足前後から現在に至るまでオフト・トルシエ以外すべての監督においてこのポリシーを感じられない。
すべて最初に人ありき、なのだ。

ちなみに今回のオランダ戦は、別にバテたから交代させる必要があった訳ではない(ここで勝負にのみ拘って無駄に交代を増やしても意味がないからである。それをすれば、スタミナ切れが起きた後の対処を考えさせる機会が奪われる)。従って交代枠を使い切らなかった事が非難の対象になるのはおかしい。
結局ジーコ時代から言われていた「ペース配分」に対してあまりに選手(および所属チーム)が意識せず、クライマーズ・ハイのごとくプレスかけまくれば、当然バテる。岡田監督が「90分間プレスをかけつづけられる」と行っているのは、実態としては「90分に至る迄の要所要所で、相手にプレッシャーをかけて相手いやがられるプレーが出来る」であるはず。

次いで本田についてだが、彼を使うならダブル中村は使えない、というのが本質ではなかろうか。つまり、攻撃の選択肢を本田にのみ預ける為、それ以外の仕事をさせる為には中村俊は使い物にならず、中村憲は位置的に本田の邪魔となる。
ついでに言うと、今のシステムをそのまま使うに当たって要となるのは、遠藤である。遠藤とのバランスを考慮した場合、本田は適切ではない(遠藤から組み立てる場合、本田とのコンビではボランチが追い越すことが出来ない。本田がボールを奪われたとき、守備をしないから中盤をフリーにしてしまうので)。

ちなみにフォワードについては、現在のシステムでは岡崎と玉田が同時に出ているようでは駄目。巻兄弟のようなセンタータイプを置いた上で、中村俊をトップ下にして組み立てるようにしないと効果が出ない。

いずれにせよ、現状の日本代表の欠点は監督とか戦術とかにあるのではなく、基本的な強化指導を出来ない強化委員会のほうに強くある。だいたいドイツの総括があんなので、その後を組み立てる事なんて出来るはずがない。

だから、今から岡田監督を更迭しても何も変わらない。それを外国人コーチは判っているから、よほどの大金でも積まない限りは来ない。それでも更迭してもらったとしても、何も価値が生まれない。いっそ岡田監督に3戦全敗してもらった方があきらめも悪態もつきやすい。

そう思うことにしている。
少なくとも岡ちゃんは、日本代表に関して言えば、上司に恵まれていないと思うのだけれど。

色々今日を振り返る(試合以外で)

寝坊しといてそれはねえだろう、という意見は承知で。ええ、寝坊したから第1試合見損ねました。

まず、昨年の10月の観戦記で書いていた「ラスト・サイゴン」さんですが、今日久しぶりに寄ったら、こりゃアカンて。改装中なのかも知れませんが、店半分しか開いてないし(甲州街道側の席に行けない)、メニューがフォーとカレーバイキングだけですよ。これではどうも、ねえ。
次いで今まで和食ファミレスだったところが居抜きでステーキハウスになっていたんですが、帰りに寄ろうとしたら、空席あるのに待ちがゾロゾロですわ。これは客さばきが悪すぎるですよ。
※気がつけばいつの間にタコライス屋も撤退していた。もしかしてあそこってものすごい立地悪いのか?

さて、今度は当番校さんに文句。
あのね、第1試合から第2試合の間に2時間開いているからって、だらけてだべっていてどうするよ。(ちなみに、こういうのはファーストフードやコンビニの不人気店でもよく見る。)
入場券や物販は企業の受付と同じで、常に「判断の対象」になるポジション。複数人でだらしなく笑い転げているようでは話にならないのである。こういう所は凛として望んでいただきたい。

次にチアリーダー。
私が会場に向かっているとき、飛田給の駅から味の素スタジアムの手前の陸橋まで、某大学チアリーダー部の女子が前を歩いていたのだが、これがまたみっともない。
年頃の娘であるとかそういう事はいいわけに過ぎないのだが、まあけたたましい事。それを誰もとがめない事。げんなりである。
あまつさえ歩道の幅一杯に広がって通行のじゃまになっているのに、気がつかない振り。
団体行動というのは、一般市民に迷惑をかけないように整然と行う事が求められる筈であるが、彼女たちにはそういう思考は全くないのだろうか。
※ちなみに、帰路につく選手にもこういうケースがある。しかし大抵は、人に迷惑をかけたと自覚すれば片側による。彼女たちはそういう事が見ていた範囲ではなかったので、敢えて苦言を申し上げる次第である。

続いて、これはチーム名を出さざるを得ないのだが、横浜国大のチアである。当然、連盟事務局にも叱責が及ぶべき事だ。
""
メインスタンド中央ブロックは「お客様優先席」として選手関係者の着席をさせない場所である。

ところが、上記のようにチアが大挙して場所を占拠し、そのまま踊ってコールしていた。
それではそもそも、一般客に失礼だし、それに他チームだってこうしたいと言われたときに統制がとれない。
関係者は何故止めなかったのか。
ちなみに移動しているときだって、一般の客におかまいなしでだらしなく右に左にうろついていた。
他チームはすべて本部棟側20ヤード付近で踊っている。スタンドに上がってあおるときも通路どまりである。
これは、完全なる暴挙に他ならない。これを認めた連盟執行部にも責任はある。

 

おまけ。

いったい何個もらったんだい。悪いけどこのままだと雨風夜露で箱が駄目になるよ。
(おそらく昨日からずっと使っていて、パレット4~5個分しか消化できてないと見た。1パレット4段×1段12箱×1箱12ケース、かな? 管理とか大変そうだぞ。まあ味スタの備品にしちゃえばいいのか)