1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | ||
パナソニック・インパルス | PI | 0 | 7 | 3 | 14 | 24 |
オービック・シーガルズ | OS | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 |
Q | TEAM | TIME | PLAY | TFP |
1 | OS | 4:26 | Safty(エンドゾーン内でファンブルリカバーしてダウン) | |
1 | OS | 8:32 | #12山﨑38Yard FG | |
2 | PI | 0:0 | #16佐伯50YardsFG× | |
2 | OS | 10:39 | #12山﨑44YardFG× | |
2 | PI | 12:50 | #42立川4Yard Run | #16佐伯Kick |
3 | PI | 3:41 | #16佐伯22YardFG | |
4 | PI | 0;12 | #5ジャモー 25Yard Run | #16佐伯Kick |
4 | PI | 4:48 | #42立川 1Yard Run | #16佐伯Kick |
パナソニック | オービック | |
1stDown(Run-Pass-Foul) | 5(4-1-0) | 21(5-15-1) |
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) | 33-149-3 | 36-1-0 |
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) | 10-4-0-26-0 | 47-26-3-277-0 |
Total(ATT-Yard) | 43-175 | 83-278 |
反則(Att-Yard) | 3-18 | 3-22 |
Punt(Att-Yard) | 7-268 | 6-158 |
PuntRet(Att-Yarrd-TD) | 3-2-0 | 7-17-0 |
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) | 2-0-46-0 | 5-0-92-0 |
Fumble(Att-Lost) | 2-1 | 2-2 |
攻撃時間 | 20分56秒 | 39分4秒 |
後半の、それもパントの戦術ミスで大ダメージを負ったシーガルズが自爆した試合、と言い切っていんじゃないかな?
素直に言ってガルズ守備はとても良かった。インパルス守備のレッドゾーン守備も凄かった。
※2Qに立川が独走した時だけが課題だったとはいえ、だ。
最初のつまずきは、もしかしたら1Qだったか、OLが負傷退場(2QにLSだった選手が背番号変更したので、Cが負傷した可能性は高い)なのかも知れない。そこからかなりインサイドを割られてサックされる事になったのと、必殺のアウトサイドゾーン自体をやらなくなったから、だ。
たがそれでも。試合は拮抗していた。
していたのだが……
2Q最後のクルカのパス。あそこから試合が歪み出す。
確かに立川の独走からパナソニックにTDを許したとはいえ、前半である。
あそこ無理にパス決めに行く必要はなかったんじゃないかな。結構無理投げ(プレッシャーきつかったのは仕方ないとしても)、失敗になってもインターセプトされない位置に投げるか、無理せず投げ捨てた方が良かったと思うのだ。
その失敗の後FGでも逆転だし、気パナには充分なプレッシャーになったと思うのだ。
※結果論と言われればそれまでだ。
そして3Q冒頭、この悪い流れの中でパナソニック守備がアジャストし始めた最初のドライブ。このパントが頂けなかった。
この時、少し右にロールしてから蹴ったのだが、右側のラッシュがきつくてミスパントになり、インパルスは敵陣32Yardからの攻撃になる。守備が凌いでFGらに止めたものの、だ。
さらに3Qも終盤、確かにFGで追加点取られたとはいえ5点差だったのだから、攻め込んで無理投げしなければ良かったのだ。ここもFGで良かったのだ(何故なら、2点差という事でFG1本で逆転可能だったから)。ところが直前のプレーで李がロスタックルを受けたせいか焦ったのか、クルカが2人で縦に挟んで守っていたレシーバーに投げてINTされてしまう。
で、そこを守備が止めてパントに追いやったんだけど、ガルズは3回でパント。
また、やらかした。また右にムーブして蹴ろうとしてラッシュかかってミスパント。しかもスクリメージ越えない最悪の結果。
これ、もしかしたら相手のラッシュをわざと受けてランニングイントゥかラッフィングパンターをもらいに行ったのではないかと疑うくらい酷いプレーだった。
これの時は絶対に深く蹴り込んで相手に圧を賭けるべきだったのだ。
結果としてジャモーのTDを生んでしまった。
ここからプレーコールが最悪なシーガルズ。点差を考えてロングパスを狙うのだが、レシーバーがオープンになる前にラッシュが届いてしまいスクランブルすら出来ずサック連発。ロスタックルを入れて4Qだけで7回ロスヒット、である(公式記録では試合トータル9被サック、ロスタックル-70ヤード)。しかもファンブルロストでガルズ陣1Yardとか、守備に申し訳ないだろうという失態。
これは辛辣になるけど、OL1枚削れて狙われているのにロングパスとかリバースからのフリッカーパスを複数回仕掛けたりとか、攻撃コーディネーター側の責任がとっても大きい。
少なくとも圧が凄い時にイックパスしか投げさせないくらいの統制をかけても良かった、クルカの負担を軽くしてあげられるプレー(ランが出せないのであればなおのこと)を入れてあげなければならなかったのだ。
※最も、クルカ自体の限界値がここだという事も言えるだろう。
そういう意味で、とにかくパントの選択ミスが自分たちを追い詰めたというのが避けられない評価である。
そして、今年特に顕著になったのが「ベテラン頼みのチーム」になりかかっている事。特定の選手に依存して、若手が成長しきれないまま引退・移籍に繋がっている。故に悪循環しとて特定の選手に頼り切ってしまう。その選手が怪我をしたり不調だったときにつぶしが利かなくなっている。
立て直すのに時間がかかるだろうなぁ
インパルスの方で気になったのはランプレー。
いや、基本的にインサイドのランしかしてないの。もっと積極的にオープン狙って左右に振るかと思ったんだけど(ジャモーはそういうプレーで強烈なカットバック切って唖然とさせたわけで)、終盤まで積極的に仕掛けたのはインサイドなんだよね。
もしかして、守備インサイドを意識して攻めていたのかな。そうだとしたら、立川とジャモーの独走以外効いてないので、凄く気になる。
もっとも後半は3回の敵失(ミスパント2回にファンブル1回)で距離が詰まっていたので無理せず攻め切れたといえるんだけど、その割にパスが悪すぎる。
パスが悪いのはひとえにガルズ守備が最高の守備をしていたという事に帰結するんだけど。