2023年9月18日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士フイルム海老名ミネルヴァAFC FM 14  14 
 三菱商事クラブ・トライアックス MT 13  13 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
2 FM 1:02   #12鈴木→#84パンデューセン 16Yard Pass  #94大野Kick
2 FM 6:06   #29山田7Yard Run  #94大野Kick
3 MT 7:00   #15河西34Yard FG×(Block)  
3 FM 10:44   #94大野48Yard FG×  
4 MT 4:40   #9山際→#24馬渡35Yard Pass  #15河西Kick
4 MT 11:26   #20伊藤6Yard Run  #9山際Pass×
  富士フイルム海老名 TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(4-7-0) 15(3-11-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 22-48-1 24-48-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 20-12-1-145-1 27-17-2-212-1
Total(ATT-Yard) 42-193 51-260
反則(Att-Yard) 1-15 3-5
Punt(Att-Yard) 3-120 2-47
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-10 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-41-0 3-0-59-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 19分47秒 28分13秒

いやはや、3日連続で「両チームの守備フロントが、相手OLを圧倒した。あるいは両軍ともOLが相手守備フロントに為す術なかった」試合に当たるとは……。
しかもこの試合に至っては、富士フイルム完全に負け試合でしょ。
まず最初のキックオフで#7別所が負傷退場してしまったのはメチャクチャ痛いというのは差し引いたとしても、だ。通常のRBローテーションと違い#29山田と組んだのが#37篠生で、こごぞという時にタフな#2堀が1回しか出て来ない(そして大ベテラン#33井岡がプレーを迫られたというかなんというか。いやそのゲインがチームをどれだけ助けたか……2回限りじゃなくて要所で出て欲しいなあと)
別所がいない事が問題では無く、OL割られるはカバー厚いは、ランが思ったように出ないはでQB#12鈴木が精細を欠いた感もある。そこを#17吉田がオプションキープで上手くリリーフした(鈴木は怪我するとチームが失速してしまうので、恐らく最終盤までオプションキープやスクランブルを自制していると思われる)ので何とかこの展開で収まったと言えるんじゃないかな。
※そういう意味では層が厚くなったと言える。

トライアックスは、パサーの#16松下が不安定で、途中から#9山際とタンデムしたが、同じシステムでは効果が薄いと判断したのか、後半から山際のオプションを軸に、またそのフリが効いたか4Qのパスが要所で決まる凄まじいキャッチアップを見せた。
2ポイントの場面、あれロールアウトしてそのまま走り込んでも良かったんじゃないかな。

とは言え両チームとも、これでは残った相手(特に守備のガチ強い相手が残っている富士フイルム、攻撃力が高いチームとの対戦が残っているトライアックス)に苦戦必至。OL諸君の奮闘に期待する!

2023年9月17日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 PentaOcanパイレーツ MP 10  10 
 アズワン・ブラックイーグルス AB
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 AB 4:30   #14森下26Yard FG  
1 AB 9:12   #14森下38Yard FG  
1 AB 12:00   #14森下37Yard FG  
2 MP 8:28   #47水村40Yard FG  
2 MP 11:33   #2西澤→#7田上3Yar Pass  #47水村Kick
  パイレーツ アズワン
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(4-4-0) 15(3-10-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 28-57-0 25-57-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 24-9-1-51-1 37-17-1-150-0
Total(ATT-Yard) 52-108 62-207
反則(Att-Yard) 5-57 3-28
Punt(Att-Yard) 9-329 6-169
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-1-7 3-0-2
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-48-0 3-0-56-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 2-2
攻撃時間 24分27秒 23分33秒

総評しちゃうと「両チームの守備フロントがひたすら相手OLを圧倒し続けた」というか「両チームのOLが相手守備フロントに為す術なくやられつづけた」試合。他の言葉が思いつかないくらい。
勝負を分けたのは1つには風。かなり強いのがバックスクリーン側から吹き抜けていたというのもある。これが4Q冒頭のアズワンがギャンブルに行った理由だと思う(蹴れば45Yard FGだったが、バックスクリーンに向かって蹴る事になり多分風によってボールが伸びないかずれるかした)。
逆に偶数Qのパイレーツはパントが追い風で伸びたことで、相手の陣地奥深くに押し戻すことが出来た。それが2Qのファンブルを誘発するプレーに繋がったと思う。

ただし、ゲームプランだとか仕掛けとかそういう点ではアズワンの方が優っていた訳で、パイレーツは大きな不安を残したと言うべきか。今季は昇格プレーオフに東で2チーム出られるとは言え、そこに引っかかるかどうか微妙になってきた(少なくともブルザイズ・名古屋と守備の堅いチームを相手に勝ちきれるかどうか)
アズワンは恐らく西の入れ替え戦候補筆頭だけど、これで福岡やら飲料やらに勝てるかというと厳しいという感じ。
両チームこれからの奮闘に期待する。

 

2023年9月16日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
警視庁イーグルス KE 10 
品川XCCブルザイズ SB
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
2 SB 8:52   #3南竹 3Yard Run  #58福井Kick
2 SB 12:00   #58福井48Yard FG×  
3 KE 6:05   #3長洲28Yard FG  
4 KE 2:04   #3長洲40Yard FG×  
4 KE 5:43   #19齋藤→#81中嶋27Yard Pass  #3長洲KicK
  警視庁 ブルザイズ
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(6-4-1) 8(3-4-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 32-93-0 21-29-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 13-6-1-90-1 25-11-1-84-0
Total(ATT-Yard) 45-183 46-113
反則(Att-Yard) 4-30 5-35
Punt(Att-Yard) 4-151 7-272
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 4-0-34 1-0-0-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-21-0 3-0-65-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 1-0
攻撃時間 27分55秒 20分5秒

※グラウンドレベルで置いてあるゲームクロックが輝度のめっちゃくちゃ低い赤色ランプの奴だったので、スタンドから時計が見えた人は0人だったと思う。あれならバックスクリーンの時計使った方がマシで、もしそれが審判員個人の技量の問題ならその審判員をひたすら金かけて特訓するしかないし、もしバックスタントから×クスクリーンのクロックが見えないという意見に対処したというなら全員が見られないのは罰ゲームでしかない。

※帰りのお見送りについては、メインスタンド側で行うに際しては必ず入退出ゲート~ゴミ箱・ゴミ箱~出口に観客の動線を確保しなくてはならない。あれではメインスタンドの観客は選手が壁となって妨害され、ゴミを捨てに行けない。あれはラ絶対にファンサービスでは無く自己満足。会場スタッフとチーム関係者は配慮がなさ過ぎるので、あれならお見送り禁止にすべきである。

試合は両チームの守備フロントが相手攻撃ラインを凌駕するというとてもとても見応えのある試合で、得点を取った事はたたえるけれど、それ以上に守備をたたえたい。

ブルザイズは#3南竹が先発、殆どのスナップを受け持ったものの、前半は彼らしい3歩の度ロックパックからの素早いデリバリーが少なかった為に投げあぐねたりカバーが厳しかったりしたものの、中盤で盛り返してよく攻められた。
ただやはり軸になるランプレーが出ないというのは痛い。
翻って警視庁は、相手守備フロントが強烈(終盤まで劣勢は覆られなかった)で故にパスカバーが厚く投げられない、投げても呼吸が合わないという展開を、ハーフタイムアジャストで乗り切った(というかRBのセカンドエフォートで切り崩した)末での粘り腰で勝ったと思う。

昨年までの「安定して人材が配置され、ファンダメンタルに忠実だけと基礎体力で劣る」ブルザイズとは違う、昇格争いでのキングメーカーになれる(負けた所は昇格争いから脱落)ところまで来たぞブルザイズ。
そして昨季も見せた粘り腰健在な警視庁。
今後が楽しみである。

2023年9月10日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 アサヒビール・シルバースター SS 28 
 胎内ディアーズ TD 10  24 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 TD 2:19   #1宮幸1Yard Run   #14青木Kick 
1 SS 7:14   #12柴崎→#15フィリップス34Yard Pass  #4梅垣Kick
1 TD 10:45   #14青木34Yard FG  
2 SS 2;16   #12柴崎→#15フィリップス4Yard Pass  #4梅垣Kick
2 TD 11:37   #9加藤→#3井上38Yard Pass  #14青木Kick
3 TD 5:30   #9加藤→#84井田9Yard Pass  #14青木Kick 
3 SS 10:54   #10安藤→#6川村3Yard Pass  #4梅垣Kick
4 SS 7:01   #10安藤→#15フィリップス47Yard Pass   #4梅垣Kick 
  アサヒビール ディアーズ
1stDown(Run-Pass-Foul) 10(3-7-0) 14(6-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 19-42-0 27-96-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 30-21-2-237-4 28-16-1-151-2
Total(ATT-Yard) 49-279 55-247
反則(Att-Yard) 00- 1-5
Punt(Att-Yard) 5-187 5-176
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-00–2 2-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-79-0 3-0-74-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 23分18秒 24分42秒

試合はシルバースターの攻撃でスタートするが、いきなりディアーズがショートパスを狙い澄ましてインターセプトした所から試合は混沌としていく。
まず知るハースターだが、QBでロックレイがスタイルしていなかった。その為柴崎先発・安藤リリーフの形になったが……
正直フィリップスに助けられたというか何というか。
実は柴崎のプレーセレクションは極端に偏っていて、パスは左側しかほぼ投げていない。厳密には①プレーだけ右にセットしたフィリップスに投げているが、右ストロングの場合はRBにハンドオフ、左ストロングの場合は左レシーバーの誰かに(センターより左側での)パス、ロールアウトも左のみ。乱暴に言って右側のセーフティはパスカバー棄てて左側にマークしていれば前半もっとディアーズは楽が出来たのではないかとさえ思えた。
またシルバースター守備は、ランで時々大きな穴が空いてロングゲインを許してしまう。結果3Q序盤までそれを軸にディアーズに攻められた。

ところがディアーズはこのプランに固執しすぎた。3Q中盤から完全にそこはギャップが出来ないようになって手詰まりになってしまった。
さらにシルバースターはQBを安藤にスイッチすると、左右バランス良く投げられてしまい、結果としていいように攻められてしまった。
その結果として4Qの大逆転なんだけど。

けど。
ディアーズに関してはいつもの加藤のハイペースクイックヒットではなく、どっしりじっくり攻める新しいスタイルを確立していたし、相当練りに練った前半だったと思う。
ようするにベンチ(スポッター)の手腕がクォーターアジャストに追いついていなかったという事なんどゃないかな。
シルバースターは本当にフィリップス様々な所が出たが、特にインサイドのラン対応に成功したハーフタイムアジャストは見事だったと思う。

2023年9月9日MKタクシーフィールドエキスポ第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 パナソニック・インパルス PI 13  30 
 ノジマ相模原ライズ SR 10 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 PI 4:38   #16佐伯35Yard FG  
1 PI 8:12   #16佐伯51Yard FG   
1 PI 9:29   #8石内→#2フィールズ36Yard Pass   #16佐伯Kick
2 PI 12:00   #16佐伯44Yard FG   
3 PI 6:11   #8石内→#18桑田22Yard Pass  #16佐伯Kick
3 SR 10:25   #7竹内36Yard FG  
4 SR 3:18   #6パランデック→#23伊藤51Yard Pass  #7竹内Kick
4 PI 7:22   #12荒木→#7長沼9Yard Pass  #16佐伯Kick
  パナソニック ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(6-10-0) 13(7-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-84-0 17-58-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-20-0-310-3 36-20-1-213-1
Total(ATT-Yard) 61-394 53-271
反則(Att-Yard) 11-96 6-50
Punt(Att-Yard) 3-152 3-114
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-6 3-0-16
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-27-0 5-0-133-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 2-2
攻撃時間 27分45秒 20分15秒

花ソニックは久しぶりに国内出身QBでプレーする事になったのもあってか、かなり攻撃が「じっくり」という印象を受けた。恐らく戦力的には「暴力的なまでに圧倒的な攻撃」も出来たとは思うが、敢えてどっしりの構えてプレーした、という所じゃ無いかな。
時々石内が見せる「ドローフェイクで、RB共々フリーズ状態で存分に相手をジラしてからおもむろにディープパス投げる」奴が結構ダメージとなった気がする。
翻ってライズは全面的に仕上がり不足。レシーバーの落球、トスプレーでコントロールミスでのファンブル、パント乱れ……そこからパランデックがなんかムキになってプレーしていた感じしかしない。底力的にはもう少しなんとかなった感じはするが……
終始パナソニックがペースを握っていた試合だったと思う。
※ワンポイントでいいからパランデックを落ち着かせる為のQB交代なども検討すべき。

2023年9月9日MKタクシーフィールドエキスポ第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 エレコム神戸ファイニーズ EF 14 
 富士通フロンティアーズ FF 14  10  31 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 FF 4:45   #2ニクソン51Yard Run   #5納所Kick 
1 FF 11:55   #18高木→#83柴田22Yard Pass   #5納所Kick
2 EF 6:06   #16谷川48Yard FG  
2 FF 8:40   #18高木→#84神6Yard Pass   #5納所Kick 
3 EF 10:11   Safty(エンドゾーン内でダウン)
4 EF 4:56   #16谷川37Yard FG  
4 FF 5:16   #21三宅2Yard Run  #5納所Kick
4 EF 8:23   #5ピンデル→#26永見36Yard Pass  #5ピンデルPass×
  エレコム神戸 富士通
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(8-11-0) 12(2-8-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-113-0 18-121-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 34-23-1-268-1 17-12-0-138-2
Total(ATT-Yard) 64-381 35-259
反則(Att-Yard) 8-40 4-40
Punt(Att-Yard) 2-68 2-78
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-0 1-0-1
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-35-0 4-0-106-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 0-0
攻撃時間 33分12秒 14分48秒

試合としては「点差が付いたので早めに若手にスイッチしたが、思った程若手が試合で相手を圧倒できなかった」富士通と、「ずっといいようにピンデルを制御されてしまった上にターンオーバー3回で自滅した」エレコムという試合でした。
ようするに富士通は「やればもっと大味になるけど引き離せた」し、「3Q4Qであんなに時間奪われたりしなかった」とは思う。
それに対してピンデルが投げあぐねた前半と要所で攻撃が寸断されるエレコム神戸という図式が固まってしまった。
なお富士通が満を持して投入した#28香川がかなり重めの怪我で退場している。少し気になった。

ところで昨年同様バックスタンド50ヤード付近に4~6人分の場所取り(試合中不在で、ハーフタイムにチアの写真を撮る時だけカメラマンが固まる)が発生していた。
この次の試合の時には居なかった事、そのエリアに富士通チアスタッフがいた事などを考えるに、チーム関係者が強行したという事だろう。
次回の関西遠征は富士通がいないので、同じ状態にならなかったら富士通チア関係者の暴挙であると断定するので覚悟なさい。

2023年8月27日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 ペンタオーシャンパイレーツ MP 16  16 
 警視庁イーグルス KE  7  19 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 KE 8:20   #19齋藤→#1石川 28Yard Pass   #3長洲Kick
2 KE 6:33   #27伊藤15Yard Run   #3長洲Kick1× 
2 KE 12:00   #3長洲28Yard FG  
4 MP 4:32   #2西澤→#0大道96Yard Pass  #2西澤→#7田上Pass
4 MP 11:18   #2西澤→#7田上8Yard Pass  #2西澤→#11日高Pass
4 KE 12:00   #3長洲22Yard FG  
  パイレーツ 警視庁
1stDown(Run-Pass-Foul) 14(3-10-1) 12(7-5-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 14-60-0 28-127-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 30-17-1-222-2 16-10–0139-1
Total(ATT-Yard) 44-282 44-266
反則(Att-Yard) 3-10 2-20
Punt(Att-Yard) 5-151 5-229
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-5 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-86-0 2-0-24-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 0-0
攻撃時間 20分56秒 27分4秒

※この試合、ゲームクロックが数年ぶりにバックスクリーンのものを使用していました。バックスタンドからは見にくいとは思います(西日が当たって)

一回潮目が変わったんですよ。それがどうしてこうなった……凄い試合だった。

試合そのものは警視庁の支配していた試合で、パイレーツはずっと自陣深くに押し込められたまま、陣地の挽回も適わず前半はインターセプトも含めて警視庁はほぼ敵陣スタート(実際にはほんのちょっと自陣というのもあるんだけど)。完全に為す術なかった。
後半も実際は警視庁がいいペースで試合を展開していたのだが、たった1プレーで流れが変わってしまった。
それはQB齋藤の負傷交代。
厳密に言うと警視庁守備のスタミナ切れも3Q終盤から発生して引き気味になった上に西澤が左右へのスクランブルを解禁したことでラッシュが届かない、誰かがスパイしないといけない、そうするとLBのゾーンが空くのでそこをパスで攻める、という循環が生まれた事でTDに持ち込めた。
ところが齋藤の怪我で攻撃がランのみになってしまった警視庁は時間を流す事も難しく、TD後に齋藤を戻すもパスは無く、とはいえ時間はしっかり削った。
が、やはり左右への動きとスクランブルを解禁した西澤を止められず、遂には残り41秒でTDを警視庁は許してしまう。

だが、2PTでどうてんに追いついたというのに。
どうしてそこでオンサイドを狙わなかったのか。
確かにタイムアウトは無かった。けどあそこで蹴り込むというのは、「勝ちに行かない」選択したって事なんだわ。
結果、警視庁がロングパス決めてサヨナラFG。

まずパイレーツは、
①西澤頼みの構成をなんとかしよう。この試合も西澤を動かさなかったのは怪我させないためで、切羽詰まってから本来の動きになるのはどうなんだという話。
②普通の組み立てでランが出るようにしよう。せっかく持っている手駒が最大の能力を発揮できていない。

警視庁はスタミナですね。

2023年8月26日海老名市運動公園陸上競技場第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q  Total 
 富士フィルム海老名ミネルヴァAFC FM
 名古屋サイクロンズ NC 11 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FM 3:48   #94大野 48Yard FG×   
2 FM 5;27   #94大野 39yard FG×   
3 NC 3:43   #4松久 27Yard FG  
3 FM 10:28   #94大野 22Yard FG  
4 NC 1:16   #4松久 265Yard FG  
4 FM 10:02   Safty(パントスナップがエンドゾーンを出てしまった)
4 FM 10:26   #29山田 1Yard Run  #12鈴木→ Pass×
  富士フイルム海老名 名古屋
1stDown(Run-Pass-Foul) 15(8-7-0) 6(2-3-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-109-1 23-46-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 28-20-1-195-0 16-6-1-114-0
Total(ATT-Yard) 57-304 39-160
反則(Att-Yard) 2-20 3-20
Punt(Att-Yard) 3-97 4-156
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-19 2-1-8
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-91-0 3-0-62-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 28分57秒 19分3秒

※試合開始がゲリラ豪雨と雷雲の都合で16:00→16:30に変更になりました。

試合開始は遅れましたが、試合前の海老名市長の盛大なアオリに会場大盛り上がり。
ただ、あんだけあげられちゃうと今日の試合内容はちょっと……という感じですな。
いや素直に言ってサイクロンズの守備が相変わらず出来が良かったという感じてはある。
まず両チームともOLが相手DLに負けてる所が目立つ。
例えばミネルヴァの場合、両タックルが相手DE/LBにかなりやられている。システム上TEをワンチェックでパスコースに出すのでもう一踏ん張り必要だし、RBをパスレシーブに廻す事でLBを動かすシステムを使っているからウイークサイドはヘルプ無しだ。
翻ってサイクロンズだが、こちらは中央にがっつり固まってそこは強固に押し込むのだが(故に時折ランで大きなゲインが出る)、左右に振った時にパシュートされてロスタックルになるケースが目立った。多分このタイミングのオプションに慣れていないのだろうが……。
結果的にQBのオプションキープを決め技にしていたのだろうが不発、というのがスタッツから読み取れる。
逆にミネルヴァは鈴木を左右に動かすのを最小限に(彼が無理して怪我をしては意味が無い為と思われる)RBを軸に「相手に婦れっしゅーを感じさせる為のドライブ」を攻守供に展開した。
だからエンドゾーン前まで来てインターセプトされようと、敵陣深くまで進んでファンブルロストしようと、最後まで切れること無くプレッシャーをかけ続けた。
それがあのホームランスナップによるセイフティを生み出し、最後のロングパスに繋がったんだと思うし、何しろ走り負けない体力をしっかり作ってきた事が素晴らしかった。

とはいえ破れたサイクロンズもとても興味深いチームで、3Q冒頭の電光石火な攻めコモは見事だったし、あの守備の堅さは見るに堪えるものだった。
※欲を言えばQBが局面を打開する為の手数が欲しかった。

いやー、ちょっとここ数日意味不明なダウナー思考だったので、やっぱりアメフトっていいなあと思って帰ってきました。

2024年度Xリーグ改正について

8/18に発表されたものですが、下部リーグに渡るので整理します。
①X1Superは3地区計12チーム制とする
②X1Areaも3地区計12チーム制とする
③X2西は2ブロック制(計10チーム)に変更する。
④X3西は7チーム1ブロック(予定)に変更する
⑤X2東は現行より2チーム減の11チームで運営(予定)
⑥X1Super-Areaの入替は
⑦X1Area-X2は、X2EastとCentralから各1チームの自動昇格、Westは体制により1-2チームの自動昇格で降格無し。
⑧X3Westは各ブロック3位までを自動昇格、X2Westからの降格無し。
⑨X1SuperとAreaの場合は以下の通り。
1)まず各ブロック5位・6位で行う「たすき掛け」順位決定戦参加チームから入れ替え戦出場チームは決定する。
2)この順位決定戦内で「東日本支部所属チームの最下位1チーム」と「西日本支部所属チームの最下位1チーム」がAreaの各支部1位相当のチームと入替戦を実施する。
3)万が一東or西支部所属のチームが順位決定戦に出ない場合は、その地区の入替戦は実施しない。
4)但し、Areaのチームはシーズ終了時4位位内でなければ入替戦には出られない。(よってアズワンと名古屋が5位以下だったら西は入替戦免除)

なお2024年度は現時点の成績の場合以下のようになる(東・中は仮組)

East Central West
富士通 オービック パナソニック
ノジマ相模原 IBM エレコム神戸
アサヒビール 東京ガス アサヒ飲料
ディアーズ 電通 福岡
East Central West
パイレーツ 警視庁 アズワン
富士フイルム オール三菱 名古屋
ブルザイズ TRIAX 昇格West1
昇格East 昇格Central 昇格West2

 

2年に1度の定期改正(というか「改悪」という意見があるのも理解しようね)。
まずブロック制度の再採用なんだけど、そもそも上下分割した意味ないじゃんという。
※これは想像だけど、各チームの太筋スポンサーが結構事業再構築始めているので、元々想定していた「各チーム2試合以上の遠征」が困難になったのではないか。

問題点は幾つかあるんだけど、
・2位のチームと4位のチームの実力差
が相当あるリーグ編成な訳ですよ。
現時点に於いて、「魅力ある対戦カードの提供」という事はまずあり得ない。1位チームが後半から調整試合にしてくるのは目に見えている。
これはAreaの方が顕著なのである。

戦力的にはX1を10チーム、X2(現Area)を東西8チーム×2ブロック、以下X3という方がすっきりするのだが、どうにもそっちには行かないらしい。
※前回の改正ですべきだったのに、明らかなアサヒ系列救済の為としか思えない+4チームという悪手を採用したのが今に響いていると思う。

元々「ホームゲームを積極的にやりたい」チームとそうでないチームがくっきり別れているので、特に福岡と名古屋がセントラル開催では遠征過多になる欠点があるのだが、現在の試合数とリーグ戦期間では解決しない問題なんだよね。
2023年シーズンは「各チームのホームゲームが2試合」って仕様(セントラル開催会場がホームである富士通とシルバースターは別として)なんだけど、これより多くホームゲームほやる場合はレギュラーシーズンの試合増は避けられない。
ただご承知の通り全日本選手権ライスボウルを1/3から動かせない(日本協会のスタンスとしてローズボウルやオレンジボウルの翌日に日本のボウルゲームを配置したい、という当初のスタンスから変えられないでいる)関係で、そんなに多くは増やせない。

では実際に2025年カレンダーで考えてみよう。
※カレンダーはSuper基準で、Areaは1週前にスタート

日(土曜日起算) Super Area
案①地区内2回戦 案②他地区4試合 案①地区内2回戦 案②他地区4試合
2023/8/24 1     地区1-4/2-3 地区1-4/2-3
2023/8/31 地区1-4/2-3 地区1-4/2-3    
2023/9/7 2     地区1-3/2-4 地区1-3/2-4
2023/9/14 地区1-3/2-4 地区1-3/2-4    
2023/9/21 3     地区1-2/3-4 地区1-2/3-4
2023/9/28 地区1-2/3-4 地区1-2/3-4    
2023/10/5 4     地区1-4/2-3 同順位①
2023/10/12 地区1-4/2-3 同順位①    
2023/10/19 5     地区1-3/2-4 同順位②
2023/10/26 地区1-3/2-4 同順位②    
2023/11/2 6     地区1-2/3-4 同順位③
2023/11/9 地区1-2/3-4 同順位③    
2023/11/16 7     同順位① 同順位④
2023/11/23 同順位① 同順位④    
2023/11/30 8     同順位②  
2023/12/7 同順位② PO1    
2023/12/14 9   入替戦 入替戦※② 入替戦※②
2023/12/21 準決勝 PO2    
2023/12/28 10 入替戦   入替戦※① 入替戦※①
2024/1/4 Rice Rice    

※案①:同地区内でH/A(この結果、ホームゲームは最大3試合)他地区シーズン開始時の同順位と2試合(基本西は1試合遠征)→Superは各地区1位+ワイルドカード(1チーム)で準決勝、各地区最下位が入替戦。Areaは各地区1位が昇格入替戦、最下位が降格入替戦。なおこの場合X2西は1チームだけ昇格入替戦。
※案②:同地区内1試合+他地区2チームと計4試合(同一地区内でホーム1試合以上、他地区との試合でホーム1試合以上)→Superは各地区1位2位+ワイルドカード(2チーム)で準決勝、各地区最下位が入替戦。Areaは各地区1位が昇格入替戦、最下位が降格入替戦。なおこの場合X2西は1チームだけ昇格入替戦。

こうして見ると、試合数を現行より増やす事で対処は出来るという意味が判って貰えたと思うが、移動コストだけ考えたなら「X1Superは案②」「X1Areaは案①」という気がするのだが、入れ替え戦やプレーオフで上位がホームになる試合を1つ以上作る(準決勝はサッカー天皇杯のようにセントラル方式だとしても)、ワイルドカードor入替戦というのが本当は一番いいやり方な気はする。

ただ、本当にファンが望んでいるのはこんな事では無いと思う。
間違いなく

・トップリーグは「X1」全国リーグとして、東西の区別は無し。
・その下は「X2」で、別に東西非対称でもいい。
・その下が「X3」。別に東西非対称で良い。
・東の現X3は「チャレンジリーグ」にして、東西供にJPFFとの交流戦もやるオープンリーグにしてしまえば良い。

だと思うので、そこに向けてどう金を集めるか+全国から競技に参加しやすい環境を作るか、に腐心して欲しいんだわ。

日大騒動について

一応触れておく。
問題は幾つかあって、それを1つの切り口で語ろうとするのはあまりにナンセンスな行為で、レ結局テレビなどは「偉い人ぶったたく僕偉いでしょ」と「学生時代に日大に負けた学校のアメフト部上がりがここぞとばかりに怨念を晴らす」姿にしか見えない事を明らかにしておいてから話を進める。

問題点①今回発覚した容疑者について

この問題に関しては、当初は「若者の薬物汚染」の文脈で捉えるべきだと考えていたし、今も原則はそのままである(②の問題が付帯するが、根本は変わらない)
恐らく警察の捜査も、原則として「彼がどこから入手してどこへ捌いたか」が捜査の主軸であり、部活動根幹に響くような捜査はないと考えている。
ただし、それは当人の証言により「当年現役生に彼及び彼が入手した相手が部内に拡散した事実」が出て来ない限りに於いて、である。

問題点②報道されている告発文の内容が本当だった場合について

これは「昨年に内部告発があって複数名が葉っぱ使ったが、卒業間近だったので、コーチが温情で不問にした」というもの。
当年の報道上を切り取って「複数人居た」としているのはこの事例であったと考えると、①は「いなくなった筈の対象者が、実は一人残っていた」という話になる訳だが、それを証明するのはほぼ不可能(訴求困難な過去の事象)である。※報道通りの尿検査が実施されていればその記録が証明となるが、現時点では任意資料なので、個人情報保護にひっかかってしまう。
この場合恩情を掛けたコーチに対して非常に重い監督責任が生じると供に、法令遵守の観点から団体としてのチームの管理監督責任が問われる事になるのはやむを得ない。

問題点③報道されている「過去の留学生から連綿と続いている」が事実だった場合について

これが事実であるかどうかは本当に悪魔の証明だが、噂が出ている限り現役・引退直後の日大出身留学生Xリーガーは全員毛髪検査が義務づけられるし、外国籍選手の定期的な毛髪検査は今後全カテゴリで必須要件になる。
と同時に、これは「競技団体に加盟するに値するチームと呼べるかどうか」という問題に直結する。
もう既に関東学院大ラグビー部の大麻事件で顕在化した「自治寮内でのガバナンス維持のあり方」という事に他人事で接してきた証明になるのと同時に、コーチ陣の刷新問題とか一切関係ないことになるので、ネットの論点は明後日過ぎることになる。

問題点④ここまで問題が大きくなったことと連帯責任論について

まず日大におけるアメフト部の立ち位置が複雑である事が課題で。
①篠竹さんをピュアに信心するグループとそれに近い世界の人たち(現執行部)
②内田さんに世話になったグループ①(アメフトにピュア)
③内田さんにせ輪になったグループ②(政治的に田中さんより)
④篠竹さん末期に入り込んだ学外高校出身者グループ
の4派以上に分裂していて、実際④を利用して居た②は、篠竹さんの定年再々延長を画策していたが③により握りつぶされたという話が昔流れてきた。
元々田中(前理事長)が上り詰めた契機となる日大全学連闘争には、桜ヶ丘キャンパスは関与していなかったと聞いているので、田中派と決別した一大勢力だった筈である。
よってこの①に関する風当たりは非常に強く、結果としてその暗闘が橋詰コーチの退任に直結していたという話、と捉えると判りやすい。
※橋詰さんから日大OBに戻す事は①③④が同意したので解任したが、①のメンバーが関与できない状態だった為紛糾し、有志が1名火中の栗を拾った形である。

これ故に、何かあると①~④が足を引っ張り、関係ない副学長があわあわした、というのが今回の問題点だと思っている。
これはつまり、なまじ権力が強かったが為に色々ややこしい事になっていて、大学の統治が及んでいない状態である事を示している。
故に「チームが言っている事を鵜呑みにした対応」をする事になり、一般と乖離した世界で動いてしまっているのが現状であると言える。
※なおこれは、大学スポーツと大学執行部の関係性が不明瞭であるという、日本独特の構成も原意に含まれているだろう。従ってこれ以上大学側については論考しない。※チームについては論考する

さらに問題をややこしくさせたのが「連帯責任論」である。
そもそも連帯責任というのは「集団の隷属化」の手段の一つで、一人の罪を小集団が原因であるとして小集団を罰する事を言う。
今回
A)捜査中・及び関係者への疑念が晴れるまでの間の活動自粛は連帯責任か
B)リーグ戦に参加しうるガバナンスがある団体であるかどうかで参加を認めないのは連帯責任か
という二つの問題を全部一つの言葉で批判するからややこしくなり問題が拡散して切り取り挙げ句言葉が一人歩きしてしまっているのである。
ちなみに個人的見解として
A)-①学外で使用中・保持中に逮捕された場合、寮への家宅捜索が実施された場合は警察が良しと言うまで寮での活動は禁止。自主トレーニングは可(可能であれば受け入れ表明してくれた学外のチームで実施する事が望ましい)。従ってこの場合全体反省と対策が確定した時点で活動再会出来るが、それをしないのは連帯責任である。
A)-②今回のように施設内での保持及び使用が確認された場合、捜査範囲が確定するまで証拠隠滅の疑いを避ける為に活動停止するのは当然。これは連帯責任では無い。
B)そもそも団体としての適正の有無の話である為、適正の無い団体を連名が拒むのは全く問題のない行為で、連帯責任とかそういう話ですらない。これを連帯責任というのは、万が一試合中の怪我や暴力行為があった場合の責任全てが個人に帰するという暴論を吐いているのと一緒。
つまり悪質タックル事件をあそこまで炎上させた被害選手の父親は、同じ基準で社会的に抹殺されなくてはならないが、誰もしていないので、これは言っている人たちの矛盾行為である。
結果的にこういう人たちの切り取り発言を切り取って脊髄反射で反応して事態が沈静化しないのである。

問題点⑤廃部を主張する人たちに欠けている視点

と言うか、気に入らないものを「お取りつぶし」するのは偉い人の気分が味わえるだけの低脳反射行為だから、自分が「思考能力が無い人」って宣伝しているだけだから。
廃部して連盟撤退して、再参入するのは「体制が整ったからOK」にはならない。継続性があるかどうかがキモとなるが、それを証明出来るかどうかは逆に課題となる。
ましてや学内・関連団体に多くのOBを有している状態で、それらが一掃されるまでとか言うのは夢物語である(し、他団体でそんな事例は存在しない)。
また日大のような古豪は父母にOBOGが多数いる為、それらを排除する事は不可能である。
※というより、他大学でコーチしてたりするケースも多数あるので、そこに広がっていくだけである。
それよりも「フェニックスフェチホイホイ」作って徹底監視させた方が利口である。

問題点⑥そもそもこの問題は、本当に保護者の正義で行われたのか

ごめんなさい。これは④の前段で語った派閥争いが影響しているようにしか見えないので、私は凄くすっっっっっっっごく深く疑っているのです。
後に出てきたコーチの暴言問題も、追手門大で水野さんをパージした時の「コーチの暴言」暴露と同じように、関係外の人間をパージする目的でのリークとすら考えてしまっているのです。
※恐らくHCの彼が派閥争いで一番苦しい立場だと思う。本来現体制(実質シルバースターOB体制)において、本来は現体制移行時に離任すべき立場だったのに。思想の異なる体制でこんな梯子外されて学生から圧がかかればここまで荒ぶるわな。
こういう流れを見ていると、まずそもそもが「対抗勢力にいいようにさせない為の努力」とかそいういものが根底にあったと疑わざるを得ず、それに対して方々に撒き散らして大事化を企んだようにしか見えないのね。
これは活動再開を決めた際の保護者会の圧力からも考えられてしまう話なのね。

※もともと日大は後援会・OB会が長いことなく「篠竹幹夫後援会」と「フェニックス父母会」が存在していた(OBチームの不死鳥倶楽部は後援会として機能していなかったと聞いている)、特に父母会の事務局は卒業生の保護者が継続して担当しているなど、かなり発言権が強かったという話は聞いている。その為篠竹さんが引退したあと後援組織を再構成したが、二世選手が多い事もあって父母会とOB会の重複が多いとも聞いた。あくまで聞いた話で、法政や立命館などと構成が異なるとか。

では一体どうすれば良かったのか

まああれだけ巨大な学校でスポーツやまほど抱えている大学ではどうやっても無理だろうとは思うけど
①まずチームの運営団体を明確にする
②運営団体は学校側、後援会、学生から評議委員を選抜する。
③理事として、非大学卒業生かつ非大学との営利目的の取引が無い弁護士と税理士、アメフト関係者を各2名以上選任する。同じ立場の監査委員は同時に退任出来ない(継続性の都合)。また理事の数は評議委員+理事の1/3以上になるようにする・。
④評議委員と理事は最長6年の任期とし、多選は認めない。
⑤運営団体は一般社団法人として、毎年会計監査を公開する。
⑥寮には評議委員または理事及び指導者が常駐する(複数年間寮に寄宿する)。
⑦問題発生時は常に理事又は学外コンプライアンス委員会(独自組織)に告発するチャンネルを開設する。
⑧理事又は学外コンプライアンス委員会は告発を受けて7日以内に刑事事件如何に関わらず事態を公開する。
⑨運営団体として部活動停止・再開に関わるルールを事前に定め公開する。
が出来て初めてスタートラインじゃないですかね。
これが出来ないなら、日本協会から追放でいいと思います。