日大騒動について

一応触れておく。
問題は幾つかあって、それを1つの切り口で語ろうとするのはあまりにナンセンスな行為で、レ結局テレビなどは「偉い人ぶったたく僕偉いでしょ」と「学生時代に日大に負けた学校のアメフト部上がりがここぞとばかりに怨念を晴らす」姿にしか見えない事を明らかにしておいてから話を進める。

問題点①今回発覚した容疑者について

この問題に関しては、当初は「若者の薬物汚染」の文脈で捉えるべきだと考えていたし、今も原則はそのままである(②の問題が付帯するが、根本は変わらない)
恐らく警察の捜査も、原則として「彼がどこから入手してどこへ捌いたか」が捜査の主軸であり、部活動根幹に響くような捜査はないと考えている。
ただし、それは当人の証言により「当年現役生に彼及び彼が入手した相手が部内に拡散した事実」が出て来ない限りに於いて、である。

問題点②報道されている告発文の内容が本当だった場合について

これは「昨年に内部告発があって複数名が葉っぱ使ったが、卒業間近だったので、コーチが温情で不問にした」というもの。
当年の報道上を切り取って「複数人居た」としているのはこの事例であったと考えると、①は「いなくなった筈の対象者が、実は一人残っていた」という話になる訳だが、それを証明するのはほぼ不可能(訴求困難な過去の事象)である。※報道通りの尿検査が実施されていればその記録が証明となるが、現時点では任意資料なので、個人情報保護にひっかかってしまう。
この場合恩情を掛けたコーチに対して非常に重い監督責任が生じると供に、法令遵守の観点から団体としてのチームの管理監督責任が問われる事になるのはやむを得ない。

問題点③報道されている「過去の留学生から連綿と続いている」が事実だった場合について

これが事実であるかどうかは本当に悪魔の証明だが、噂が出ている限り現役・引退直後の日大出身留学生Xリーガーは全員毛髪検査が義務づけられるし、外国籍選手の定期的な毛髪検査は今後全カテゴリで必須要件になる。
と同時に、これは「競技団体に加盟するに値するチームと呼べるかどうか」という問題に直結する。
もう既に関東学院大ラグビー部の大麻事件で顕在化した「自治寮内でのガバナンス維持のあり方」という事に他人事で接してきた証明になるのと同時に、コーチ陣の刷新問題とか一切関係ないことになるので、ネットの論点は明後日過ぎることになる。

問題点④ここまで問題が大きくなったことと連帯責任論について

まず日大におけるアメフト部の立ち位置が複雑である事が課題で。
①篠竹さんをピュアに信心するグループとそれに近い世界の人たち(現執行部)
②内田さんに世話になったグループ①(アメフトにピュア)
③内田さんにせ輪になったグループ②(政治的に田中さんより)
④篠竹さん末期に入り込んだ学外高校出身者グループ
の4派以上に分裂していて、実際④を利用して居た②は、篠竹さんの定年再々延長を画策していたが③により握りつぶされたという話が昔流れてきた。
元々田中(前理事長)が上り詰めた契機となる日大全学連闘争には、桜ヶ丘キャンパスは関与していなかったと聞いているので、田中派と決別した一大勢力だった筈である。
よってこの①に関する風当たりは非常に強く、結果としてその暗闘が橋詰コーチの退任に直結していたという話、と捉えると判りやすい。
※橋詰さんから日大OBに戻す事は①③④が同意したので解任したが、①のメンバーが関与できない状態だった為紛糾し、有志が1名火中の栗を拾った形である。

これ故に、何かあると①~④が足を引っ張り、関係ない副学長があわあわした、というのが今回の問題点だと思っている。
これはつまり、なまじ権力が強かったが為に色々ややこしい事になっていて、大学の統治が及んでいない状態である事を示している。
故に「チームが言っている事を鵜呑みにした対応」をする事になり、一般と乖離した世界で動いてしまっているのが現状であると言える。
※なおこれは、大学スポーツと大学執行部の関係性が不明瞭であるという、日本独特の構成も原意に含まれているだろう。従ってこれ以上大学側については論考しない。※チームについては論考する

さらに問題をややこしくさせたのが「連帯責任論」である。
そもそも連帯責任というのは「集団の隷属化」の手段の一つで、一人の罪を小集団が原因であるとして小集団を罰する事を言う。
今回
A)捜査中・及び関係者への疑念が晴れるまでの間の活動自粛は連帯責任か
B)リーグ戦に参加しうるガバナンスがある団体であるかどうかで参加を認めないのは連帯責任か
という二つの問題を全部一つの言葉で批判するからややこしくなり問題が拡散して切り取り挙げ句言葉が一人歩きしてしまっているのである。
ちなみに個人的見解として
A)-①学外で使用中・保持中に逮捕された場合、寮への家宅捜索が実施された場合は警察が良しと言うまで寮での活動は禁止。自主トレーニングは可(可能であれば受け入れ表明してくれた学外のチームで実施する事が望ましい)。従ってこの場合全体反省と対策が確定した時点で活動再会出来るが、それをしないのは連帯責任である。
A)-②今回のように施設内での保持及び使用が確認された場合、捜査範囲が確定するまで証拠隠滅の疑いを避ける為に活動停止するのは当然。これは連帯責任では無い。
B)そもそも団体としての適正の有無の話である為、適正の無い団体を連名が拒むのは全く問題のない行為で、連帯責任とかそういう話ですらない。これを連帯責任というのは、万が一試合中の怪我や暴力行為があった場合の責任全てが個人に帰するという暴論を吐いているのと一緒。
つまり悪質タックル事件をあそこまで炎上させた被害選手の父親は、同じ基準で社会的に抹殺されなくてはならないが、誰もしていないので、これは言っている人たちの矛盾行為である。
結果的にこういう人たちの切り取り発言を切り取って脊髄反射で反応して事態が沈静化しないのである。

問題点⑤廃部を主張する人たちに欠けている視点

と言うか、気に入らないものを「お取りつぶし」するのは偉い人の気分が味わえるだけの低脳反射行為だから、自分が「思考能力が無い人」って宣伝しているだけだから。
廃部して連盟撤退して、再参入するのは「体制が整ったからOK」にはならない。継続性があるかどうかがキモとなるが、それを証明出来るかどうかは逆に課題となる。
ましてや学内・関連団体に多くのOBを有している状態で、それらが一掃されるまでとか言うのは夢物語である(し、他団体でそんな事例は存在しない)。
また日大のような古豪は父母にOBOGが多数いる為、それらを排除する事は不可能である。
※というより、他大学でコーチしてたりするケースも多数あるので、そこに広がっていくだけである。
それよりも「フェニックスフェチホイホイ」作って徹底監視させた方が利口である。

問題点⑥そもそもこの問題は、本当に保護者の正義で行われたのか

ごめんなさい。これは④の前段で語った派閥争いが影響しているようにしか見えないので、私は凄くすっっっっっっっごく深く疑っているのです。
後に出てきたコーチの暴言問題も、追手門大で水野さんをパージした時の「コーチの暴言」暴露と同じように、関係外の人間をパージする目的でのリークとすら考えてしまっているのです。
※恐らくHCの彼が派閥争いで一番苦しい立場だと思う。本来現体制(実質シルバースターOB体制)において、本来は現体制移行時に離任すべき立場だったのに。思想の異なる体制でこんな梯子外されて学生から圧がかかればここまで荒ぶるわな。
こういう流れを見ていると、まずそもそもが「対抗勢力にいいようにさせない為の努力」とかそいういものが根底にあったと疑わざるを得ず、それに対して方々に撒き散らして大事化を企んだようにしか見えないのね。
これは活動再開を決めた際の保護者会の圧力からも考えられてしまう話なのね。

※もともと日大は後援会・OB会が長いことなく「篠竹幹夫後援会」と「フェニックス父母会」が存在していた(OBチームの不死鳥倶楽部は後援会として機能していなかったと聞いている)、特に父母会の事務局は卒業生の保護者が継続して担当しているなど、かなり発言権が強かったという話は聞いている。その為篠竹さんが引退したあと後援組織を再構成したが、二世選手が多い事もあって父母会とOB会の重複が多いとも聞いた。あくまで聞いた話で、法政や立命館などと構成が異なるとか。

では一体どうすれば良かったのか

まああれだけ巨大な学校でスポーツやまほど抱えている大学ではどうやっても無理だろうとは思うけど
①まずチームの運営団体を明確にする
②運営団体は学校側、後援会、学生から評議委員を選抜する。
③理事として、非大学卒業生かつ非大学との営利目的の取引が無い弁護士と税理士、アメフト関係者を各2名以上選任する。同じ立場の監査委員は同時に退任出来ない(継続性の都合)。また理事の数は評議委員+理事の1/3以上になるようにする・。
④評議委員と理事は最長6年の任期とし、多選は認めない。
⑤運営団体は一般社団法人として、毎年会計監査を公開する。
⑥寮には評議委員または理事及び指導者が常駐する(複数年間寮に寄宿する)。
⑦問題発生時は常に理事又は学外コンプライアンス委員会(独自組織)に告発するチャンネルを開設する。
⑧理事又は学外コンプライアンス委員会は告発を受けて7日以内に刑事事件如何に関わらず事態を公開する。
⑨運営団体として部活動停止・再開に関わるルールを事前に定め公開する。
が出来て初めてスタートラインじゃないですかね。
これが出来ないなら、日本協会から追放でいいと思います。

今期の試合日程(関東+社会人)

あまりの暑さになーーーーんも出来ませんでした。

日付 曜日 会場 時間 対戦チーム 予定
8/26 海老名 16:00 富士フイルム海老名×名古屋
8/27 川崎 16:00 パイレーツ×警視庁
9/2 川崎 13:30 オール三菱×品川CC
エキスポ 16:00 アズワン×三菱商事  
アミノ 18:00 法政大-日本大  
9/3 アミノ 10:00 中央大-立教大  
18:00 早稲田-慶應大
駒沢第二 17:00 明治大-東京大  
9/9 エキスポ 12:00 エレコム神戸×富士通
15:00 パナソニック×ノジマ相模原
アミノ 18:00 横国大-上智大  
川崎 17:30 明学大-東海大  
大学会場 17:30 駒澤大-専修大  
9/10 尼崎 13:30 アサヒ飲料×東京ガス  
習志野 13:30 オービック×電通  
春日 13:00 otonari福岡×IBM  
川崎 10:30 アサヒビール×胎内
アミノ 18:00 桜美林-青学大  
9/16 川崎 13:30 警視庁×品川CC
東京ドーム 10:00 中央大-東京大  
13:00 早稲田-日本大
16:00 法政大-慶應大
19:00 明治大-立教大
9/17 川崎 13:30 パイレーツ×アズワン
9/18 月・祝 川崎 13:30 富士フイルム海老名×三菱商事
CSアセット 未定 名古屋×オール三菱  
9/23 川崎 13:30 東京ガス×パナソニック
アミノ 14:00 横国大-専修大  
9/24 習志野 13:30 オービック×ノジマ相模原  
川崎 10:30 富士通×胎内
13:30 アサヒビール×otonari福岡
エキスポ 12:00 エレコム神戸×IBM  
15:00 アサヒ飲料×電通  
アミノ 11:00 国士舘-上智大  
14:00 日体大-青学大
17:00 桜美林-東海大
9/30 川崎 13:30 パイレーツ×品川CC
エキスポ 12:00 アズワン×警視庁  
10/1 エキスポ 12;00 名古屋×三菱商事  
川崎 13:30 オール三菱×富士フイルム海老名
アミノ 11:00 中央大-日本大  
14:00 法政大-立教大
17:00 東海大-青学大
駒沢第二 11:00 駒澤大-国士舘  
14:00 明学大-日体大
17:00 専修大-上智大
10/7 川崎 13:30 ノジマ相模原×東京ガス
10/8 川崎 13:30 富士通×otonari福岡
彦根 13:00 パナソニック×電通
10/9 月・祝 川崎 10:30 IBM×アサヒビール
13:30 胎内×エレコム神戸  
王子 12:00 アサヒ飲料×オービック  
10/14 岡崎 13:30 名古屋×パイレーツ  
川崎 13:30 警視庁×三菱商事
エキスポ 15:00 アズワン×オール三菱  
アミノ 11:00 中央大-慶應大  
14:00 明治大-日本大
17:00 明学大-青学大
大学会場 13:00 桜美林-日体大
16:00 横国大-国士舘
10/15 川崎 13:30 富士フイルム海老名×品川CC
アミノ 11:00 法政大-東京大  
14:00 早稲田-立教大
17:00 駒澤大-上智大
10/21 川崎 13:30 オービック×東京ガス
16:30 IBM×胎内
アミノ 11:00 日体大-東海大  
14:00 桜美林-明学大
10/22 エキスポ 12:00 パナソニック×アサヒ飲料  
15:00 エレコム神戸×otonari福岡
川崎 10:30 ノジマ相模原×電通
13:30 富士通×アサヒビール
アミノ 11:00 国士舘-専修大  
14:00 横国大-駒澤大
10/28 川崎 13:30 パイレーツ×三菱商事
アミノ 11:00 東京大-日本大  
14:00 法政大-明治大
10/29 エキスポ 12:00 アズワン×富士フイルム海老名  
15:00 名古屋×品川CC  
川崎 13:30 オール三菱×警視庁
アミノ 12:30 立教大-慶應大  
15:00 早稲田-中央大
11/4 相模原 13:30 ノジマ相模原×アサヒ飲料  
横浜ST(予定) 11:00 東京ガス×電通  
14:00 A②-B②  
17:00 A④-B⑤  
エキスポ 12:00 パナソニック×オービック
15:00 エレコム神戸×アサヒビール
江戸川区陸上 11:00 A①-B③  
14:00 B①-A③
11/5 春日 13:00 otonari福岡×胎内  
横浜ST(予定) 11:00 富士通×IBM
14:00 B④-A⑤
11/11 川崎 13:30 オール三菱×三菱商事  
16:30 品川CC×アズワン  
海老名 13:30 富士フイルム海老名×パイレーツ
アミノ 14:00 東京大-慶應大  
11/12 横浜ST 11:00 立教大-日本大  
14:00 早稲田-明治大  
17:00 法政大-中央大  
11/18 万博記念 未定 QF①Div.A1位対Div.B4位
QF②Div.A2位対Div.B3位
アミノ 11:00 A④-A⑤  
14:00 B④-B⑤  
11/19 ヤンマー 未定 QF③Div.B1位対Div.A4位
川崎or
横浜ST(予定)
未定 QF④Div.B2位対Div.A3位
未定 順位決定戦①Div.A5位対Div.B6位
未定 順位決定戦②Div.B5位対Div.A6位
CSアセット 未定 名古屋×警視庁  
アミノ 11:00 A③-B③  
14:00 A①-B②  
17:00 B①-A②  
11/23 横浜ST 11:00 明治大-中央大  
14:00 早稲田-法政大  
17:30 立教大-東京大  
11/25 川崎 13:30 富士フイルム海老名×警視庁
11/26 鶴見 12:00 アズワン×名古屋  
川崎 13:30 オール三菱×パイレーツ
16:30 三菱商事×品川CC
アミノ 14:00 日本大-慶應大  
12/2 アミノ 11:00 A④-B④  
14:00 A⑤-B⑤  
12/3 アミノ 11:00 B②-A③  
14:00 A①-B①  
17:00 A②-B③  
ユアテック   東日本学生王座  
春日   西日本学生王座  
12/9 川崎 未定 X1S-X1A入替戦
未定 未定 X1S-X1A入替戦
12/10 ヨドコウ 未定 RBTセミファイナル(西日本)
横浜ST(予定) 未定 RBTセミファイナル(東日本)
12/16 川崎 未定 X1A-X2入替戦
未定 未定 X1A-X2入替戦
12/17 甲子園 未定 甲子園ボウル  
1/3 東京ドーム 15:00 Rice Bowl

2023年6月18日富士通スタジアム第一試合PerlBowl

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
ノジマ相模原ライズ SR  7 
オービック・シーガルズ OS
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
2 OS 6:00  #98中山39Yard FG    
2 SR 10:50  #40竹内27FG×   
4 OS 2:20  #98中山45Yard FG   
4 OS 10:17  #98中山39Ysrd FG  
4 SR 11:09  #6バランデック→#81田久保26Yard Pass   #40竹内Kick
  ノジマ相模原 オービック
1stDown(Run-Pass-Foul) 14(2-10-2) 16(8-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 20-39-0 34-121-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-18-1-225-1 24-11-0-115-0
Total(ATT-Yard) 51-264 58-236
反則(Att-Yard) 5-30 3-30
Punt(Att-Yard) 6-222 5-233
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 4-0-46 2-0-13
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-76-0 1-0-5-0
Fumble(Att-Lost) 2-0 2-1
攻撃時間 24分34秒 23分26秒

いろいろな視点があるだろうが、この試合前半で目についてのは両チームともに「攻撃のOL対相手のDL/LB」のマッチアップ。
ライズ攻撃対シーガルズ守備で行くと、エッジラッシャーがシーガルズは非常に優れていて、オープンのランは殆ど出なかったしパランデックにプレッシャーがかかっていた。
ただし中央に関してはライズOLの押し込みは有効(ビックゲインにはならない)で、そこで手を焼いていた感じがする。
逆にシーガルズ攻撃対ライズ守備は、相変わらずというかシーガルズOLが機能していなくて要所の中央のランが止められてしまっている。

どちらもそういう意味でキープレーがちゃんと出せない千日手のような試合だった訳です、前半は。
後半、ガルズ守備がインサイドLBのランサポートを強化したことでランが止まり、その結果パランデックが追い詰められたという感じ。
ライズに宮幸や八木に変わるキラープレーヤーがまだ生まれていないという事なんだろうなあ。
どっちもこれから楽しみ、という所かな。

ところで……試合中ガルズ守備が2回インターフェアをしてるんだけど、客席から審判を威嚇したり「審判変えろ」とかいうの、チームスタッフはなんもしないのかな。
俺的には「観戦資格没収」でいいと思う。

以前審判の人に教わったのは「選手が不自然に倒れる/姿勢を崩す時は、そこに反則があったと見ている」というもの。
この2つのインターフェア、どっちもライズ側の選手が「膝が伸びきってない状態」で「膝からフィールドに落ちた」んだよね。
両方の選手がボールにプレーしていての場合、ライズの選手もガルズの選手も、膝が伸びきった状態で胸あるいは脇からフィールドに落ちる筈で、いわば「膝カックン」状態なんだから、不自然に姿勢が崩れたと取られて文句は言えない、という事で、この反則は審判の判断が正しいということになるんですが、頓珍漢ジャッジしたスタンドはどう責任を取るつもりなんでしょうか?
そういう意味で昔からガルズの客はガラが悪い。

うわん

今日(明けて昨日)、Jrパールに行く気満々だったんですよ。
ちゃんとチケット取ったんですよ。

でもその前に眼科(以前手術した網膜剥離の経過観察)が入っていて。11時40分予約だったのね。
で、少し前には言って視力とか眼圧とかの検査して、問診に入ったのが12時半。
※ここはいつも時間がかかる。

で、問診受けてから眼底の撮影する事になって瞳孔開く薬を点眼。

この時点でもう到着が2Q後半というのが確定したので、観戦キャンセルですわ。

富士フイルム海老名ミネルヴァAFCさん、Jrパール優勝おめでとうございます。
警視庁イーグルスさん、激闘おつかれさまでした。

2023年5月28日富士通スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 13 
 ノジマ相模原ライズ SR 16 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 4:01  #5納所28Yard FG    
1 FF 10:42  #5納所43Yard FG  
2 SR 2:56  #37佐藤47Yard FG×  
2 SR 7:12  #40竹内37Yard FG  
2 SR 10:32  #37佐藤45YardFG×  
3 SR 1:44  #6バランデック→#28吉沢27Yard Pass   #40竹内Kick
3 FF 5:15  #38濱口→#11木村14Yard Pass   #5納所Kick
4 SR 0:06  #40竹内35Yard FG  
4 SR 10:17  #40竹内17Yard FG  
  富士通 ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(2-9-0) 14(0-11-3)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 20-37-0 25-35-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-16-4-156-1 28-18-0-192-1
Total(ATT-Yard) 51-193 53-227
反則(Att-Yard) 4-43 1-10
Punt(Att-Yard) 3-95 3-89
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-4 1-0-22
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-55-0 1-0-21-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 22分42秒 25分18秒

試合終了間際のライズ側スタンドの異様なハイテンションを富士通側で見ていて、素直に「うらやましい」と思ったし「おめでとう」と思った。
もうチームのピークをどこに置くかの違いだけで、特にライズ守備の仕上がりがとってもとっても素晴らしく、前半を耐え忍んで攻撃陣の呼吸が合うのを待ってから畳みかけるような攻撃は見事という他ないです、はい。
まあ富士通は予定としては濱口→大内のリレーを検討していたんだろうけど、試合の流れから濱口続投で行った。これはこれで肝の座った采配だといえるし、メンツ見てもマシスもグラントも終盤まで出ていたし、決してライズを侮っていたわけではないと思う。
ただ、正直に言ってしまえは前節それほど脅威と思わなかったライズのパスカバーが、この試合ではDLのパスラッシュとともに絶好の冴えを見せていたのが印象的だった。特に終盤に気付いたのだが#5田中が最高の仕上がりで、田中の位置を見て「あ、これはまずい」と言ったら本当にインターセプトしてしまったしランも出ない。
もうこれは「この試合に向けて仕上げて来た」としか思えない。

実に素晴らしくいいものを見させてもらった。敵ながらあっぱれである。

2023年5月28日富士通スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 電通キャタピラーズ DC 16 
 アサヒビール・シルバースター SS 23  10  17  50 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 DC 3:07  #30遠藤5Yard Run   #11有輪Kick 
1 SS 9:53  #2梅垣43Yard FG×   
2 SS 2:20  #14西本→#81佐藤14Yard Pass   #2梅垣Kick
2 SS 5:36  Safty(エンドゾーン内でのインテンショナルグラウンディング)
2 SS 9:35  #12柴崎→#83林56Yard Pass  #2梅垣Kick
2 SS 11:59  #12柴崎→#82渡邊1Yard Pass  #2梅垣Kick
3 SS 2:03  #10安藤→#83林65Yard Pass  #2梅垣Kick
3 DC 4:13  #6伊藤→#13南11Yard Pass  #40片岡Run×
3 SS 7:50  #3梅垣24Yard FG  
3 DC 8:54  #11有輪650Yard FG  
4 SS 1:29  #34植木2Yard Run  #2梅垣Kick
4 SS 9:14  #2梅垣53Yard FG×  
4 SS 10:57  #85久保村41Yard Run  #2梅垣Kick
4 SS 12:00  #2梅垣22Yard FG  
  電通 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 7(5-2-0) 18(8-8-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-134-1 31-153-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 30-7-2-29-1 36-15-4-255-4
Total(ATT-Yard) 57-163 67-408
反則(Att-Yard) 7-36 4-23
Punt(Att-Yard) 6-186 3-63
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-11 4-1-17
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-159-0 3-0-138-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 0-0
攻撃時間 19分56秒 28分4秒

※この試合は予定報にある秋季導入予定の計時で実施されましたが、まあこういう試合なので影響はほぼ無くて逆に押しました。

電通の完全な「力負け」です。
いやはや4INTされてここまで圧勝できるシルバースターもどうよって話になるんですが、ファンブルロスト2回インターセプト2回の電通は自分で流れ切ってる訳で。
いやさ最初は電通頑張ったよ。それが1Q無失点な訳で。ところが1Q後半から#34植木と#33山本の中央プレーが止められなくなってズルズル下がる。攻められるもんだから攻撃が不利になるし、パス守備に完敗していたからもうそれは仕方ない。

かといってシルバースターが万全かというととんでもない話で。西成の4INTは於いておくとしても、パントブロックとか結構ライン戦で苦戦してるのね。まだまだ何か調整が必要な感じで、このままでは上位進出は厳しい感じがするのですわ。

あと、やはり最後のFG。あれ(反則で相手が下がったが故に最後にFGを蹴る)は現代っ子に絶賛嫌われるプレーなんだよね。だからリスペクト受けないんだよ最近。

2023年5月27日富士通スタジアム川崎第試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 胎内ディアーズ TD
 東京ガス・クリエイターズ TC
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
2 TC 0:04  #17高橋29Yard FG   
2 TD 11:26  #14青木32Yard FG  
2 TC 12:00  #89朴43Yard FG  
3 TD 9:40  #4千代7Yard Run  #14青木Kick×
  ディアーズ 東京ガス
1stDown(Run-Pass-Foul) 13(9-3-1) 10(5-4-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 34-164-1 39-21-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 2-17-1-73-0 23-9-1-80-0
Total(ATT-Yard) 36-237 62-101
反則(Att-Yard) 4-30 3-19
Punt(Att-Yard) 3-93 5-209
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-4 2-0-59
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-2-0-0 3-0-109-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 1-0
攻撃時間 27分22秒 20分33秒

※この試合の計時は秋季シーズン導入予定の計時方法(インバウンズでダウン更新時にクロックが止まらない-前後半残り2分を除く-)の試行で実施されましたが、この試合では大勢に影響はありませんでした。

いや、その、しょっぱい試合だなあと。
胎内は加藤が空回り、ラインはかなり宜しくない。東京ガスもOLがぐだくだでパスが機能しない。プレーの軸が定まっていないというか、攻撃はまだまだこれから感が凄い。
東京ガスは前節IBM戦で破壊力満点だったランがほぼ機能しなかった上にパスプロが持たないから攻撃がグダグダ。

両チームとも調整と割りきって一部メンツを落として試合に挑んでいた(多分怪我の回復とかそういう方面)ように見えたけれど、そんななか胎内の守備は見ていて整備されてポイントを抑えた活躍が出来ていたと思う。

ま、それ以外収穫がない試合でした。

2023年5月27日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オービック・シーガルズ OS 14  10  38 
 IBM BigBlue IB 14  14 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 7:19  #32西村(七)1Yard Run   #98中山Kick  
2 OS 2:21  #15小林→#83山中11Yard Pass   #98山中Kick
2 IB 9:29  #11福岡28Yard FG×   
2 OS 10:06  #15小林→#29李12Yard Pass   #98山中Kick
3 OS 0:14  #29李99Yard K.O.R   #98山中ick
3 IB 4:19  #11福岡50Yard FG×  
3 OS 9:43  #98中山33Yard FG  
4 IB 0:46  #2政本→#40スタントン9Yard Pass  #11福岡Kick
4 OS 2:46  #15小林→#81佐久間42Yard Pass  #96高坂Kick
4 OS 5:26  #96高坂38Yard FG×  
4 IB 9:58  #20石川2Yard Run   #11福岡Kick
  オービック IBM
1stDown(Run-Pass-Foul) 27(6-19-2) 20(5-14-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 25-100-1 20-114-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 30-26-0-277-3 39-26-3-243-1
Total(ATT-Yard) 55-377 59-357
反則(Att-Yard) 6-45 5-40
Punt(Att-Yard) 1-27 2-90
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 0-0-0 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-1-161-0 4-0-98-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 27分20秒 20分40秒

うーーーーーーーーーーーーーん。
評価に困る。スタッツの獲得距離の差!これでどうしてこんなに点差が開く、な世界線。
まあぶっちゃけ公式のドライブチャートに答えがあって、IBMがオービック陣に攻め込んだ時に5回攻めて3回失敗している(FG2回失敗と2Q終了時のギャンブル失敗)。これが全部TDだったら3Q冒頭のキックオフリターンが無かったらIBMの勝ちになる、というスタッツな訳で。さらにINT3回はいずれもQBのコントロール・レシーバーとの呼吸が合わない中でのコントロールミス。

じゃあオービック攻撃/IBM守備はと言うと、
・まず守備ラインにジェームズ・ブルックス不在の影響が顕著。パスラッシュが届かないはそのサイドに走られると止まらない
・CBが簡単にフックやインカットでカバーをリリースしてしまうからどフリーで取られてしまう。(故に小林の成功率が86%と高い。もう少しタイトカバーでこの成績なら手放しで絶賛するのだが)だから小林の出来は敢えて評価せず。
・昨年よりは多少良いが、オービックOLのランブロックがあまり良くない。というのも#29李の個人技的なセカンドエフォートに誤魔化されしまうが、インサイドのランは最初からデザイン的に押せていないから、途中から西村(七)の中央プレーは機能していない。
※ただパスプロは小林に時間をしっかり与えていた事は評価しないと。

春の段階である以上両チームとも底上げが図られるものと思うが、IBMは伸びしろが沢山ある(伸ばせるかどうかは別)が、オービックはシステム的にはほぼ完成している(人的に伸びる余地がある)という感じかな。

2023年5月14日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 ノジマ相模原ライズ SR 14  14 
 アサヒビール・シルバースター SS
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
2 SR 2:08  #6パランデック→#23伊藤38Yard Pass   #37佐藤Kick
2 SR 6:57  #6パランデック→#85小林17Yard Pass  #40竹内Kick
2 SR 11:56  #37佐藤40Yard FG(Block)   
3 SS 6:38  #2梅垣39Yard FGs   
  ノジマ相模原 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 14(3-11-0) 12(2-10-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-19-0 19-37-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 23-18-0-235-2 33-18-1-215-0
Total(ATT-Yard) 50-254 52-252
反則(Att-Yard) 1-16 5-37
Punt(Att-Yard) 4-149 5-169
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-22 5-1-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-49-0 1-0-16-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-2
攻撃時間 24分26秒 23分34秒

シルバースターは移籍加入した#12柴崎が、ライズは#6パランデックが試合を通じてQBを勤めたけれど、その目的がどうも違う、というのがこの試合結果となった感じがする。
ライズは昨年からレシーバーユニットがそこそ入れ替わり(註:エースの八木が抜けた)ことから攻撃の再構築。対してシルバースターは柴崎がチームにフィットする機会を沢山作ろうとした、という事であろうか。

ところが、である。これパスプロにおいて顕著だったんだけど、シルバースターの動きがあまりよろしくない。特に左右に動くプレーのブロッキングが時々(ただし高確率で)ランパスともに上手く行かず、ランプレーで効果的なランが出なかったり柴崎にプレッシャーがかかったりしていた。
これは恐らく「ポケットパサー用」つまり基本のプレーブックがロックレイOr安藤のポケットパサータイプ(かつ安藤はスクランブラー)用になっているっぽく、昨年のランプレーも基本的にインサイドだったと記憶しているけど、TEの外に廻すプレーやロールアウト系のプレーが、守備のプレッシャーを直撃(ノーチェックで相手が入ってくる感じ)がもの凄く、そこを柴崎のセンスでかいくぐっている、という印象を受けた。
こうなるとQBを左右に動く事を前提とした柴崎ベースにするか、ポケットタイプにするかで大きな選択が必要になるような気がする。中途半端にいじるならいじらない方がいいが、個人的にはロックレイに信頼を置いていないので、いじってしまった方が言いように思う。

シルバースター守備は、相手のランに過度に反応した際に長いパスを決められて失点してしまったが、LBを深めにしてランサポートに当てるなど様々な手を尽くしているのが良く見て取れた。ただ、この方法はもっとDBがレシーバーに剥がされないようにしっかりとした判断で、試合序盤からついて行かないと、今日のように一発で失点してしまう。
逆にライズは、現状のまま精度を上げていくと良いと思う。

2023年5月7日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 21  31 
 電通キャタピラーズ DC  0 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 10:17  #8大内→#83柴田13Yard Pass   #5納所Kick  
2 FF 4:55  #26横川61Yard Run   #5納所Kick
2 FF 7:51  #28香川1Yard Run   #5納所Kick
3 FF 10:44  #26横川13Yard Run   #5納所Kick
4 FF 11:57  #5納所19Yard FG   
  富士通 電通
1stDown(Run-Pass-Foul) 21(16-2-3) 4(3-0-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 44-275-3 29-48-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 15-4-1-35-1 12-2-2-6-0
Total(ATT-Yard) 59-310 41-54
反則(Att-Yard) 3-27 7-46
Punt(Att-Yard) 3-123 9-269
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 5-0-55 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 0-0-0- 4-0-67-0
Fumble(Att-Lost) 4-0 2-0
攻撃時間 26分0秒 22分0秒

もうね。雨が凄くて。
どっかのSNSで「滝行」ってフレーズを見てそれを引用させて貰ったくらい。
さらに寒くて。
体調悪くなりそうだったので前半で帰りました申し訳ない。
もうパス投げないし、そうなった時の手数の違いを埋める気が無い電通の(というかこのレベルと当たるのが初めてなので無理せず肌感覚を味わったというか)姿勢から大きな変化は無いなと判断したので。

いや多分秋には何か仕掛けてくめとは思う。その為の第一段階だと思う。