連休前半を体調不良で寝て過ごしたは、5/1~2はISO絡みでえらく苦労するわで、神経がすり減っておりました。でも後半くらいは少し羽を伸ばさないと。
という訳で、5/3~4は祖父の墓参りに行って参りました。
これは、「おじいちゃんのお陰で家を買えました」という報告を兼ねての事で、今の家に越して来てから(というより契約した時から)ずっと計画していた事です。
くぼたさんの両親は長野県下伊那に実家があり、父方は祖父母共に久保田さんが幼稚園の頃に亡くなられ、また父が婿養子なので、ここでいうのは全て母方の話になります。
さて下伊那に向かうのに手っ取り早いのは何あろう中央高速ですが、この時期年取った両親を渋滞に缶詰にする事など出来ようもなく、電車となります。
電車となっても優等列車が飯田-豊橋間しかない飯田線利用と言うことで(岡谷から各駅停車を利用した方が早いのですが)、新幹線で豊橋に出て、そこから飯田に向かいました。
愛知県と静岡県との境目から、長野県に北上する飯田線。沿線には「豊川稲荷」「長篠の合戦場」「佐久間ダム」「天竜川下り」「駒ヶ岳千畳敷カール」などがあるのですが、何しろ静岡県地域は山の中です。
この写真が、あーた、「浜松市」付近なんですよ。(市町村合併の影響らしい)。
こういうド田舎を、豊橋発飯田行き特急「伊那路号」に乗って旅する訳ですが、田舎ですよはっきり言って。30年前の景色-つまりくぼたさんが初めて一人で急行列車に乗って飯田-豊橋間を往復した小学校4年の夏の頃と、景色が殆ど変わっていない訳で
そんな飯田線南部のハイライトの一つがここ、湯谷温泉駅から進行方向右手に見える鳳来峡です。
この景勝地、川底が一枚板に見える事がウリなんです。両親とは「次はここに一泊だね」などと言っておりました。
もう一つのハイライトは、天候が悪くて撮影断念。
あまり人気はないかも知れませんが、大嵐-平岡間に、佐久間ダムによってせき止められた天竜川の蛇行が見られるのです。ここもいい景色ですよ。
祖母が現在施設に入っているので、そこまで行って、10年ぶりのご挨拶。祖母が施設に入ってからしばらくは夏休みに帰っていたのですが、病気で倒れてからは邪魔になってはいけないのと見るに忍びないのとで、訪問していなかったので。
写真は、丁度咲いていたりんごの花。
翌日はお墓参りして来ました。お寺の周りの新緑がとても美しくて、思わず「萌えるとは、本来こういう景色に対して使う言葉だねえ」と感嘆しておりました。
でも残念なのが、藤。この地区はあちこちで藤を売り物にしているのですが、まだもう少し早かったようです。
それにしても、花に近寄れない。東京だとそんな事はないのでしょうけど、周りに大型の蜂が群がるように飛んでました。
……これって、推理小説で使えないかなあ。
それにしても、噎せ返るような藤の香りでした。