通信ガジェット

時代は流れる、と言われた頃もあった。日進月歩ならぬ瞬進秒歩だ、などと言う時代もあった訳である
ところが、どんな技術が進んでも使う人が遅れていたなら宝の持ち腐れ。周辺事情も同じという所か。

一番良い例が、手元で仕事を完遂させるツールである。
以前、ノートPCというのは「ラップトップ」というより「出先の机でPCを使う」という道具だった。だから商談用具というより技術者の道具だった、と思っている。
そこで、さまざまなガジェットが登場した中で、実際に「出先で仕事に使えるだけのガジェット」たりえるものがどれだけあったか、なんて言うつもりはないのね。
それは他にいろんな知識のある方がいて、そういう人たちの仕事だと思うのですよ。私なんぞが出張る必要はない。

ただ、日本に於けるモバイル革命は3つあったと思う。
・本当のモバイルPCと言える東芝のLibrettoの登場
・NTTのimode
・写メを筆頭にした付加価値携帯端末(その頂点が着メロだ)
小型軽量化としては、そりゃあIBMのウルトラマンPCとかあった。軽量携帯はワープロ専用機からの流れでもあった(日立のwith meあたり)。でも、本当の意味で「狭い日本、出来るだけ軽くかさばらず仕事が片付きたい」という欲望を満たしたガジェットは、B5ノートというカテゴリが立ち上がらなかった時代に「超小型でもWindowsが動くんです」というLibrettoの登場は、やはり大きかったと思う。

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