TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
フランス 0 7 7 0 14
スゥエーデン 0 7 9 0 16
Q TEAM TIME PLAY
1 FRN 12:00 #40シニョリ PUNT BLOCK COV / TFP #21シャレー KICK
2 SWE 4:38 #37ビヨーンハンマー 24YARD RUN / TFP # 5キムリン KICK
3 SWE 4:53 #12ハラルドソン-# 1グリフィンズ 26YARD PASS / TFP #84パーション RUN×
3 FRA 7:20 #デュラン-#88スマー 56YARD PASS / TFP #21シャレー KICK
3 SWE 10:56 # 5キムリン 45YARD FG
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大変見ごたえのある・・・悪く言うと「ドングリの背比べ」な試合だった。
攻撃スタイルとして、フランスはばたばたしたままランが出ないでごにょごにょしていた感じだし、スウェーデンは、ジョー・ギブスが見たら喜びそうな組み立て「ゴツゴツランで進み、時折パスをひゅっと投げる」
出だしでリターンしたスウェーデンがファンブル(リカバー)。
スウェーデンはヴィア・Iから力押しで来るが、パント。
フランスは若手#12デュランが先発するが、何しろラインが割られるのでランが出ないしパスもめろめろ。
フランスはとにかく#37ビヨーンハンマーが止められない。特に左のFBとガードがプルした時のハンドオフプレー(瞬間、FBとスタックする)に、つられてしまうという感じだ。
ところがそんなもやもや感を吹き飛ばしたのが、1Q最後のプレー。スウェーデンがパントを蹴ろうとしたところ、なんとブロックされてしまい、ボールは転々エンドゾーンに。それをリカバーしてフランスが先制。
フランス守備は比較的安定していたがそのガツガツ感がここで出る。
返しのドライブで#20ヨンソンのランと短いパス(たいていフック)。唯一長いパスを投げた時は外で捕球(ただし、フランスのホールディングでラッキー)。とにかくパワフルなビヨーンハンマーが止まらない。結果としてTDで同点。
3Qに入ると最初のドライブをあっさりパントにしたフランスに対して、スウェーデンがビヨーンハンマーのランを主体にして、最後にパスを決めてリードを奪う(ただし、TFPでホルダーがボールを確保できず蹴れなかった。スクランブルしたが、追加できず)。
結局この返しのドライブでファンブルがあったものの、ヒッチスクリーンを多用することでタイミングをずらすフランスは、苦しみながらもスクランブルしたり、不調の#23オクトーブルに変えて#20ウォジェジョフスキの中央付近のプレーに徹したりしながらやっとこ(たしかドライブでは初めて)ハーフウェーまで到達すると、QBの右ディープに山なりのロングパス。
そもそも大型DB(タッパもサイズも!)に先に行かれていたレシーバーだったが、ジャンプ一閃頭越しに失速している(それでもオーバーリード)パスを相手の顔面付近でかすめとるや、バランスを立て直してTD!
いやはや、今大会4試合中ベストプレーでしょ。
この後やばりゴリゴリ進めたスウェーデンがFGで逆転して逃げ切った訳ですが。
フランスは攻撃ラインがねえ。もっと揃っていれば何とかなったかもねえ。もったいないです。
スウェーデンは、よくわかりません。もしかしたら日本戦ではランが止まるかもしれませんが、そしたら致命傷でしょう。