日本シリーズ第5戦の落合監督に対する避難が強かったようですが。
※未来のあなたのために。この試合、8回まで完全試合だった山井投手(89球)を、9回リリーフエースの岩瀬投手に交代させた。ちなみに9回は7番からの打順。
何か勘違いしてないか、識者の諸君。
一番秀逸なのはやくみつる氏のコメント「空気読めない采配」
これ以上も以下もない。
それ以外の何もないのですよ。
だから玉木宏之が親会社である中日新聞社へのコメント取り下げを言及したり「野球を嫌いになる」と言ったりしても、それは単なる「野次馬の遠吠え」。
玉木宏之の「野球の美学」とか「スポーツの美学」は、へたれアマチュアリズムに端を発した寝言でしかないので、無視したい。
(玉木宏之の発言は、すべて日本の「牧歌的アマチュアリズム」賞賛と反権威主義の融合による我田引水論である。真に受けるとえらいことになるので、要注意。特にアメリカスポーツについては、アメリカの土壌を理解しないで平気で発言している事が見受けられる。そのへんまだ二宮清順や金子達仁の方が勉強している)
だいたい、NHKラジオの解説していた大島はなんだ。「私はもういいませんよ、言いませんよ」と言ってから10回近く山井を続投させろと言い続けた。こんなやつに解説させるなNHK。的外れな「感想」しか言ってないじゃないか。
勘違いも甚だしい。
落合監督は、生え抜き監督ではない。典型的な雇われ監督で、おそらくBクラス転落したら速攻で解雇される。どこぞの巨人軍のように腰掛けポストが用意されている訳でもないし、西武のように育成期間がある監督でもない。
だからこそ、彼は「勝つ」事にこだわった。
確かに山井で行けたかもしれない。しかし、駄目だったら「続投の判断に疑問」とか平気で言うだろう。もしそのまま日ハムが優勝したら、交代させなかった事を非難して袋だたきにしただろう。
さらに、岩瀬が来期メジャーという噂もある。もしかしたらラスト登板なのかもしれない(監督がメジャー容認としたら、である)。
そして、もう一つ。山井が単に信用されていない証明でもある。もしこれが川上なら、行っただろう。それがマウンドの空気というものである。
だから、スタンドの空気を読めなかった事は、色々い言うことは出来る。
けれど、喰うために命張っている人間を、マスコミが偉そうに取り上げる事は許されない。
それなら、マスメディアを通じて審判に圧力をかけ、連盟批判という形でチームに有利な世論形成を実施した早稲田の監督について、玉木はなぜコメントしていないのか。
本来なら、落合采配で野球嫌いになるまえに、早稲田の監督で野球を嫌いになるべきだ。
あの発言を許す? あれは完全に恫喝行為じゃないか。日本野球連盟から永久追放すべき行為じゃないか。
それをスルーして落合批判? 笑わせるな、だ。
だから大島は監督を解雇された。しかもコーチとして二度と声がかからない。
ステークホルダーはチームでありファンである。
チームやファンはチームが勝つことを求めている。
その為に最善を尽くして批判されるなら、それこそ野球じゃない。監督は采配できない。
いっそのこと、テレゴングで采配させるか? ニクソンみたいに監督に直通電話入れるか?
本当に、嫌になったである。