「王様は裸だ」と誰か伝えて欲しい

予想通りというか、予想以上にひどい結果だった高橋尚子の事である。

正直、彼女の周囲にはイエスマンしかいないのではないか。
本当にオリンピックを目指すなら、8月にメスを入れるのは遅すぎる。
そんな当たり前な判断ができない輩に、世界と戦う事なんて出来るとは思えない。
いや、これは選手が判断することではない。スタッフが判断することなのだ。
それができなかった時点で、チームQはプロ集団ではないという事になる。
(それは、すでに昨シーズンに小出監督が指摘している。その指摘が全く活かされていないのは、マネジメントにプロが不在という事に他ならない)
さらに強化指定選手からも外れた。この意味を理解しているとは、到底思えない。

次の世界陸上の時には38歳。弘山晴美のように根性が座っている訳でも(ましてや私生活で支えてくれる伴侶がいるわけでもない)ないし、本当に良質なコーチについている訳でもない。
では、彼女が目指しているものとは何なのか。
最早満足な調整もできず、早々に試合を壊してしまった選手が、記録を狙えるというのだろうか。そういう選手だからこそ強化指定選手から外されたというのに、何を目指すというのか。
脚光を浴びることが目的なのか。
自己満足に走りたいだけなのか。
もしそうだとしたら、また繰り返す。同じ過ちを3回続けてやらかしたのだから、次は商品価値を失う事になる。
それを理解しているのだろうか。
単なるスポットライト・シンドロームにしか見えないのは私だけなんだろうか。

誰か、彼女に引導を渡すべきだ。
あきらめなければ夢は叶うかも知れないが、努力の程度によるという事を思い知るべきだ、という事を。
年を重ねればそれだけ自分にストイックにならないといけない。当たり前の事である。でも、それが出来なかった。形だけにとらわれて、身が伴っていない。
高地トレーニングをしていなくても、立派に優勝できる。それは、最低限の事である「自分を保つ努力」をしているからである。その事が理解できないのだから、夢など叶うはずもないのである。

それにしてもフジテレビ、アナウンサー下手すぎ。プロレス中継や競馬中継じゃないんだから。