だいたいさあ。レンタルCDの頃から同じ議論している訳ですよ。
曰く「コピー時に劣化しにくくてコピーが簡単な道具が出来たら、売り上げが落ちる」
でもレンタルCDはさして収益構造に影響してないですよね。
※商品サイクルが短くなった事で、瞬間利益が確保できればいい訳で。
じゃあネットで公開されたからって、ビデオ買わなくなるかっというと、そうでもない。
そもそもビデオ(およびDVD)を買う動機って「独占欲」が第一な筈ですよ。
初回特典で釣った瞬間最大風速的な利益確保視点で言うなら、まずます違いなく売り上げは落ちない筈。
それでも売れないというのは、平たく言うと「独占してまで見たい」と思わせる力がないって事な訳ですよ。
しかも、すぐに絶版にしちゃうから。
正直ドラマやアニメの為に、良質なドキュメンタリーとかマイナースポーツの中継を歴史的見地から録画して保存したいと願う人の事を考えれば、番組によって制限かけて欲しい。
そういう意見は無視されてる訳で、従ってアナログ停波が来たとたんに「視聴率激減」「ながら見しか出来ない薄っぺらいものしか作られない」という悪循環になるのは見え見え。かえってNHKだけが残るんじゃないのかね。
そもそも国の施策(各県にネットワーク局を東京と同数作る)というものが、NHK含めて3社に全国ネット権利を与えるくらいの感覚で管理しなかったら無駄だっちゅうのが判ってない。
その上アホな県域限定(せいぜい隣接地の県の放送なら別だが、他県の放送は見れてはいけないという決め)とか、おかしい。
ダビング10だって妙な規制で、実際必要な規制は「エンコード時に劣化」「デコード時にウォーターマーク」で解決する話なのだよ。そもそもネット使ってテレビ見ている層なんて、全人口の2割に満たない。
本当に作品を愛してくれる人に不幸な(コンテンツ配信はないし、メディア延命の為のコピーも出来ない、しかも悪党よばわりされる奴らに組み込まれる)現状には未来がない。
ダビング10制限の唯一の光は「アナログアウトは無制限」。
でも知ってるかい?人間が最高画質をありがたがっても、中の上レベル以降、ド素人にはその差なんて関係ない事を。だから、現行のコピーワンス事態も、アナログは制限解除にすべきなのである。
まあ、古いビジネスモデルにしがみついていて護送船団方式しか手がないのであれば、サブカルチャーの輸出なんて絶対破綻するから。