|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
13
|
3
|
0
|
10
|
26
|
アサヒビール・シルバースター |
SS |
0
|
0
|
7
|
6
|
13
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
FF
|
6:39
|
#19吉田-#17秋山 9Yard Pass |
#10後藤Kick× |
1
|
FF
|
10:58
|
#19吉田 41Yard Run |
#10後藤Kick |
2
|
FF
|
8:36
|
#10後藤 32Yard FG |
|
3
|
SS
|
10:03
|
#8三原-#83稲垣 13Yard Pass |
#10山口Kick |
4
|
FF
|
1:19
|
#20森本 21Yard Run |
#10後藤Kick |
4
|
FF
|
4:57
|
#1小山 23YardFG |
|
4
|
SS
|
11:01
|
#8三原-#88橋詰 |
#8三原-#88橋詰Pass× |
《10/21感想を追加》
業務放送です。富士通関係者でご覧の方、50ヤード友の会の方にここのアドレスを教えてあげて下さいませ。当日個人名刺を持っていなかったので。
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第一試合が結構混雑していたので前目に座ったら、久しぶりに50ヤード友の会の皆様に隣接させていただきました。
試合前には川崎市長がご挨拶。そりゃ富士通は川崎市のチームだし、シルバースターは川崎球場が拠点(但し、不思議なことに川崎市協会ではなく横浜協会の所属なんだよね-これは単に川崎市協会が非常に若い為で、横浜スタジアム完成を期に出来た横浜市協会に古豪のシルバースターが加盟してただけの話。非難している訳ではないので、そこんところ夜露死苦)だし、去年のW杯は素晴らしかったもの。
ちなみに挨拶で「どっちを応援していいか」とか言ったものだから、ハーフタイムにスタンドを歩いているときに「富士通の応援してくださいっ」と言われて困った笑みを浮かべてましたけど。
試合はシルバースターのリターンからで、#17中島にリターンさせないようにスクイブギックから入る。
(友の会の方がしきりに「オンサイド」と言ってますが、ゴロキックの蹴り方はスクイブキックです)
でね。
シルバースター攻撃陣に全く迫力がないのよ。
早い段階で#30吉岡が負傷退場となった事も影響したとは思うが、ランが#2花房と#32野本だけ。基本、こんだけバランスの悪い(パス40回、ラン18回)攻撃では話にならない。
いや、パス・オリエンテッドなシステムならいいさ。そういうチームならね。しかし過去の戦績を見てもここまでパスに偏ったのは今季初。
ちと手元の集計と公式記録が違うので(基本、素人の方が間違っている)あまり当てにはならないが、うーん。なんだよね。
最初のドライブでは、敵陣32Yardでパント。49YardのFGには行かなかった(※但し当日は大変風が強かったので、否定はしない。キックオフのボールが度々流された程である)。
次の2回は3回でパント。前半合計5ドライブあり、更新したダウンが3回!ラン回数8回1ヤードっつうのはあんまりではないか。ちなみに前半ダウン更新したドライブは2回で、その2回は敵陣に入るも、45ヤードを越えられずパント。
翻って富士通は、2回のスクランブルを含めて、前半5回のドライブで3回が得点に絡み、1回は前半終了間際で時計を流す。
で、だ。三原のパス成功率が低すぎると思うのだ。それは当然、プレッシャーがかかっていたとかカバーがきつかったとか色々あるとは思うが、それにしてもこの成績では満足は出来ない。
ターゲットもディープがきっちりマークされているからやむなく浅いゾーンに投げる、というパターンが多い。これでは折角のレシーバー団が生きてこない(結局、中島が負傷後は短いパスを取って走らせる以外に攻め手がない)。
ちなみにシルバースター守備は、一応それなりの戦いを出来ていた。というのも、崩れたプレーでロングゲインされたりする事ははあっても、15ヤード超のパスは4回しか成功させていない(ただ、うち1回が秋山への53ヤードパス)。
しかしながら、あの「決して強いとは言い切れない」富士通OLに完璧にコントロールされているという状態では、徹底した見直しが必要になる筈。
富士通の方は、攻撃ラインがシルバースター守備フロントをかなりの確率でコントロールしていた。ブリッツはいるとヤバいけどね。これは「押し合いで勝つ」のではなく「ずらして逃がす」の方にしたからのようにも思える。つまり縦に押してきた所を一斉に一定方向にいなす、という形。これで吉田や出原がどれだけプレッシャー無く投げられたことか。
そして、ここに大きなキーワードがあるのだけれど。
富士通は原則として出原にシステムをあわせているように思うのだ。つまり、関学ショットガンに似たシステム。
もっというと、これは鹿島の尾崎の組み立てもそうなんだけど、パスの時にたいていブーツレッグやネイキッドするんよ。必ず、と言っていいくらいに左右にロールアウト。
バックアップも吉田(鹿島では仲田もそうだし、池野も元々オプションQBだ)のように走れる選手がいる事で、崩れた時に対処しやすいのも事実。それに対して三原やIBMの岡村は、違うシステムになじめないように見えて仕方ない(岡村は、だいぶ良くなったと思いますが)。
ちなみに後半、RBの駒が少ない(進士が負傷欠場)富士通は、ショートパス特にSBの短いアウトを使って刻んできた。こういうメリハリもつけられるようになったのでは、シルバースターの守備も時間を奪われても仕方ないだろう。
結局、この試合を見た結果は「来年は三原がエース」という宣言をしたようなもので、こうしてまた一人優秀なQB(波木の事です)を使い潰してしまう事になる。金岡の幻影に踊るのもいい加減にした方が良いと思うのだけれど。
でも富士通が、菅原率いるオンワードの攻撃を止められるかというとそうでもなく、パナソニック電工の守備に勝てる気もしないというのは、どうしたものか。
出来れば大阪に行くのは1回きりにしたいのだけれど(予算の都合です)