|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
鹿島ディアーズ |
KD |
7
|
3
|
7
|
0
|
17
|
オービック・シーガルズ |
OS |
7
|
3
|
3
|
0
|
13
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
OS
|
6:49
|
#23古川 12Yard Run |
#1金親 Kick |
1
|
KD
|
10:36
|
#29丸田 41Yard Run |
#26鹿島 Kick |
2
|
KD
|
4:35
|
#26鹿島 26Yard FG |
|
2
|
KD
|
10:43
|
#26鹿島 37Yard FG× |
|
2
|
OS
|
11:54
|
#1金親 49Yard FG |
|
3
|
KD
|
7:30
|
#29丸田 8Yard Run |
#26鹿島 Kick |
3
|
OS
|
10:40
|
#1金親 41Yard FG |
|
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とてつもなく後味の悪い試合だった。
審判が試合を壊した最低の試合である。
恐らく方々で話題になっている事だろうが、世紀の大誤審。
場面は4Q7:49。オービックがギャンブルに打って出て#4木下から#83清水に、エンドゾーン奥に向けての高いパスを投じた時の事。空中キャッチした清水はDBと競り合いになり着地。
最初はTDのシグナルが出たのだが、そのシグナルは縦位置で見ていた審判が出している。非常にきわどい位置であり、オンラインであればアウトオブバウンズでパス失敗となる。
そこで審判が協議していたのだが・・・・・・
オーロラビジョンに出ていたスロー再生(二方向からの映像が流された)では、明らかにインバウンズに着地している(もっとも、つま先が着地した後に踵がラインにかかっているようにも見える。いずれ放映分で確認したいが、あれは絶対にラインを踏んでいない)。
それを、「パス失敗です」と説明したから収まりが付かないのはシーガルズサイド。
いや、これは怒っていいし、食い下がって良い。明白な誤審である。
だが、どんなに抵抗しても「オーロラビジョンを見てみろ」は、理由にならない。映像機器による確認は、会場環境に左右される為に日本協会では取り入れていないからだ。
したがってオーロラビジョンの映像は審判協議をを覆す材料とはなり得ない(※なお、現状シーガルズのサイトでは映像は証拠にならない事を記述していないまま、審判が強行したかのような記述を取っている。説明不足である)。それでもオーロラビジョンを示し続けるヘッドコーチ以下の態度は、どういう解釈をすべきなのか。
さらに、この長い抗議の最中、シーガルズサイドの客席ではチアスティックを連打して威嚇行為を行っている。それをチアが煽ったことは到底容認できる事ではない。
あの場合、ポンポンを振ったりするのではなく、違うベクトルに持って行く事(たとえば「ゴーゴーシーガルズ」コールをする、など)で一体感を形成しても良かったし、そうすべきだったと思っている。
しかしそうではなく、煽りを入れた。
おかしくないか?
それとも恫喝すれば結果が変わるというのか? そんなのスポーツじゃない。悪いがそれは見世物でしかない。
もっとも、この試合でシーガルズは二回ほど推定有罪のファウルを取られている(ように見える。インターフェアが2つ、厳しすぎた。なおフォルススタートは、スタンド上段から見ていても判る物だったので、そこではない)。このへんは審判ももっと公平に(思いこみのケースと、より厳しく見ようとするケースがあるとは思うが)判断してもらいたい。逆に鹿島サイドでクサい奴が取られてないので。
そこまでは、本当にいい試合だった。丸田が復活したとはいえ佐藤は完封されている鹿島、守備に最後の一線を押さえ込まれているシーガルズ、本当に互いに均衡した試合だった。鹿島はキックオフを正々堂々清水に蹴ってリターンを押さえるし。
本当に見応えのある試合だったのだ、あの誤審までは。
ところで、凄く気になったのだが、シーガルズの木下、パスのリリースポイント異様に低くないか?自分の肩よく低いと思うのだけれど。よくあれでディフレクトされないものだと感心してしまう。(ラインで引っかけられたのは1回だけ)
中距離から長いパスの時は、確かに高めに投げたり弾道飛行になったするからいいんだろうけど。
ここまで競った試合が少ない、というのはもう、社会人の圧倒的に根深い問題点として捉えた方がいいのかも知れない。
とにかく、後味の悪い試合だった事だけは事実である。