と、いう愚痴はともかく(時間を確認せずに遅れた私が全面的に悪いのである)。

いやあ。もう見ていた範囲ではオンワード守備が為す術無く崩壊していた訳ですよ。
公式記録見て高田にINTついているって事は、序盤にあったという事なんでしょうが、とにかくラインが押し込みきれないので投げ込まれる、カバーかからないようにスラントやヒッチを多用する、ブリッツ入るとあざ笑うようにショベルパスによるセンタースクリーン。
いや、あの、オンワードがひどいとか、そういう訳ではないのね。オンワードは関東有数の守備力のあるチームだし、選手のポテンシャルが高いチームですよ。
それが、ことごとく守備で止められない。見ていたドライブは最後のイート・ザ・ボウル以外全部得点ですからね。

それともう一つ。電工のプレーヤーが倒れないんだわ。
普通、倒れると思うプレーであっても、RBやWRがCBくらいなら平気にはじき飛ばすし、ちょっとバランス崩した程度では関係ないって感じだし。
これはもう、鍛え方の基準が違うっていうか、パワーがあるとかないとかではなくて、当たり負けしない体幹と下半身の強さというところが本質なんじゃないだろうか。
だから、ドライブされて進んでしまう。結果としてそのまま失点。

オンワードは、３Ｑ最初のドライブで敵陣48Yaedくらいでギャンブルをしたけれど、これが致命傷になったというか。遅かれ早かれ失点していた(守備が止められないため)とは思うが、攻撃が立て直すきっかけをつかめた可能性もある。
もっとも、脇坂を筆頭に守備ラインのプレッシャーは、これまた見事。ぶったまげたもんですからねえ。
ＤＬがプレッシャーかけるから、パスカバー完璧に近い状態で余裕もってプレーしてるし。

とにかく、戦術や戦略といった部分で勝負に負けたというよりも、それ以前に体力差で負けたという事が正しいのかも知れない。そんな試合です。
そういう点で、現在のＸ１東日本は、切磋琢磨にほど遠い状況なんだなあと、改めて思う次第です。

ＪＸＢにおいて、鹿島の不調な丸田、カットバックが少ない(悪く言えば電車道ランナー)の佐藤、復帰間もない曽根といった３枚およびラインがどう電工守備を崩していけるのか、が楽しみになる訳ですよ。