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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
オービック・シーガルズ |
OS |
3
|
3
|
0
|
14
|
20
|
富士通フロンティアーズ |
FF |
3
|
0
|
7
|
7
|
17
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
FF
|
1:31
|
#10後藤 38Yard FG |
|
1
|
OS
|
8:20
|
#1金親 20Yard FG |
|
2
|
OS
|
10:15
|
#1金親 31Yard FG |
|
2
|
FF
|
14:28
|
#10後藤 26Yard FG× |
|
3
|
FF
|
0:07
|
#80米山 85Yard K.O.R |
#10後藤 Kick |
3
|
OS
|
4:05
|
#1金親 33Yard FG× |
|
4
|
FF
|
3:17
|
#10後藤 25Yard FG × |
|
4
|
FF
|
3:27
|
#41木下 Fun.Ret |
#10後藤 Kick |
4
|
OS
|
5.24
|
#15龍村-#13高橋 20Yard Pass |
#1金親 Kick |
4
|
OS
|
14:03
|
#15龍村-#13高橋 10Yard Pass |
#1金親 kick |
4
|
FF
|
15:00
|
#後藤10 40Yard FG× |
|
第1試合については、道路混雑(単にドン臭い車が右折渋滞かました事と、別の箇所で大型ダンプが安全運転していた事による)と入場券売り場混雑(どうも市民招待日だったらしいが、当日券売り場がかなりモタついていた。モギリの方はかなり出入りの誘導をしっかりしていただけに、大量交換のお釣り処理などで大渋滞だった)が重なったので、最初のFGの後に入場できた次第。だもんで、写真は撮影していません(出来も悪かったし)。
なおこの試合は15分計時(新ルール採用)で、そうしてみるとパス攻撃が多い事を考慮してもハーフタイム入れて3時間で終わるのは、旧計時とそんなに差がないという事では?と小首をかしげてしまうのであった。
ちなみに、公式サイトのチーム記録は、オービックと富士通が逆。個人記録と一致してない。勘弁してくれ、こんな単純ミス。
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しかし、この試合内容で勝ったら、詐欺だよ富士通。負けて正解。
と、いうのは、攻撃がまるで話にならない。
あれだけダウン更新して、攻撃が得点できたのは試合開始直後のたった3点のみ。
これで勝てて、何かチームにいいことあるのかよ。(反語)
せっかく攻め込んでもインターセプトで攻めきれず、FGは2回連続ディフレクトされて(この2回とも、角度か低い。25Yardと26Yardで、正面右ハッシュ寄りという位置で引っかかるというのは、蹴る角度が毎回一定である事を意味する。実際40ヤードのトライも同じ角度で引っかけられて、角度が変わっている。る)。
ケイダンスを利用したオフサイドを連発させる割に、最後に自分達が焦ってフォルススタート取られる。
基本的に善戦したのは守備側と、後半最初のリターンのみ。守備がスタミナ切れてプリベント気味になると、徹底的にスロットを狙われ(スロットバックにマークがつかない。4Q2つのTDはスロットへのパスがキープレー。スロットが抑えられていると、上手く回らない)、攻撃が満足に時間を消化でないし距離もあまり稼げないし、という事から終盤はズブズブの展開。
記録見ていると攻撃平均獲得はほぼ同等なんですよ。で、なんでこんな書き方をしなきゃ行けない気分になるのか、という事を考えるとですね。
富士通攻撃が、全くドライヴ感を感じられない
というところが問題なのですよ。
富士通サイドの問題を挙げるなら、「核になるプレーが全く見えない」「目先をそらすことばっかりで、相手に優位に立つプレーが一つも見えない」「必殺技の印象が丸でない」「コロコロQBを代えてる意図が見えない(※通常スナップを受けるQBを頻繁に交代させるのは、もう片方がレシーバーやRBとして同時に入る時に目先を変えるためにやる事。シリーズを任せる事が心理的な成長となることはあっても、逆の場合に成長は難しい)」「メンバーが殆ど替わっていないのに、春の段階でコンセプトが統一されていない(変幻自在というコンセプト、というにはやっている事が中途半端)」という風に見えて仕方ない。
よく野村監督「弱者が強者に勝つには奇策しかない」というけれど、奇策しかしない訳ではなく、正攻法の中に奇策を適切なタイミングで織り込むから効くのだ。
なんか「ランが出たから、次はパス」とか「前はパスだから次はその裏のQBキープ」とか、安易に裏のプレーとかしすぎてないかい?
その結果が残り2分を満足に使い切れず、わざと反則で下がったパントが力んで飛ばないという凡ミスに繋がったと思う。つまり、あの場面はあの場面だけの結果ではなく、試合を通して起きていた事に過ぎない訳ですよ。
そういう意味では、春の公式戦として一番大切な「チームコンセプトの徹底と新戦力のかみ合わせ」という目的を逸脱してしまっているコーチ陣に問題があるとしか思えない。
というか、勝手にコーチがブルッて自分で試合壊して選手の努力を粉砕した
という事なんじゃないの?。
逆にオービックは終始一貫してコンセプトが判りやすかった。基本となる生命線はあくまで白木や古谷のオフタックルからオフタックルの間のラン。そこを意地でも狙い続けるから、他のプレーが生きる。しかも去年くらいまで大味なプレーでドカンと点を取る事を是としていたようなところがあったが、ドカンと点を取るにしてもコンセプトをしっかり持っているからドライヴ感が凄く出る。
ドライヴ感があるかないかというのは、見ていて相手にいやらしい感じを抱かせるかどうかにかかってくる。結局ドライヴ感を最後まで維持する事が出来たシーガルズは、攻撃できっちり得点することが出来たし、安定したプレッシャーを富士通守備にかけ続けて消耗させる事が出来た。
※たとえばFGの時わざわざ右ハッシュで蹴る。ところが向かって左手にはいつもケヴィンがいる。角度を上げられないならケヴィンを外すのは当然でしょ。センターハッシュ持って来るか左ハッシュに持ってくればいいのに、そういう折り込みが丸でない。これでは富士通側はオービック側にプレッシャーをかけることらはならない。オービックがパントの時にすぐに蹴れる体制になっていたのに、このプレッシャーに最後まで富士通ベンチは対処できなかった。もしスポッターが気付いているなら、3rdの時点で常にパントチームを準備させるくらいの対応が必要だったのに、出来てないから最後までパントリターンで富士通は有利になれない。
いちおう誤解無いように断っておくと、富士通守備は最高でしたよ。あんだけねちっこく攻められても、結局FG2本だった訳ですよ、最後にバテたとはいえ。これは凄いことで、オービック攻撃と富士通守備の激闘は、本当に見ていて楽しめる好勝負だったわけだ。
軸がぶれてない上に、攻守のバランスの良さも光ったオービックが勝ってしかるべき試合だった、という事です。
……久しぶりに辛口モード突入でしたが、とにかくそれだけ素人目にもひどかったのです。