|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
日本代表 |
JP |
3
|
0
|
0
|
0
|
3
|
ノートルダム大学レジェンズ ファイティングアイリッシュ |
ND |
0
|
10
|
9
|
0
|
19
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
JP
|
11:04
|
#9青木 31Yard FG |
|
2
|
ND
|
2:26
|
#12Cengia 37Yard FG |
|
2
|
ND
|
9:20
|
#9 Rice 1Yard Run |
#12Cengia Kick |
3
|
ND
|
3:54
|
Safty |
|
3
|
JP
|
8:36
|
#9青木 44Yard FG× |
|
3
|
ND
|
12:36
|
#12Cengia 46Yard FG× |
|
3
|
ND
|
14:00
|
#32Vickers 3Yard Run |
#12Cengia Kick |
手元の集計で概算スタッツを計算してみました。(7/26深夜追加)
Team |
日本代表 |
ノートルダム大 |
ダウン更新(Run-Pass-Foul) |
15回( 4- 9- 2) |
12回(11- 0- 1) |
ラン(回数-距離-平均) |
23回-52Yard-2.22 |
50回-291Yard-5.82 |
パス(試投-成功-距離-INT
試投平均-補球平均-成功率)
|
43試投-20回-189Yard-2INT
4.40-9.45-46.51% |
6試投- 1回-5Yard-0INT
0.83-5.00-16.67% |
攻撃記録(回数-距離-平均) |
66回-240Yard-3.64 |
56回-296Yard-5.29 |
反則(回数-距離) |
7回-62Yard |
8回-62Yard |
時間 |
26:02 |
33:53 |
ダウンコンバージョンとかは入れてません。また、個々の選手については、特にノートルダムのRBが判明していない面もあったりするので、今回はパス。(7/26深夜追加分はここまで)
諸般の事情でキックオフぎりぎりに着席。後楽園駅を出たところで「外野入場口は使用いたしません」という係員の言葉にしばし愕然。
入場して携帯で撮影した結果がこれ。Final6以下の入りにさえ思えて情けないというかなんというか。
プロマネさんやスタッフの皆さんの努力と情熱が、どうも末端の関係者まで届かなかったというか、特に広報関係が弱かったというか、この経済状況が悪かったと言うべきか、最終の入場者は恐らく1万2千行けば上出来かと。
いっそのこと2階席を解放しないでやれば、もっと熱い雰囲気になったのではないかという気もするのですがね。
個人的には、そもそもイベントが決まってかなりたってからの後援決定というあたりがネックというか(厳しい言い方だけど読売さんがさしてやる気があったとは思わない。スポーツニュースでも取り上げなかったくらいだし、CSでも傘下のGAORAで放映すべき所を朝日系のスカイAが抑えた-尤もこれは社会人中心という事で社会人の試合契約のあるスカイAが優先された可能性もある-訳だし)、やはり東京近郊では「平日の夜、会社帰りについでに顔を出す」お付き合いが限界という事なのか。
今日が墨田川花火大会だったことでこの時間設定だったのかも知れないが、まあ時間設定は仕方ない。もう1時間遅くても、夏休みの旅行と割り切って東京1泊2日旅行が出来たんではないかと思うけど、そこはそれ。
イベント的には色々相変わらずの不手際が見られて、たとえば試合終了後のインタビューと表彰誘導のバッティングとか、グッズ販売がハーフタイムでほぼ品切れとか、何より公式スタッツが試合終了後5時間経過しても公式サイトに出ていないとか。少なくともスタッツは痛いと思うなあ。見に行けない人の事も考えてあげて欲しい訳で。(とは言え、お疲れのスタッフに無理は言いたくないという気持ちも働くのでありました。痛し痒し)
あと致命的なのは曲出し。怪我人が出ているときにガンガンに曲かけるのは辞めて欲しい。怪我人が搬送されるときに拍手、とかそういうのはアリなんだろうけど、それがないというのは何とも情けない。
あとやはりオーロラビジョンでは煽りよりもリプレーを優先して欲しかった。
まあ、スタッフの熱意と競技関係者の思いが重ならない理由としては、なんと言ってもW杯川崎大会で「一息ついちゃった」という事なんではないかと。どちらかというと「唐突に正月くらいから話題になったし」「春になって突然公式発表だったし」「アイシールド21の放送はとっくに終わったし」「アイシールド21の連載はなんかいつの間にか終わってたし」という事で、盛り上がりがもの凄く欠けていたのも事実。
客席の価格設定も厳しかった(2階席2000円、1階普通席3500円、1階指定席6000円、バルコニー通常席1万円ファミリーシートのエリアは変更-バックネット裏の方がオーロラビジョンが見えるので適切-、というのベターだったような気もする)。
でも、だからといってこのイベントが失敗だったかというと、そういう事はない訳で。
このイベントの評価は、この後数年後に行われるであろうフットボール行事に還元されていくはずで。もっと景気が良かったら招待券のバラマキで努力と関係ない人数が集まった訳で、それを考えるとこのイベントは川崎W杯に続く日本フットボール界が誇るべきイベントだった、と言うべきだと思うのである。
と、いう訳でイベントとしての総括は以上。
続きを読む
試合としての総括をすると、こういう事になる。
「ラインがなまじ強固で、普段から対戦相手のラインがさして強くないリーグで勝負する才能あるQBは、ラインがプレッシャーかけられた時に問題が起きて、そこでゲームが壊れた」
高田を過去のQBと比較して高く評価しきれないのはそういう所なんだろうなあ。
いや、高田そのものがいいか悪いか、ではないので注意して欲しい。
以前、鹿島の鈴木(引退)が日大時代からの癖で、バックサイドブリッツに滅茶苦茶弱かった事がある。バックサイドブリッツが目にはいると我慢できずに棄てちゃう事が多かった。結局この癖を打開できるようになったのは、QBが全員怪我で鈴木しかいなくなった時だった訳で。この時の鹿島は全盛期を少し過ぎて、リクルートとかオンスカの高速ブリッツを拾いきれなかった頃なので、鈴木は自分で殻を破った訳だ。
逆にラインが弱くなって成長が止まったのは法政OB陣。今手くらいじゃないのかな、社会人でトップQBになれたの。申し訳ないけど法政に比べて社会人各チームのラインは弱い(し、質が違う)事もあって、いま一つ伸び切れていないと思うのである。
翻って高田である。W杯から気になっていた-すみません、当事の投稿が消えてますので、後出しじゃんけんの勝利みたいでみっともないのですが-のだけれど、ラインが押し込まれた時の対応がかんばしくない。
どれくらい芳しくないかというと、今回の試合ではクイック以外は「まず木下、次いで長谷川。最初の決めたターゲット付近しか見てる余裕ないし、逆サイドは見てられない」という状況であった。
そりゃあ、コールされたプレーのうち、ランは1/4(スクランブルを除く)程度。パスカバーしっかりしてバタバタしたQBのレーンを消せば、守備は楽だよね。
しかもカバーする時に木下と長谷川マークすれば、あとはシステム上怖くない訳で(それを狙って逆サイドの決め打ちが何度が出た訳だが)。
結果としてプレッシャーに弱いという印象しか残らなかった訳である。
じゃあ菅原はどうか、というと、出番が悪くてセイフティにTDに繋がるインターセプト。インターセプトは確かに国内では通るパスなのが、相手の身体能力とかサイズに負けたものではあるけれど、それと同時にやはり実戦経験によるレベルダウンがあったんじゃないかと思う訳で。
そうなっちゃうと、ぶっちゃけ今の日本には選考基準を満たすQBがいなくなってしまう(強いてあげれば鹿島の尾崎、富士通の吉田、ハリケーンズの皆川、シーガルズの龍村か。ただ、いずれも基本能力のどこかで高田・菅原に見劣りしてしまう)。
結局、言い方は悪いけれど「相手の圧力に根負け、攻撃ラインはエンドを止めきれず、ゾーン守備の時にレシーバーが空かず、結果として自滅した攻撃」という事なんだろうな、と。
さらに良くないのがベンチワーク。1試合で2回も交代・プレー伝達ミスでタイムアウト使っちゃうし。これって壮行試合からの課題だよね。
もっと言えば「ランは絶対出ないし、怪我するに決まっているから」的な使い方が目立つ。少なくとも2Q後半の降着したときに、布石としてのランプレーを執拗に出してみたりすべきだったのではないだろうか。また、それを織り込んだチーム選抜にすべきだったのではないか。
そりゃああんなゴムまりのようにスピンしたりハンドオフではがしたりされちゃ守備はやってられないでしょうが、よく頑張ったと思う。
ただ、それとて相手QBが怪我していたとか、サイズあるゆさぶりに弱いとか、そういう事で見抜かれていた中で頑張ったのであって、もっとキレのあるパスが出ていたら、こんなもんじゃなかったと思う。
それにタックルに行けそうで行けない状態や、いってもふりほどかれてしまうようではね。
正直ホルツHCから社交辞令が出ていたのは悲しい結果だと言う、森HCのコメントはその通りで、飛車角落ちの勝負に余裕で勝っている相手の褒め言葉ほど意味はない。
課題とか手応えとか言う以前の問題だったと思う。
でも、それを知りうる事が出来たのは幸いだったと思う。
協会がリーダーシップを取って、「これからのチーム運営上、体力強化はこういうメニューをこういうスケジュールで」とか、そういう活動が必要なんじゃないだろうか。これからの未来を考えるとね。