一応雑誌の話なのでカテゴリは「読書」にしておきます。
現在久保田の生活している街には、一般書店が2店舗あります(一店舗は啓文堂、もう一店舗はくまざわ書店。隣の駅にもも啓文堂があるのだが、厳密には神奈川県の地番。あ、あと蔦谷書店もあるが、あそこは書店と思っていない-レンタル屋に毛が生えた程度という意味-)。
6月30日午後5時以降、該当書店に「タッチダウン」誌が入荷していません。
それどころか、あんな売れない雑誌だから配本されたら残っているはずと思って実家近くの書店2店舗を探しましたが、こちらにも在庫がありません。
という事は、恐らく「返本率を下げるために、配本数を引き下げた」のか、「取次に嫌われた」のか、どちらかだと思います。不手際による回収でない事は、Amazonで在庫有りになっている事から判る訳で。
まあもっとも、悪口を書かれたと勘違いしたチームの関係者が、都内書店で買い占めを行ったといえう可能性が無い訳ではないんでしょうが、そんな可能性はゼロに近いだろう。
問題は、編集長交代後最初の号である、という点。
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つまり、今回の政策変更と編集長交代は、悪く言えば「前編集長が詰め腹切らされた」という事なのではないだろうか。
それが証拠に、ここ数ヶ月の編集後記に編集長のコメントが出ていない事が多かった。
まあ、尤もタッチダウンの編集姿勢って
「関京」(あるいは関西三強)>>>「日大・篠竹監督」>>「社会人1部」>「東西学生残り」>>>>>>それ以外
みたいなところがあったし、というより平成10年代は露骨だったし(社会人がライスで勝ちだしてから、広告稼ぎの為に社会人のランクが上がっただけで、社会人のランクは実際低いと)。関係者のうわさ話として聞いたものでは「こういう姿勢だから、関東では編集長は毛嫌いされている」と言うのが多かった。
そもそも誤植は多い、海外記事の権利関係が怪しい(掲示板などで指摘されてから、現地雑誌記事の抜粋を主としていた秋元氏の記事が激減した。実際それ以降カレッジの記事が殆どない)、と不満が多いこの雑誌。
1990年代は地域リーグ・下部リーグのトピックス欄があったのに、最近5~6年はそれもない(もともと東北連盟が編集部と喧嘩して広報記事を拒絶した、という噂は聞きましたけど。噂なので事実かどうかは判りませんが、90年代の時点で東北連盟は広報記事ではなかった)。
実際問題として、以前ベーマガ社が定期刊行した頃のAFMの方が読み物も充実していたし、地域に優しかったし、専門記事のTDと読み物のAFMて棲み分けが出来ていたのである。それがAFM撤退によりTD寡占となったあたりから、TDの質の低下は酷くなった(ついでに、TDNFLの質の低下の方が激しかった事を強く記す。TDProになってから買っていないのは、NFLの拾い記事ばかりだった為。本当はインターネットを使い欧州プロリーグ事情を追跡する、といった企画を当初から立ち上げるべきだったと思うのだが、当事の松田編集長の思考にそれは全くなかったどころか、不定期化したAFMの方が記事が優れているていたらくであった。今はどうか知りませんけどね)。
そういった点で、売り上げ部数が減ったとしても不思議はないし、出稿広告が減っても不思議ではない。
ただ、それならいっそ「Wiki風WebTD」を初め(Wiki風、としたのは「誰でも投稿」ではなく、登録制。バッティングと身内贔屓を避けるための措置が必要の為)て、ボランティア記者による速報や写真掲載を掲載することでスタッフに技術系の話を掲載させるなどの工夫をして貰った方が良い。
否、もっと言ってしまうなら、日本協会の機関誌としてTD誌を構成してしまえばいい。
わざわざ雑誌のためにAmazon使いたくないし、都心行きたくないし、定期取り寄せの手間もしたくないのである。
普及に寄与できない専門誌なら、そんなの役立たずですよ。