|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
14
|
3
|
7
|
19
|
43
|
アサヒ飲料チャレンジャーズ |
AC |
0
|
7
|
0
|
14
|
21
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
FF
|
4:16
|
#18出原 7Yard Run |
#35西村Kick |
1
|
FF
|
10:27
|
#18出原→#17秋山 24Yard Pass |
#35西村Kick |
2
|
FF
|
4:43
|
#35西村 47Yard FG |
|
2
|
AC
|
8:36
|
#2古谷 17Yard Run |
#17山岡Kick |
3
|
FF
|
3:12
|
#28進士 12Yard Run |
#35西村Kick |
3
|
FF
|
11:06
|
#35西村 47Yard FG× |
|
4
|
FF
|
3:20
|
#28進士 70Yard Run |
#7藤田→#85浜田Pass× |
4
|
FF
|
5:21
|
#19吉田 50Yard Pass |
#35西村Kick |
4
|
AC
|
6:59
|
#3有馬→#89瀧本 45Yard Pass |
#17山岡Kick |
4
|
FF
|
11:43
|
#29平澤 44Yard Run |
#10後藤Kick× |
4
|
AC
|
14:45
|
#22中西 22Yard Run |
#17山岡Kick |
続きを読む
いやー、まあー、そのー、富士通の実力だといいたいのだけれど
飲料ってこんなにライン弱いか?
というような試合結果でした。
基本的には関学の攻撃パターンと同じだと思うのだけれど、飲料は常にRBを左右のプルしたラインの後ろを走らせるパワー系のランと、そのフェイクからブーツレッグやネイキッドしてのパス、というものをベースとしていると思ってみてました。が、実際に効果的にそのプレーを使い切れていないというか、中央は出るもののブーツが機能しない。
っつうか#6太田がパスを胸に入れて落とす事。これでリズムに乗れないところがつまづきのはじめだったんじゃないかなと。
試合はフロンティアーズのリターンで始まったのだけれど、基本パスカバーがきっちりしていた分スクランブルやドロー系のプレーで要所を乗り越えたという感じである。
最初のドライブでQBがキープしたのが9プレー中4プレー、うち2つはスクランブル。でも結局要所でこれが決まったという感じがするのである。
試合を通じて「パスコースが無くて打開するための選択肢としてのスクランブル」はあったけれど、「さしてプレッシャーを感じていない」というか、出原のパスが浮かないあたりで見えているけど、焦ってないのね富士通は。
ところが飲料最初のドライブは、太田のパスドロップに始まり、敵陣35yard4th5yardでわざわざタイムアウトを入れ、パンターに#8田中を入れたら、そらバレバレでしょ。スタンドからは「パスあるって!」の大合唱。結果パス失敗。ここで大幅に歯車が狂ったというか。
こんな事を言ってはアレだが、関学出身QBの致命的な欠点は、「半身でドロップバックしたときには、体の向いてる側のレシーバーのファーストチョイスを凝視する」事で、これは尾崎、出原、三原、そして有馬すべてに共通している。その為尾崎と出原はまっすぐ下がるように強制されたし、三原はショットガン主体となった。
※多分、久保田が見た関学QBでこの欠点が無かったのは芝原くらいではないか。スローバック側絶対見ないからね、ホントに。首降るだけでも違うのに。
結果として言うと、パスの精度が良くない時にスクランブルで前に出た富士通は、最後までそこで活路を切り開いたと思うし、逆に飲料は手数が少なくて打開できなかったというか。
とにかく「決まったルーチンをこなすしかない」というのは、見ていて「フットボール的にどうよ」と思う次第である。
得失点差ルールでないからなのかもしれないが、4Qの終わり方はないだろう、みたいな(残り時間少ないのにラン2回ってどういう意図なんだ?)
個人的見解だけど、富士通ラインは怪我さえ無ければここ10年来で最強だと思うが、果たして電工やシーガルズに耐えられるかどうか。見物であると思う。特に進士の完全復活はうれしいのだが、特に電工に通用するか見てみたい。
逆に飲料側には、これと言って光るものを感じなかった。強いて上げればパスカバーは絶対に近いと思うが、それでも局面を打開できたとは思えないので。