空気の読めない党首

社民党・福島と国民新党・亀井の両党首の事。

まず福島党首。自分では正義のパフォーマーだと勘違いしてるところが露骨で嫌なんですが。
※一応、以下の意見は「政治的に」という所だけの論点です。それ以外の視線は一切挟みません。
正直、60年も居座った基地をどかすというのは大変なことで、正直落ち目の「保守右派に反対するしか能がない」政党が出たとこ勝負で妄言吐いても即実行できるはずがない(少なくとも、沖縄以外の人が真剣に検討したのではなく、こと福島社民党以降は単にアンチ自民右派としての沖縄撤退論しか聞いた事がないのである)。
しかも、それなら政権交代直後から声高に叫べばよいものを、何をトチ狂ったかこの年末のギリギリになって言う事はなかろうに。こういうところがパフォーマンスでしかないのである。
最近、執行役員が偉そうに「前から硫黄島かグアムと言っていた。昨日今日行って見てハイハイでは納得できない」とホザいていたが、社民党議員団が硫黄島施設やグアム施設について今回の防衛大臣以上の密度の視察を行ったのかと言えばNOな筈ですが。第一、そういう目的で基地視察させてくれる筈がないからね。

誤解無きように言うと「沖縄の基地はもっと減るべきだ」とは思っているし、それは速やかに施行すべきだとは思うが、今回の社民党の行為はパフォーマンスに過ぎないと言っているだけです。
政権発足当時やオバマ来日時点で断固たる回答をするといったような、そういう姿勢に結びつけるような活動を何一つしてないだけで、もう救いがたい。社会主義を目指している訳でもなく(だから何度も言っているが、社民党のスタンスはアンチ自民党右派に成り下がっている。まだ共産党の方が筋が通っている)、そろそろ党執行部は自分が何をしでかしたかよく考えて欲しいのである。

次に亀井静香。この人は公共事業万歳主義者でしかないので、早々に退場願いたい。補正予算におけるみっともない醜態は、昔の自民バラマキ政策と同じ事和しろと言っているに過ぎない。
基本、現在の不況はマーケット不在に原因がある訳だけれど、マーケット不在はどこから来たかというと「働けない」人たち-自分の意志で長く働くことをしない上に、それを環境のせいにする人たちの事であって、就労難民をさないので注意のこと-が増えた事から来ている。
たとえば、実際には求人を出しているヘルパーや農業法人といった所でも、定着率が低いのは仕事をえり好みする人が多いからである(本気でその道を究めようと思っている人たちはかなりの確率でその産業内に定着する)。
そういった「贅沢な貧民」をいかにして減らすかが課題なのに、やっている事は逆なのだから恐れ入る。
平たく言うと、現在の「働けない」人は、公共事業の土木工事を増やしても救済できないのである。
この国の産業構造は、そうなっちゃったのである。
そこに気づかない亀井が補正規模を膨らませろとか言うから、問題になるのだ。それだったら自民党の言うとおり、凍結した補正予算を執行する方が効果はある。但し、目くそ鼻くその世界での話だけれど。

こういう政治家には一刻も早く退陣して欲しいものであり、選挙区の地盤の人たちは、こういった無能議員を徹底して懲らしめるべきなのだ、と本気で思う次第であります。

もっとも、前原大臣のような駆け引き下手も困るんだよねえ。