毎年言ってますが「勝ったら選手の手柄」、「負けたらコーチの責任」というのが関東の宿命。
この試合、明らかに前半で「スタート負けした」状態でラインが崩れているのに、有効な手だてを何一つ示せなかったコーチの責任は重大なのであります。
最初のTDの時のように、シンプルに外に振るという事をもう少ししていれば、展開違ったと思うだけれど。あくまでラインのコンビネーションに固執してしまった事が敗因ですね、早稲田の。
ただはっきり言うけど、投げられるRBが試合を仕切るアメフトは、もう見たくない。そんなのラグビーでいいです。
ちなみに、どうしても許せない記事があったので。これは朝日の記事です(書いたのはどうも京大OBらしい)
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長らく多くのライバルがひしめく関西では、負けないために守りからチームを整える。その歴史があるから、守備戦術も磨かれている。スーパーランナーの存在だけで勝ち抜ける関東ほど、甘い世界ではない。
----以上引用-----
関東の試合を見ていないまま書いたことがばればれの切り捨て方。上から目線のいやみな記事である。
悪いが、今年の末吉はスーパーランナーではない。過去の1000ヤードラッシャーと比較しても、「スクリメージを独力で突破する」「相手のタックルをもろともしない」「相手が触れない」というタイプではなく、彼は明らかなラインのコンビネーションを利用したプロテクションでスクリメージを突破するタイプである。そういう意味では悪いがスーパーランナーではない。過去の瀬畑や丸田のような本当に「見ていて凄い」タイプではない。
従って早稲田が関東を勝ち上がったのは練りに寝られたシステムの勝利に、スピードのあるランナーが乗ったという事なのである。
この人はまるで判っていない。関西がどうこう、というのがでたらめであることを。ならば何故京大が低迷したか、関学と立命が突出しているのか、関大がのし上がったのは、等を明確に説明してみればいい。出来るはずがないのである。何故なら、関西では平成ボウル出場校が突出した知識を得ていたので、そこで戦力差が関東以上に拡大した。その蓄積をはき出してニューエラボウルで1部校とそれ以外の差にすり替えられただけである事を。
カレッジボウルがなくなった事で関東と関西が仕上がり近い状態で触れることがなくなった事も影響している事すら見落としている。
関東はIVY-SAMRAIが廃止されて、また蓄積をはき出してしまったのだと思う。何らかの手だては必要だろう。
だか、ここまで無理解に関西を持ち上げ関東を扱き下ろす記事を、一方的に掲載するのは如何なものだろうか。ライスボウルに金を出す新聞社がこれでいいのか。
そういう意味で不愉快きわまりなかったことわ告白しておきます。