以下、関東学生協会公式サイトから転載
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☆法政大学処罰公示(2013.03.22)
本日、法政大学アメリカンフットボール部に対し、次の処罰を科しました。
関東学生アメリカンフットボール連盟 理事長 神戸一成
処罰内容
1.連盟罰則規定第3条②戒告処分をアメリカンフットボール部に適用する。
2.同第3条⑦資格の剥奪処分(登録の抹消)を監督に適用する。
尚、資格の剥奪期間は2013年4月1日から2014年3月31日までとし、この間、チーム役員としての登録、活動は出来ない。
理由
2011年度並びに2012年度の関東大学選手権で不正なフォーメーション(スクリメージ・ライン上に50番から79番の番号を付けた選手が4名しかいない)の使用、更には2012年度全日本大学選手権甲子園ボウルでの、監督の審判団への誹謗中傷発言が有った。
これらは何れもフットボール綱領に違反し、かかる行為はフットボールに関わる資格に欠ける行為であり、又、大会並びにフットボールの価値を貶めた。
以上、2013年3月8日の理事会に於ける審議の結果、決定した。
☆法政大学処罰公示(2013.03.22)
当連盟は本日、連盟罰則規定に基づき、法政大学体育会アメリカンフットボール部及び同部の監督に対して、以下の通り罰則を科しました。
関東学生アメリカンフットボール連盟 理事長 神戸一成
罰則の内容 | |
1. | 法政大学体育会アメリカンフットボール部に対して 連盟罰則規定第3条② 戒告 |
2. | 法政大学体育会アメリカンフットボール部の2012年度の監督に対して 連盟罰則規定第3条⑦ 資格の剥奪(登録の抹消) 但し、この資格剥奪は2013年4月1日から2014年3月31日まで1年間に限るものとし、この期間中、同人は、同大学体育会アメリカンフットボール部の一切の役職員として、登録、活動することができないものとする。 |
罰則適用の理由 | |
1. | アメリカンフットボール部に対する罰則適用の理由 2011年度及び2012年度の関東大学選手権の公式戦において、複数回に亘り、不正なフォーメーション(プレー開始時にスクリメージ・ライン上に50番から79番の番号を付けた選手が4名しかいない)からのプレーを行ったため。 |
2. | アメリカンフットボール部監督に対する罰則適用の理由 ①2011年度及び2012年度の関東大学選手権の公式戦において、チームに、複数回に亘り、不正なフォーメーション(プレー開始時にスクリメージ・ライン上に50番から79番の番号を付けた選手が4名しかいない)からのプレーを行わせしめたため。 ②2012年度全日本大学選手権甲子園ボウルにおいて、審判団への誹謗中傷発言があり、大会及びスポーツとしてのアメリカンフットボールに対する信頼を貶めたため。 |
なお、上記①②の事実は何れもフットボール綱領に違反するものであり、かかる行為(①については、指導者として選手にこれを行わせしめる行為)はアメリカンフットボールに関わる資格に欠ける行為であるといわざるを得ない。 |
以上、2013年3月8日の理事会に於ける審議の結果、決定した。
以上
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まあ、1/3が終わってから月2回程度の打ち合わせで決まった、といえば遅くは無いと思うけれど、それ以前に「理由1」は2年連続でしょ。これってもっときちんと手を尽くさなくてはいけなかったんじゃないの? 審判等を含めて。ま、これが戒告という事なんでしょうけどね。(だから、こっちはオマケだと思うのですが)
ってか、現監督になってから審判批判・運営批判はずーっとマスコミを通じて行ってきた訳だから、もっと早くに処分されてしかるべきだったと思うし、大学側がブランド維持のためにマスコミ対策をしなくちゃいけなかった筈であって。しかも、確か学校法人の職員でしょ。
いい運営者(学生主導であるが故に、指導者とは言わない)として他校のお手本として見られていた筈の人だけに、もっと早く手を打てなかったのか法政OB会とか父母会とか。
それに、今回はかなり細かいところまで暴露しちゃった(反則のミスを別の機会に相殺する、と審判が言ったとマスコミにリークする行為)けれど、前からでしょこの人。
協会ももっと早く手を打つべきだったと思うのよ。
このタイミングだったら、もしかしたらアンチ法政の策略と勘違いされる可能性もあるでしょ。
これを期に、そろそろ「指導者・運営者の品格」ってものに踏み込んで考えた方がいいと思うのよ、各大学も。
個人的には、甲子園で負けたときのこの人の聞き苦しいいい訳を今年は聞かなくて済む、という一点のみ以外は何もメリットが無いのでこれ以上は申し上げません。
ただ、「他人にどう見られているか」という事も、チーム及び運営母体の学校は、真剣に考えた方がいいと重いのですわ。
※2013/3/24追記:公示が訂正されましたので、元文章を取り消し線で消して差し替えました。
※2013/3/28追記:
時々疑問に思うのだけれど、どうして関係者は故意に誤読して舞い上がっているのだろうか。
学連は「2年続けて不正なフォーメーションをやらかしたこと」について「競技ナメんなよ」という、所属団体としての閥を与えた、と言っているのに、大変多くの人が「試合中に反則を見逃したのをここで罰した」として、連盟たたきに躍起になっている。
もしそうだとしたら、よくNFLでラフプレーに対する出場停止や罰金を与える行為も、フィールド内にいるレフリーの独断でやることになる。
いや、実際の試合中にある「ラフプレーで相手を殴った」事に対しての制裁措置はそのフィールド内だけで済ませて良いのだろうか。この場合ラフプレーはパーソナルファウルで、15ヤード罰退と、せいぜいその試合での出場資格の没収だけである。
これは、「試合進行上の」措置であり、ラフプレーを毎回のように繰り返す選手に対する制裁措置を競技団体が下さない限り、やりたい放題出来る訳だし、チームもそれを止めなくていい訳だ。
上記のような問題を解消するために、後日追加でチームなどに制裁を科す事は、こりゃ当然のことである。それと同じ事をしているのに、何故そうまでして「偉そうな大人」を攻撃して溜飲を下げたがる?
そういう低い意識の関係者が大手を振って歩いている現状に、ものすごく萎えるんですけど。いや、もっというと幻滅するんですけど。
このところこの話題で検索して飛んでこられる方が多いので、あえて苦言を呈しておきますが、
試合での反則の有無と、今回の連盟の処罰は、次元が違うのであります。それを理解できていないというの事は、かなり恥ずかしい事だと思います。
今度土曜日に2011年のあずまボウル(去年のはデータ化に失敗して残っていない)を検証してみますが、もし反則を審判団がしっかり取っていたら、連盟や審判を非難した人たちはどうやってその非礼を詫びるつもりなんだろう。詫びずに素知らぬ顔していけしゃあしゃあと開き直ってしまうなら、その方が遙かに罪深いと思うんですけどね。