|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
12
|
3
|
0
|
0
|
15
|
鹿島ディアーズ |
KD |
0
|
0
|
7
|
0
|
7
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
FF
|
4:29
|
#29ゴードン3Yard Run |
#11西村Kick |
1
|
FF
|
6:47
|
Safty |
|
1
|
FF
|
10:24
|
#11西村29Yard FG |
|
2
|
FF
|
5:14
|
#11西村28Yard FG×(Block) |
|
2
|
FF
|
12:00
|
#11西村36Yard FG |
|
3
|
KD
|
9:21
|
#7加藤→#81宮本 65Yard Pass |
#14青木Kick |
4
|
FF
|
1:27
|
#11西村20Yard FG×(Bjock) |
|
等々力のメインスタンドも改装してましたかあ。
さて、今日の試合は運営上「鹿島のホーム」ですが、実質富士通のホームですので、得点経過で富士通を上にした……のではなく、これは単に勘違いです。
で、今日の試合、勝つと負けるでは運命が違うのですわ。
負けた側はケビン・クラフトのIBMと、西一位のパナソニックと、連戦。勝つと初戦がアズワンで最終戦がノジマ相模原。
ぶっちゃけ今年は予算が立たず下阪するのは1回のみなとなるので、富士通に勝ってアズワン戦をスキップさせて貰う(いえホント経済的にきついんですって)事を期待するしかないのでした。
さらに今日は楽天-ロッテもあるし。色々あってたいへんなんだなもう。
で、試合の前にクレームというか文句というか。
1Q後半から富士通チアが2階席通路に上がってきた。
それ自体はいい。
問題はその後。
通路に立ってると、通路後1列目の人は試合が全く見えない。当たり前である。だが後の人が「見えない」と言っているに完全にシカトした人がいた。ひどいね、全く。
ああいうときは踊り終えたら階段を一段降りるとかしゃがむという配慮が必要。でなきゃ上がってくるな。
さらにひどいのはチアディレクター。
怪我人が出ているのにガンガンに曲流す。
4thダウンロングで「タッチダウン」コール。昔ならそんな場違いなコールは絶対にしない。
チアがパントリターン後に「ディフェンス」のボードを持って踊り続けたが、誰も注意しない。
当然のように味方のケイダンスの際に煽る。途中から「静かに」ボードを出すようになるが、そもそも最初にしでかすな、という話だ。
これ、はっきり言ってチアコーディネーターの人はフットボールに無知で、毎回フットボールを知っているスタッフが現場で注意して是正している、って事でしょ。「静かに」ボードなんて、試合前から理解してないと駄目な事であって、あんまりの出来にがっかりだよ、本当に。
そりゃ踊る、応援する、という気持ちはいいですよ。でもその競技の特性・特徴・守るべきマナーを理解できてない人が、現場を仕切るな、育成の軸になるな、って話ですわ。
年々演技技術以外が劣化し続けている、魂の継承に失敗したレッツには、がっかりだよ。
続きを読む
で、だ。去年今年の鹿島の試合運びからすると、「とにかく追加点を早めに」なのであるが……
まずリターンは富士通。QBを#12平本で通したが、これが良かったのかどうかは後の判断。
リターン良く自陣40Yardから、まず#17秋山へのパスが通り、#28進士のラン、#4宜本へのパスが2回連続で決まり、そしてラン3回で先制。
返しのドライブ、鹿島先発QB#10山城が、ほとんど何も出来ずにパントに追い込まれる。というか、実際問題1Qの間、完全に鹿島攻撃ラインをスピードラッシュで凌駕する富士通守備。本当にも何も出来なかった。
次の富士通の攻撃が、敵陣39Yardでパント。これがなんと敵陣エンドゾーン手前1Yatdで止まる。
そして、ここで前進を試みた鹿島のランプレーがロスタックルで、セイフティ。意外な形で追加点。
このセイフティで貰った攻撃権を4分かけて攻め込むのだが、ハーフウェーからの攻撃が、敵陣11Yardまで行くも攻めきれずFG。
ここで、なあんとなく鹿島の空間に突入。そう、攻撃が出なくても守備が押さえている間に打開策を見つけて……という奴。
実際、このあと富士通は攻めきれない。
第2Q最初に自陣48Yardからの攻撃権を得てパスで攻め込むが。敵陣ゴール前で足踏みしFGを狙うも中央割られてブロック。
逆に、鹿島も攻めきれない。1Q最後のプレー以降QBを#7加藤にスイッチするが、前半は効果的なドライブとは呼べず。というのも、基軸としていたランが出ないので、パスに偏ってしまい、この試合初めてダウン更新するもパント。実際、これで鹿島攻撃の出番は前半終わり。
富士通は#20高野橋のランで一気に敵陣44Yardまで攻めたあと、ラン主体の攻撃で敵陣18Yardまで進めるもFG止まり。
後半になると、鹿島が攻守にわたって冴え始めるが、富士通守備が首の皮一枚で踏みとどまる。
というか、完全に平本がレシーバーを探せていない。
最初に鹿島の攻撃が3回でパントになるが、富士通はパス2回失敗でパント。
さらに次のドライブで鹿島がダウン更新するもパント。で、同じく富士通もダウン1回更新してパント。
で、ここで富士通守備に停滞ミスが出る。
#81宮本へのパスでダウン更新した鹿島が、見せプレーなのかどうかディープ一発。右サイドで深めのゾーンにレシーバーが交錯するように入り、その手前でDBが止まってしまったのでDBの後に走り込んだレシーバーがキャッチ。最後尾を抜かれたらもう゛どうしようもない、という事でTD。
ここで返しのドライブ、#81中村のリバースで敵陣41Yardまで進み、そこからラン主体で攻め込むのだが、最後に攻めきれずFGとなるが、またしても中央割られてブロック。
ここから鹿島の攻撃がギアを上げる、のだが、宮本へのインパターンのパスにDBが前に身体をねじ込みINT。
この攻撃を即座に止めた鹿島が、再びパスで攻め込むのだが、#11前田に向かってTD狙いのリードのパスを、今度は前田の前に飛び込んでINT。
このあとランで時間消費を狙う富士通に対して、残り1分代になって絶妙なタイムアウト攻勢で時間を残した鹿島が、自陣33Yardから攻め込んだものの、最後は距離が足りずにタイムアップとなった。
で、富士通は「前半やたらプレーが出来た攻撃が、後半息切れ」「前半飛ばしてラッシュかけた守備は、後半になって加藤の早いパスにやられっぱなし」という結果となった訳で、スタミナ配分の問題がどうしても強く残ってしまっている。
特にこの試合、エースRB#30金が1プレーのみ、前半活躍した#20高野橋は後半出番なく、かといってパワーランナー#32後藤も出番なく(FBとして入っていたかも)、そんな中で#29ゴードンが足首を試合中に痛めると、あっさり手詰まり感。
こと平本がパスの時にフリーレシーバーを見つけられず決め打ちで#4宜本にパスを投げ込む事が後半になればなるほど目立ち、攻撃側がリズムを後半に作ることが出来なかった。可能であれば、#19吉田に1ドライブやらせて(パスはいらない。ハンドオフだけでもいい)、一呼吸置かせる事も必要だったのでは無いだろうか。
結果、守備が連続して出る時間が長くなり、少し弾き気味に守ったとたんに前田と宮本にいいようにやられてしまった。またも、後半はラッシュが殆ど届いていないのも気になるところ。
かなりの救いは吉田のコントロールパントだったわけで
鹿島は、まあこちらも前半為す術無く攻撃が沈黙してしまった(山城、怪我か?)結果、パスに比重を置いてしまい、捨てプレーとしてのランも数を打てず、結果として守り切られてしまった。
そういう意味では去年と流れが同じだったようにも思うので、攻撃で何か新しいアクセントが必要なのかも知れない(プレーとか、組み立てとかで)
とにかく試合としては非常に面白く、また鹿島の日程が見る分にはいい日程(そう、ひいき関係なく見る分には。鹿島ファンと関係者の皆様の心労はお察しします)というのがナイスですわ本当に。
で、お陰でセカンドステージは関東で過ごします、と宣言できるのでありました。