今、月曜日に半日休暇が取れないのでどうしても到着が厳しい(鉄道利用だと水道橋に最速で18:50着)。そこで会社に内緒で車で出社し、帰りに春日通りをブッ飛ばすという手に出た、のですが、それでも入場したらキックオフぎりぎり。(車は最近、小石川後楽園脇のパーキングチケットに入れてます。どんなに遅く到着しても、環境整備の為に300円払ってます)
それというのも長蛇の列が出来ていた為。
いやー、マジ間に合わないかと思った。また、知人に富士通ファンがいたおかげで、なんとかいい位置をゲット出来ました。
うん、まあ、いろいろ言いたいところはあるけれど、とりあえず、いい試合だったというところから。
苦言はやっぱのノイズのあり方で、やっぱりPAの使い方だよね。ドームの場合、客席に反射してそれが反対側に届いちゃうので、相手にイラッとする事が少々。かつ富士通側はけが人でも音が止められないとか、まあPA高い足場に上げてもあんま意味ない(それこそスポッターみたいなところでコントロールしないと駄目かも)。
まあ、途中からそんなんどーでもよくなってきたくらい試合がすごかったので。
(色々あって、順次書いていきます。時間かかってスミマセン 6/29書き上げました)
試合は、シーガルズのリターンで始まる。QBは#6菅原。
ところが初っぱなから富士通のハイプレッシャー守備で腕をはたかれパスミス。次のランを挟んでパスに出たがディレーブリッツでサック。
返しの攻撃は富士通#3キャメロンが先発QB。こちらも今春絶好調キレキレのノリノリなバイロン・ビィーディー・ジュニア(以下BJ)の猛烈なパシュートを受けながらロールアウトからキープ。次いで#29ゴードンがラン、次いで右フェイクの左QBカウンター。初めてのパスを#17秋山に通し、さらにカウンターキープ、#22宜本へのパス、コードンのランとそのフェイクからのキープ、と攻め込むが、結局パス2回失敗でFG。ところがこれをBJが中央割って入ってディフレクト。
その次のプレー、まっずくのドロップパックでプレーを潰されたと見るやネイキッドにプレーを変更したシーガルズ、これに対応しきれず菅原をフリーにした富士通がプレッシャーに行けないまま、そのままなんと木下がDBを抜いて一発ドカンのTD。
で、このTFPを金親が外す。
いや、見ていた時は「ここで外すか~」と。
ご承知の方もおられるとは思いますが、金親は1試合1回はかならず大事なところで外すというジンクスがあって、それをここで使っちゃったのかなと。
その返しのキックオフで26Yardまで戻したフロンティアーズは、#22宜本のジェットスイープで敵陣40Yardまで進むと、今年はレシーバー起用となっている#30金へパスを通し、次のゴードンのランで相手を引きずりふりほどきながら激走TD。あっさり1点差に。
この返しのドライブで2プレー目、菅原が木下めがけて投げたパスをLBがコースに入りINT! しかしこのチャンスを最初のプレーをBJがパシュートしたことでつぶれ、ランの後サックを受けてパント。
この返しのドライブでシーガルズはクイックスクリーンやランなどでじわじわ進むものの、最後の最後で攻めきれずFG。このFGで1Q終了、なんですが、もう会場の空気が激重で、濃密な時間が流れて「あ、まだ1Qだったんだ」という感じ。
2Qでは最初お互いに3and Outで、次の富士通のドライブはゴードンのランに対するQBカウンターなどを挟み敵陣43Yardまで入るが、2回パス失敗がありパントで敵陣2Yard。シーガルズはQBを#15龍村にスイッチしかし反則で罰退が2回あり、3rdダウン8rardで、投じたパスに反応したDB#28石田がINTし、そのままエンドゾーンに駆け込む。
この後互いに3rd and Outで、シーガルズ自陣25Yardからのドライブ、ホールでイングもあり不利な状況から龍村が木下にロングパスを通し一気に敵陣46Yard。しかしここで富士通ふんばってパントに追いやる。
そこで、パントのスナップがあろうことかホームランスナップ。なんとかカバーしたものの大きく下げられた……と思ったら、富士通痛恨のパーソナルファウル・フェイスマスク。これがプレピアススポットからの施工(反則地点ではない)で一気にシーガルズのダウン更新+敵陣26Yardから。
だが次のプレーで龍村が負傷退場()原がリリーフして木下にパスを投げるもプレー終了後にアンネセサリー・ラフネスを取られて32Yardまで下がる(プレー終了後なのでダウンは進み、反則発生地点からの罰退)。結局ここは長尾のFG失敗で終わる。
その後富士通は時間を使い切ってい前半終了。
濃密な前半戦に、トイレと喫煙以外席を立つ人がいなかったのか、富士通側の売店はハーフタイムでもガラガラでした。何ででしょう?持ち込み?(なんかペットボトル平気で持ち込んでる人多数見かけるんですが)乃木坂46がハーフタイムに来てましたが、それは今回パス。
3Q最初の富士通のドライブはBJがプレッシャー掛けた為3回のパス機会を2回失敗、1回スクランと低調。しかもパントはリターンよくシーガルズ陣42Yardから。
ここでシーガルズはQBを#12畑にスイッチ。まずいきなりQBドローの後萩山へロングパスを通し敵陣23Yardまで進める。次いでQBドロー、原のラン、次いでダイブフェイクのパスを失敗。1Yard残しで中西のプラストでギャンブルするが、これを富士通が止める。
この返しのドライブで、富士通はラン主体で攻め上がるが、なんと4プレー目に高野橋が痛恨のファンブルロスト。富士通陣40Yardで攻撃権が渡ると、畑がポケットワークを使いロングパスを木下に決めて逆転1点差リード。しかしここでTDPで2ポイントに行って失敗したのが後の話をややこしくさせる。
次のドライブは富士通が3 and Ontに終わったのに対し、反則もありながらもダウン1回更新したシーガルズ、しかしそのパントを富士通陣46Yardまで戻されると、キャメロンから中村へのパス、強へのパスが決まり、一気に2Yardまで進む。
ここでコードンが2回キャリーしてTDにねじ込み、この時点で6点差。
返しのキックオフで富士通にパーソナルファウルがあり自陣35Yardからの攻撃となるシーガルズは、しょっぱなにサックを受けるも中西のラン、古谷のスクリーン(パンプ・アップが秀逸)で敵陣39Yardまで進むが、パス失敗の後守備のパシュートを受けてスクランブルするも負傷退場。三度菅原登場となる。
菅原は緊急登板も池井にパスを通してダウンを更新すると、原に持たせるがこれが止まる。しかしここで池井にスクリーンを決めて(このプレーから4Q)2Yardまで進むと、萩山へのパスを決めて再逆転。
しかしまだまだ時間がある底の試合、フロンティアーズは自陣23Yardからの攻撃、まず宜本にパスを通すと次のパスはDBがナイスカット、しかしそこから強にパスが通り42Yard、次のプレーで相手ホールディングで敵陣43Yard。しかししかしここで出てきたシーガルズケビン・ジャクソン(KJ)の強烈なラッシュでキャメロンが自陣40Yardまで戻される。
だがここで秋山にパスが決まり敵陣42Yardまで進み、さらにここでプレーが崩れたところでキャメロンがスクランブルし敵陣19Yard。
さらに高野橋がディーで出たところへパスを通し、強へのパスが決まり残り10Yard。さになここで強にパスが決まって、またしても逆転!
ただここで残り8分代ってのが微妙な時間。
次のシーガルズの攻撃を3 and Outに仕留めたまでは良かったが、ここで時間を使いに行けなかった富士通、最初のゴードンのランはいいものの、次の強へのパスはコースにDBに入られインターセプト。富士通陣38Yardからの攻撃残り7:30。最初にホールディングで下がるか、RBへのパスを有効に使い攻めるが、30Yard4rd2でギャンブル失敗。この時点で残り5:20。
富士通は高野橋のランで34Yardまで進むがパス失敗。しかし次の高野橋へのパスの際、BJがパーソナルファウルで出場資格没収(おそらく未必の故意で倒れた選手を蹴ったか、ターゲティングかどちらか)。こりれで50ヤード手間で進むも、ゴードンのランや強へのスクリーンなどが出ず、次の宜本へのパスはなんとオールブリッツ(ここで言うのは、フロント7全部パスラッシュのこと)で、そのすさまじき迫力に座席で度肝を抜かれたほど。
結果、残り2分ちょいで、自陣19Yardからの攻撃となったシーガルズ。
最初の木下へのパスはカットされるも、次のスクランブルでダウン更新。しかし次はポケットを潰されロス。ここで時計を止めるために2回目のタイムアウト消費。次いで2回連続で木下にパスを通して摘心27Yard。ここでスパイクして時計を止める。
次の池井へのパスはキャッチと同時くらいにDBがタックルしてドロップ。次の萩山へのパスで13Yardまで進み、最後のタイムアウトをここで消化。池井にパスを通して残り38秒 9Yard。次のプレーでスパイクして時計を止め、パスに出ようとしたもののインバウンズでタックル受け残り19秒。
富士通ファンは脳天気にカウントダウンして0になって大はしゃぎしているが、ポケットがつぶれた後のスクランブル中に0になったので喜ぶところ違う!そして右に流れた菅原が投じたパスは、ちょうどゾーンのシームに入り込んだ古谷にジャストミート! やってくれるよ同点!
喜び過ぎてサイドラインの選手がフィールドに入った為にアスポーツマンライクコンダクトを取られてTFP失敗。
タイブレークに入る。
コイントスの結果1回目の表はシーガルズ。パス主体で攻め込むも残り1ヤードから裏をかいたパスは3回失敗でFG。
1回目裏の富士通は、何故かパスにこだわりすぎてダウン更新もままならずFG。
2回目表となった富士通は、同じようにパス失敗でFG。
2回目裏はシーガルズ、ランとスクリーンを使い攻め込んで、さ以後はロールアウトした菅原がスクランブルキープでエンドゾーンにねじ込んでTD、試合終了であった。
試合結果として、キャメロンが終盤にパスにこだわった事が富士通の敗因となったと言えるのだが、もう一つ、RBの層の薄さが気になった。今季は#30金がレシーバーとして入ってきているが、RBとしてはゴードンと高野橋しか使ってこない。こういう試合でも局面によって使い分け出来ないとつらいのではないだろうか(金はともかく、神山と後藤が怪我だった仕方ない)。
まだまだ伸びしろがあるので、楽しみという気がした。
で、シーガルズ。苦戦したというのもあるけれど、それにしても強いねえ。でもまだ世代交代に入った事でパス攻撃にいま一つ軸が定まっていない(#83清水がいなくなったぶん、3枚目が弱い)。ラインも時折崩されている。
でもなんとかしちゃうんだよね彼ら。
そういう意味では非常に「強い」チームとなって来たと思う。
でも、個人的には「プレーヤー達が、負けたからこそフットボールが面白くなる」というような負けも見てみたいなあ……いやかなり勝手な事ですけどね。