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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
LIXILディアーズ |
LD |
14 |
3 |
0 |
3 |
20 |
アサヒビール・シルバースター |
SS |
0 |
0 |
7 |
3 |
10 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
LD |
1:09 |
#9加藤→#2 中川4Yard Pass |
#14青木Kick |
1 |
LD |
11:59 |
#9加藤→#7宮本50Yard Pass |
#14青木Kick |
2 |
LD |
8:48 |
#14青木22Yard FG |
|
2 |
SS |
12:00 |
#40櫻井51Yard FG× |
|
3 |
SS |
3:56 |
#7安藤→#1松原4Yard Pass |
#40櫻井Kick |
4 |
SS |
4:08 |
#40櫻井27Yard FG |
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4 |
LD |
9:05 |
#14青木43YardFG |
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祝日ドームというと、だいぶ昔に1回、ドームで1日3試合やった事があって、あそこで懲りた(川崎と同程度の集客)と思ったんだが。案の定平日ナイターのドームほど入らない。
そもそも今季川崎で1回も1000人超えたことがないという事について、チーム関係者はどう考えているのだろうか?
いやこの時期のドーム開催は、熱中症対策という観点からも必要だというのはありますよ。
でも「わざわざ三連休の最終日の9時半終わりの試合を、時間作ってまで見に行く必要はないよね」という空気くらい読んで欲しいなあ、とは思いますよ。
ドームの試合で客が入るのは、都心部の人が「帰りがけについでに」寄る場所だからであって、それ以外の条件で来ると思う方がおかしい。過去の実績(パールは横浜の休日日中開催で一度落ち込んだ観客を回復出来ていない、JXBも東京スーパー時代に日曜日中ドームで一気に客足が冷えて以降回復出来ていない)を見る限り、それは厳しい。
テレビ中継がないなら、夕方5~6時開始でいいんじゃない? と思いますけど。
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試合は白熱したけれど、個人的にはなんとなく醒めた目で見てました。
これは個人的な感想なので試合を総括した物として捉えないで欲しいのだけれど、「シルバースターのベンチワークの問題」が気になった。
いいか悪いかは別として、まず#7安藤がエースQBだとしたら、パンター兼任としての使い方に疑問がある。
というのも、前半安藤は3rdダウンに下がり、代わりに出たQBがパス失敗で流れを潰している。この後パンターとして安藤が出てくるのだが、どうも胡散臭いというかなんというか。
「万全な状態でパント蹴らせて、いい位置まで押し込めたい」という考えがあったのかどうか(個人的にはあったと見ている)、しかしそれで流れが圧倒的に悪くなっている。
さらにパワー系のRBが中心になっているのか怪我人が多いのか、#11戸倉のテールバックというのはどうかと思う(NFLでもパーシー・ハービーンのようなケースもあるから、絶対駄目という事ではないのだが)。彼の場合、シルバースターのインサイドのクイックターゲットとして最大の武器なのだから、勿体ないと思うのだ。※この試合では#83林がいい活躍を見せていたので、そこも考慮しての事かもしれない。
さて試合はディアーズのリターンで始まり、最初のリターンで敵陣37Yardまで進んだディアーズが、3プレー目であっさり(2プレー目と3プレー目は、どちらもレシーバーがどフリー)TD。
シルバースターは最初に安藤がQBに入るも、ダウン1つ更新して敵陣まで入るも、少し下げられると#19東野を投入するが、このパスが全然駄目でパント。
しかしディアーズも締まらない。この返しのドライブ自陣10Yardから攻撃してリズムよくシルバースター陣25Yardまで進むが、そこでまずQB加藤の手が滑ったのが浮いたパス。インターセプトされずに良かったというなんかへんなパスが出て、まあ仕切りなおしで次のプレー、右に少し流れてパスを投げると、なんとパスコースに入っていたLBの胸にストライクのINT。
このあとシルバースター2回、ディアーズ1回パント。シルバースター2回目のパントが50Yardまでリターンされ、ここでいきなりポストのパスがDB二人のど真ん中に落とし込まれ、しかもキャッチした宮本がそのまま独走してTD。1Q終盤にこの一撃は痛かった。
2Qに入り、シルバースターは敵陣に入るもパント。その返しのドライブでディアーズはじっくり時間を使い6ふん掛けて攻め込むが、ここいらへんからシルバースターDLのラッシュが届くようになり、このドライブ5Yardまで攻めながらFG。
返しのドライブ最初に#3有馬が出たが何をするでもなくサックされ苦境に陥るが、ここから安藤のパスがさえ、最後に51YardFGを狙う所まで来ていた(距離は届いたがコントロール出来ず失敗)。
後半乗れターンで自陣45Yardまでリターンするシルバースターは、ランパスまじえて攻撃を組み立てて、TDを取って追撃開始。しかも、後半から如実にディアーズのOLを割り込むシルバースターDLが目立つようになり、長い時間の攻撃が出来なくなるディアーズ。
それでもここぞというところで4thギャンブルで追い上げをはかるシルバースターを止め、さあこれからという4Qディアーズの2プレー目、右に投じたスクリーンパス、ちゃんとレシーバーがキャッチして走ったはいいが、最後のところでストリッピング喰らいファンブルロスト。
ここからシルバースターは攻撃に出るもこちらも5Yardで手詰まりになりFG。
その返しのドライブ、シルバースターのDLの割り込みに苦戦するうちにホールディングで下げられるなどディアーズは背筋に冷や汗状態。さらにパス失敗で万事休したかに思えたその瞬間、審判がシルバースターのアンネセサリー・ラフネス(ポールと関係ない所の有資格補給者に対するハードヒット)を宣告。もしこのパス失敗が成立していたら、試合はどうなっていたかは判らない。
この幸運をディアーズはFGでしっかり足固めした。
それでも最後シルバースターは攻めた。せめて、ギャンブル失敗で終わったけれど底力は見せつけた。
ただねえ……。この試合、色々見えて来た訳よ。
ディアーズは前節と同じく守備エンドがBギャップあたりを突いた時に簡単に漏らしてしまう。それを避ける為にノーハドルのクイックパスを多用したのだが、ちょっと目先を変えようとした遅いプレーやロングパスを考えると、かならずDL割って入ってきて加藤がプレッシャーを感じて無理をしている。
シルバースターは右側のBギャップがいつも割られる。この時安藤が常に右に逃げ、右のTEにしかパスが通せない傾向が出た。普通にドロップバックしたときなどは、LBとSFの間にいいパス落とすのに、ロールアウト系は右側ばかり、その右側にラッシュが来てバタバタ、といパターンを何度も見た。そのTEも橋詰が負傷退場したら投げられず(局面としてそういう選択をしない時間帯だったのかもしれないが)、結構手詰まりだったように思う。
あと、この試合に関して言えば#19東野と#3有馬は、申し訳ないけどプレー内で存在感を示せないばかりか、足を引っ張ったようにも見える。残念だ。
しかし、これでシルバースターは最終節のオール三菱戦がキモになってしまった。