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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
10 |
7 |
0 |
10 |
27 |
オービック・シーガルズ |
OS |
3 |
0 |
7 |
7 |
17 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
FF |
1:52 |
#3キャメロン→#1強5Yard Pass |
#11西村Kick |
1 |
FF |
6:48 |
#1金親35Yard FG |
|
1 |
FF |
9:44 |
#11西村46Yard FG |
|
2 |
FF |
8:33 |
#3キャメロン→#1強 8Yard Pass |
#11西村Kick |
3 |
OS |
2:07 |
#1 金親40Yard FG × |
|
3 |
OS |
11:25 |
#12畑→#18木下9Yard Pass |
#1金親 Kick |
4 |
FF |
8:54 |
#11西村 43Yard FG |
|
4 |
OS |
9:09 |
#18木下 76Yard K.O.R |
|
4 |
FF |
14:33 |
#3キャメロン16Yard Run |
#11西村Kick |
ちとお小言から入ります。
そもそも横浜スタジアムの場合、音響が非常によろしくなくて。スタンドに向けてスピーカーを設置すると、角度が悪いと反射して相手方に大音量が届くというちょっといやーんな 構造になっています。※屋根がある大井第二や東京ドームなどと違って、というところがなお嫌なんですけど。
それでね。富士通チア。
なんだいありゃ。
というのも。まあシーガルズが導入してからかなりのチームが3rdノイズを導入しているのだけれど、前節からこっち富士通のは落第点以下、というかそもそも意識が低くて話になっていない。
何故ファストステージで出来ていたことが出来なくなったのか教えてくれ。
相手QBがかまえたら、電気的な音源はカット!
度重なる場合は進行妨害でノンコンタクトファウルの対象!
何故それを理解出来ないかなあ。ゆみーごが10年かけて積み上げたものが、2年で崩壊してそのあとずーーーーーーっと魂の継承がされてない。
いや、別にこれがチアの競技会なら俺はそんなこたあ言わんし、言う方が筋違いだし。
でもね。これはアメフトなのよ。アメフトという競技の特性、チームの特性を考慮して緻密に計算して観客をリードする義務が、フィールドに立って先導するあんたたちにはあるのよ。
その場さえ気持ちよければ、自分たちが気持ちよければいいなら、それはもう「そういうイベントでやってくれ、ここは違うから」とだめ出しするしかない。
レフリーから指導が入ったよね? その事の重さを理解出来ます?
オービック側から聞こえるノイズは、ほぼPAなし(PAは声が金属的に抜けていく)。Fビートみたいな小細工も無く、己の声と、己の手と、己の魂でぶつけてきている。それで、あの重量感あるノイズになっている。
そういう違い、認識出来るかなあ。
味方の攻撃の時に静かにさせることも出来ず、敵の攻撃を音響兵器で意図的に妨害する、そんなチアチームなんぞアメフトには不要だと思うんだけどさ。
チアの仕事は、いろいろな無知・有知、様々な感情、酔っ払いのくだまき、そういったものをチームの推進力に集約するベクトル感覚を醸し出す事なんだよ。それが出来ないならお遊戯会に行ってくれ。ここに来ないでくれ。
ねえ、コーディネーターはフィールドレベルにいない方がいいよ。スタンドレベルでしっかり見るべきだよ。どんだけみっともないか判ってないんだからさ。
1Q途中までずっとスタンドで罵倒していました。なめんなよ、本当に。
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……と、いうのはともかくとして。
まずコイントスで前半のリターンを取った富士通、そのキックオフで#22宜本がいきなり敵陣37yardまで。どうしたシーガルズ!
それはともかく、この距離で仕留められない筈がない富士通、ゴードンのランと宜本へのパスでダウン更新、続いてゴードンへのヒッチは出なかったが強へのパス2発で先制TD。キャメロン絶好調。
シーガルズは自陣25Yardからの攻撃を菅原が率いる。古谷のランから入り、萩山、木下のミドルフックでゲインを重ねる。望月のラン、そしてランの裏をかいた古谷へのショベルパス、望月のドローと敵陣に入るも、パスをDBがカットしたりレシーバーがキャッチ時に外に出ていたりと攻めきれずFG。
返しのドライブで、自陣35Yardからの攻撃となった富士通は、高野橋乗らん、強へのパス、コードンのランで敵陣に入ると、次のプレーで相手オフサイドの中フリープレーとなったところでキャメロンのスクランブル。しかしここから秋山と成田にパスを投げるがダウンを更新出来ず、FG。
次のドライブでシーガルズはいきなり菅原がサックを受け、そのせいもあるのか3回でパント。
その返しでキャメロンがサックを受けてロスするのだが、3rd9の時にターゲットの強をマークしていたDBが押して転ばしてしまった(多分にアクシデンタルではあるが)為にインターフェアとなり、ダウン更新。だかここから守備圧力を感じたのか、パス2連続失敗でパント。
その返しのドライブ(3プレー目から2Q)、ヒッチスクリーンなどでゲインをするが結果としてサックを受けた事が響いてパント。カバーチームが頑張ったモノの、バウンドが悪くてエンドゾーンに入ってしまいタッチバック。
この攻撃を最初、ゴードンへのセイフティバルブのパス、スイングのパス2連発で進む(が、フォルススタートで下がる)と、大橋へのパスが決まり次のランが出なくとも中村へのポストが決まり敵陣33Yard。さにここから中村へのパス、ゴードンのオフタックルとオプションピッチで22Yard(逆の肩に飛んだボールを見事にワンハンドキャッチ!)、さらに高野橋が左オープンでケヴィン・ジャクソンをまくって11Yard。さらにスクランブルで前進すると、プレッシャーを受けた中ふわっとしたボールをエンドゾーンに投げ強にジャストフィットのキャッチ。
このあとシーガルズはラン主体で攻めるもパント。富士通は時間を使いながら攻めるもパント。
で、残り1分半切った状態から自陣17Yardよりの攻撃。今回の潮目はここにあったと行っても良い。
まず望月のラン、続いてここからパスパスで攻めまくる。一発ドカンだけは避けたい富士通はミドルは通させて敵陣40Yardまで進ませる。残り5秒。
ここで右に木下・池井・萩山を揃えて三人なだれ込ませるという取ってくれ戦術に出たシーガルズ、実際にDBと萩山のつぶれた後ろに池井が飛び上がってボールはキャッチした。そこに木下もやってくる。
そのまま相手DBの上に乗ってタッチダウンか、と思った所、そばで見ていた審判が、なんと「1Yardでダウン」の判定!
猛抗議するシーガルズ。富士通側は呆然。でも前半終了。
……USTで確認したら、キャッチ後、エンドゾーンに入る前に1Yard地点で膝が付いていました。凄いぞ審判、さすがだ審判、お見それいたしました。ユーチューブにUPしなくて正解でしたなあ(あはは……)
後半開始と同時に前半の鏡逢わせかと思うかのごとくシーガルズは木下のリターンで敵陣36yarfまで進む。しかしここからラン一辺倒。確かに18yardまで進むがドローを読まれ23Yartdまで下げられると、萩山へのパスがオーバーリードで失敗。しかも金親がここでFGを失敗する「今日の金親」(※以前も触れたことがあるけれど、金親は重要な試合で必ず1回はイージーな奴を外す。これすなわち「今日の金親」。いやいいんです、そこが愛嬌なんだから……で、今日の潮目でも敗因でもないんだよねそれが)発動。
ところが富士通、しょっぱなにホールでイングで下がる。それでもゴードンのランで26Yardまで進むが、バイロン・ビーディー・ジュニアがパスをはたき落とす。しかしすぐさま宜本へのパスでダウン更新。ここで刻んで攻めるも、敵陣45Yardでパント。
がっ!
スナップ乱れて拾い上げるもラッシュが入り、蹴ったのかどうかも判らない状態で、判定はファンブルロスト扱い、富士通痛恨の34Yardからの攻撃権を渡す。
がっ!
ここでシーガルズはQBを畑にスイッチ。
※いや確かにね。前半最後のパスアタック以外は、さして印象に残る攻撃していないのと、2Q途中からランにシフトしたというところで、もしかしたら何かあったのかなと思ったんだけどね。ガルズぶれてないなあというのが正直な感想。
むろん、畑のパスに期待が出来るかと思いきや、入りはラン。2回走って敵陣27Yard。次のプレーで畑がパスを木下に投げるが失敗。ただしオフサイドがあり22Yard。またしてもラン、しかもQBドローまで織り交ぜ、仕上げのつもりの左スイープフェイクのブーツレッグからスローバックスクリーン。これを止めらレさらに次のプレーでフォルススタート。さらにさら投げられずにQBスクランブルとなるが、仕上げは木下へのサイドライン際へのパス、かなりきわどい所を木下もぎ取って、追撃。1本差ですよ。来たなガルズですよ。
この後のリターンは自陣20Yardまで戻した富士通。最初のパスが失敗に終わるも高野橋のランで進むと、続いて強へのロングパス成功で43Yard。続いて成田へのヒッチパスはゲインがないものの秋山へのパスで敵陣侵入。
ここからランでで3回攻め(たところで3Q終了)。わずかな距離を取りにギャンブル仕掛けてパス失敗でシーガルズ35Yardからの攻撃。ここからひたすらにラン(とスクランブル)で攻めるが敵陣49Yardで最後にカバレッジサックを喰らい、パント。
でもこのパントは1yardまで行った訳ですよ。決して畑はゲームを壊した訳ではない。彼を責めるのは間違いだ。
だが、ここで奥深くに留めておけなかったのがシーガルズの敗因かもしれない。ゴードンが3回持って10Yardまで進むと、パント。これが敵陣45Yardからの攻撃になるのだが、最初にパス失敗。次いで原のドローに畑のドローで残り1Yard Ball On36。
実際、ここまでセンタードローはフェルナンデスがごりごりに押し込んでいる。だから選択したのは中央のランというのは判る。
しかし、そこで富士通は満を持して、オースティン・フリンをセットさせる。その圧力で、ギャンブル失敗。
これが完全に潮目だったと思う。
ディレーで一度下がった富士通だが、秋山へのロングパスが決まって一気に敵陣30Yard。時間を使いたくてゴードンに柱セルもゲイン出来ず、バスもDBがカットしてFG。
だがこれで終わらないシーガルズ。直後に人がメモ取っているうちに木下が一気に戻してるじゃないの!
さ、さ、3点差ですよおおおおおおおおおおおおおお
つまりこの後の富士通の攻撃がFGだと、ビックリターンで一発逆転が待っている。
しかも、いきなりキックオフでホールディングで下がるってどうよ、8Yardからですよ攻撃。
しかしいきなり中村へのパスで26Yardまで涼むと、小刻みかつ大胆に攻める富士通。成田へのパスで37Yard。強へのパスで48Yard。宜本へのパスで敵陣38Yard。もうここから時間を使って攻める。コードンのラン2回、宜本へのパスで25Yardまで行き2分切り、遂にシーガルズがタイムアウトを使い始める。
ゴードンに3回持たせて、遂にタイムアウトは使い果たした。敵陣16Yard。
しかも4thダウン。残り33秒で、なんと富士通タイムアウト。
正直、FGだと思った。万が一プレーでも、時間を使うプレーだなと。
よもや、よ。よもや、あそこでゴードンのダイブフェイクからネイキッドして無人の荒野を駆け上がる、なんて誰が予想するかよ。
シーガルズ守備、ほぼ棒立ち。
あの瞬間、神を見たね。
で、まあシーガルズ。要所でさえが無かった菅原もそうだけど、再建中のOLをRBが支えてあげられなかったのかな、と。ドローの時フェルナンデスがかなり押し込んでいたけれど、それは逆に縦ギャップを作ってカットバックさせない戦術をとられたのかもしれない。
あと、ケヴィンが、カット切られた時に簡単に崩れるのが気になったなあ。
ただね、畑についてだけど、今年の2敗は彼にも、シーガルズにも財産となる2敗だと思うのね。ってか、しなきゃいけない。関学QBはその徹底的な練習量でコンビネーションを構築するんだけれど、そうでない環境の場合、判断が遅いわけですよ。それが改善されるともっとすごくなると思うのね。
そこだけは擁護しとかないと。
富士通は、まあ、なんと言うか、強と潤平ですよ今日は。とにかく中村にマークが集中したせいもあるのか、はたまたラインが頑張ったせいもあるのか、要所でおいしいところを持って行ったというか。
ランがその代わりあまり出なかったように思うが、それでもよくやりましたよ。
守備もまた、頑張ったと思う。タイトなカバーでパスを許さなかった場面もあったし、ランでぐりぐり来られたときはどうしようかと思ったけど耐えたし。
さあ、ライスへ行く為にあと一つ!