2016年5月14日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
IBM Big Blue IB 13 9 14 14 50
東京ガスクリエイターズ TC 3 0 0 3 6
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 IB 1:32  #3クラフト 7Yard Run   #?→#16梶川Pass×
1 IB 8:01  #3クラフト→#40スタントン 7Yard Pass   #8小田倉Kick
1 TC 10:26  #49一木27Yard FG    
2 IB 3:09  Safty(#14キープでロスヒット)    
2 IB 8:24  #10末吉40Yard Run   #8小田倉Kick
3 IB 6:48  #11政本→#16梶川 5Yard Pass   #8小田倉Kick
3 IB 10:07  #11政本→#18上廣 21Yard Pass   #8小田倉Kick
4 TC 5:22  #49一木27Yard FG    
4 IB 8:16  #11政本→#32今井1Yard Pass   #8小田倉Kick
4 IB 12:00  #4多川→#32今井18Yard Pass   ——–

IBMは#3クラフトが来日後初の春シーズン出場。2Qから新人#11政本とタンデムになり、後半はほぼ政本一本、最後だけ#4多川。
東京ガスは#1中本が主軸でタンデムして#8徳島、時折#14室田であったが、サクサクガンガンなIBM に比べて毎度のごとく「軸がない」というか……

なんかね、東京ガスの攻撃のプレーが「軽い」のよ。その、チャラいんじゃなくて「ズシンと来る乾坤一擲のプレー」ってのが見られない。徳島が入るとほぼQBキープで、プレー自体が悪いと言うより「ここ一番」でプレーさせて貰えない所とか、通常のランがあまり出ないからフェイクが効いてないとか。

後半IBMが守備も新人主体にしたので、展開的には攻撃が出ねようにはなつたけれど、ここ一番の絶対的エースのプレー、というものがないので、これはこれで「試合を決める」事が出来ない。

iIBMで気になったのはセンターのスナップがそこそこ乱れている事と、政本のスナップ捕球姿勢。胸元高めに来たのは全部ジャンピングキャッチしているんだけど、そのぶんパスに行くモーションに遅れが出てしまっている。ジャンプせずに捕球出来るように矯正した方がのちのち良いと思うのだが……

2016年5月14日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
オービック・シーガルズ OS 10 5 7 21 43
オール三菱ライオンズ ML 3 0 0 0 3
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 0:33  #15ニューハイゼル→#32原 77Yard Pass   #49星野Kick
1 ML 3:56  #14谷澤 Kick    
1 OS 9:58  #49星野 45yard FG    
2 OS 3:31  #49星野 24Yard FG    
2 OS 10:35  Safty(Punt Block #31)    
3 OS 8:23  #6菅原→#84西村 15Yard pass   #49星野Kick
4 OS 0:06  #6菅原→#83小島7Yard Pass   #49星野Kikk
4 OS 5:30  #6菅原→#86前田 5Yard Pass   #49星野Kick
4 OS 8:16  #21中西 5Yard Run   #49星野Kick
4 OS 12:00  #46星野46Yard FG×    

この試合の注目はなんといってもシーガルズ#15ニューハイゼルだったんだけど、まだまだ「チームが」馴染んでいない。
というのも、リードに投げるボールとレシーバーが速度を緩めるタイミングが噛み合っていないのだ。
どちらかと言うと、レシーバーが振り返って待ってしまう。ケビン・クラフトの初期に見られた呼吸の合わない様がここでも見えた訳である。
なおインターセプトのうち一回は、レシーバーが相手DBにからまれて捕球後にボールを奪われたものなので、この点は差し引く。

また、この試合でも気になったのがシーガルズのAギャップ。ここはゾーンブロックやシンプルなパスプロの時に、かなりの確率で破られていた(後半からヘルプ入れたりラン主体のコンビネーションブロックするようになり、かなり改善された)。

逆にライオンズ側は、後半に相手が#23BJを積極的にぶっこんで来てから全く進めなくなった。これはもう相手の術中というべきか、後半にアジャスト出来なかった対応力の問題と言うべきか。 守備はそれなりに奮闘していたが、攻撃が進めなくなるとやはり相手にいい位置でボールを渡して消耗戦に持ち込まれてしまう。これはなんとか改善しないと駄目だろう。

ところで、シーガルズの応援で今年からキックオフ時に手拍子(クラップ)を入れるようになったけれど、あれ効果音入れなくていいと思う。スタンドのコアなファンにお願いしてサクラになって貰ったら、定着したら自発的に始まるようになると思うので。

法政大学、青木監督辞任の話(2)

(1)より続く

そもそも今回の話と同じようなリークによるパージ狙いの事件は過去にもあるわけだ。
記憶が正しければ

・明治大学ラグビー部、北島監督死去に伴い昇格した寺西監督に対する事件。
・日大アメフト部、篠竹監督の元を選手が一斉離脱した翌年春のコーチ大量離脱事件。
・関東学院大学ラグビー部における大麻事件後の春口監督誹謗中傷事件。

一つめは、名伯楽として有名だった明大ラグビー部の北島監督(メイジと言えば「前へ」であるが、その理論を作り上げた人。重戦車FWもこの人による)の後を受けたヘッドコーチの寺西氏に対して、「部費使い込み」の告発があった。ただしその内容が「家のカーテン」とか言う、まあ可愛い内容だったんだけど。明大卒業生としては「OB会の仲間割れだな」と思ったし、偉大なる親分の元で押さえ込まれた膿が吹き出したようなもんだとも思った。
但し、この結果として明治のラグビーは対抗戦制度改革によって自分たちの都合のいい日程が組めなくなる(序盤にめちゃくちゃ弱い相手と試合して実戦感覚を上げてから終盤の早明慶にぶつける)事態と重なって長期低迷に繋がった。一時期はFWの平均体重が早稲田に抜かれたほど。

二つ目は、三度目の大量離脱となった日大のが、翌年にコーチも大量離脱した事件。この時離脱組の言い分の中に「部費で高級時計などを買うが、コーチには何もない」などのものがあった。ネットで流布していた噂を総合した際には、篠竹氏そのものではなくとりまき(父母会事務局としてOBの父親、及び篠竹氏個人の後援会の事務局員の女性)が篠竹氏を担ぎ上げて甘い汁を吸っていたのてそれに対して反発したところその二人を信頼している篠竹氏の逆鱗に触れた、というもの。
※事実か根拠の無い噂かは不明だが、篠竹氏存命中は名誉教授の定年延長の画策などと含めて、かなり大量に噂として出回っていた。そこでの噂では晩年は残留したコーチからも見限られていた、かのようなものもあり、部を離れてからまもなく亡くなられたものの、その時点で前述の関係者がパージされていたという話も流れていた。
※現在の日大がこの問題によって復活したのではなく、篠竹氏個人の感情論で付属校出禁をやった関係で実力ある経験者が入部しなくなった事が、監督交代後の関係改善による経験者入部数造花によるところが大きいという事である。

三つ目は春口監督が部員の大麻栽培事件を受けて謹慎中に、ネットで散々叩かれていた中で起きている。ちょうど2ch文化が確立した頃だったので、どれだけ盛られたかは不明だが、やはり学外寮などの費用の一部をピンハネしたとか言われている。但し、報道はされていない(ってかこの頃は意図的なリークでない限りネット民が騒いでも一般媒体が記事にしなかった)

一応、一部事実もあるかも知れないが、こういうものは「やっかみ」による「足の引っ張り合い」だと思っているので、リークした側にも嫌悪感があることをはっきり言っておく。
そして、ここに書かれたことが「事実でない可能性も多々ある」事を明言しておくので、これらの話題に触れるときはうちを一次ソースとしないよう注意を喚起しときます。

その他にも「学校スポーツのコーチに金を包む親」というのは週刊誌報道でさんざっぱら取り上げられている。(長くなるので畳みます)

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