2016年9月10日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total OT
ノジマ相模原ライズ SR 14 0 7 0 21 0
LIXILディアーズ LD 0 7 7 7 21 3
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 2;43  #98ガードナー→#13ギャロン2Yard Pass   #29望月Kick
1 SR 6:08  #98ガードナー→#13ギャロン23Yard Pass   #29望月Kick
2 LD 9:38  #31岡部 7Yard Run   #14青木Kick
2 LD 12:00  #14青木41Yard FG×    
3 SR 2:38  #98ガードナー18Yard Run   #29望月Kick
3 LD 9:07  #31岡部 1YardRun   #14青木Kick
4 LD 4:22  #9加藤→#7宮本 25Yard Pass   #14青木Kick
OT LD 1Bot  #14青木22Yard FG    

実は1Qのライズのスタートダッシュを見て「おお、これはっ」と思ったんだけれど、次第次第に失速していって、最後は膝かっくん、という印象。

前半のリターンを取ったディアーズは3回の攻撃でパント。その返しのドライブでガードナーかぎゃろんに3回連続してパス成功してあっさりTDという。さらに次のディアーズのドライブも3回でパントに追いやり、ぎゃろんへのパスを決めた後は出島、吉田、八木にパスを投げ分け(とは言っても八木へのパスは無資格補給者ダウンフィールドで取り消し)、仕上げがまたしてもギャロン。
しかも次のディアーズのドライブを(リズムが出始めた所で)インターセプトで攻守交代したときは、もうこのまま行っちゃうんじゃないかと。
だか、この返しのドライブで、折角敵陣12Yardまで入っていたのに、エクスチェンジミスからファンブルロストして、ここから流れがグラグラとディアーズに流れ始める。
まあこのファンブルリカバーの返しはパントであっさり終わるのだが、この1Q終わりから2Qにかけて、妙にガードナーにプレッシャーがかかる。もともとの体格差などで圧倒するものの、次第に抑えきれなくなりコントロールが出来なくなる。結果として2Q半ばに敵陣45Yardから一気にTDを狙うもDBに前に入られインターセプト。ここからディアーズはいつものように左右のヒッチ、スラント、スクリーンを織り交ぜながらワイドにクイックに攻めて、じっくりと攻め込んでTDを奪い、その勢いのまま次のライズのドライブを止めて返しのドライブでFG(ブロック)まで持ち込む。

後半最初のドライブで再びパスの猛威を振るったガードナーの、最後はロールアウトからのキープでTDを上げて突き放した筈のライズだが、都次のドライブでディアーズにパントリターンで好ゲインを許し、その流れからTDを許す。
さらに4Qに入るとディアーズがブリッツを多用してガードナーを追い込む。そのままロングパス2発でTDを取るディアーズと攻撃がままならない、というかパスが微妙に不安定になったライズが、突き放すチャンスをインターセプトで手放してしまう。

結局タイブレークでも、リズムがないわけではないのにエンドゾーンのアクロスでタイミングが微妙にずれた所をインターセプトされて万事休す。裏の攻撃でFGを決められライズ敗北。

ぶっちゃけ、前節散々だったOTの所は、TEがヘルプに入るなど色々手を尽くしていたし、相手はぶっちゃけBJやKJではないので、という言い方をせざるを得ない中で、それでもちょっと降られたりコンビで来られるとそこから守備が漏れてくる。その結果、ガードナーがあっさり消耗してしまう。
※はっきり言って、握力当たりのスタミナ切れと思っている。 
ガードナーに、自分が疲弊しないためのランプレーを我慢して使わせるなどの対策がないと、この後厳しい戦いになると思う。現状、ワイルドカード争い行きの予感(このまま行くと、5位までは順当なんだけど、6~9が2勝で並びそうな感じ)なので、なんとしてもシルバースター戦に勝っておかないといけない。その為の戦略を考えないとよろしくない。
ディアーズは、力通りの試合で、恐らく後半勝負という事だったのだろうと予想する。それを見事にやりきった事は賞賛に値する。
ただ、昨年と攻撃がそんなに変わったわけではない。ヒッチを止められた時どうすべきか、が見えてきたら面白いのだが。

2016年9月10日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
東京ガス・クリエイターズ TC 7 14 14 6 41
ブルザイズ東京 BT 0 13 0 0 13
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TC 5:03  #8徳島31Yard Run   #10金親Kick
2 BT 1:21  #17小原7Yard Run   #82中村Kick
2 TC 4:04  #8徳島→#83鈴木2Yard Pass   #10金親Kick
2 BT 7:16  #13桐原 24Yard Run   #82中村Kick× 
2 TC 9:50  #8徳島 12Yard Run   #10金親Kick
3 TC 2:57  #14室田→#13笠原 31YArd Pass   #10金親Kick 
3 TC 9:20  #43杉山 Punt.Block.Ret(エンドゾーン内でカバー)   #43杉山
4 TC 10:10  #37萩野谷 6Yard Run   #83鈴木Pass×

出だし少し遅れましたが、まあまだいい方でしょう(笑) 

前半はブルザイズが健闘したと思いますが、結論から言うと徳島のキープを止めることが出来ず轟沈。回数や距離は尾花に持って行かれているけれど、「ここを止めれば」というタイミングはほぼ徳島。結果的にはそこでした、というか。
静谷が今年から目立った活躍をするようになった事は、尾花の負担を軽く出来ると思うので、彼の活躍の幅が広がったと思うけれど、徳島のキープが潰された時の打つ手のなさというのが気になる(恐らくDEの強いチームには封じ込められてしまうだろうな)

ブルザイズは2Qの攻撃に見るモノはあったけれど、逆に言うと軸がないから(桐原をQBで使うのかRBで使うのかイマイチ。パス取れるRBが一枚加わると幅が広がるが)頭抑えされちゃうとどうしようもなくなるのね。

ざっくりとしてますが、まあそんな感じの試合でした。