2016年10月29日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
オール三菱ライオンズ ML 7 7 3 6 23
明治安田ペンタオーシャンパイレーツ MP 0 3 0 15 18
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML 4:01  #28萩原 5Yard Run   #87若松Kick
2 MP 3:01  #44赤津 32Yard FG    
2 ML 10:17  #28萩原66Yard Run   #87若松Kick
3 ML 4:51  #41谷澤25Yard FG    
4 MP 0:05  #44赤津25Yard FG    
4 MP 2:23  #33若島 1Yard Run   #2西澤Run×
4 MP 5:39  #2西澤→#80高橋15Yard Pass   #2西澤→#8田上Pass×
4 ML 9:23  #33鈴木4Yard Run   #15谷口→#85祖父江Pass×

いやもう、パイレーツは、初戦の結果一択だったよね。この試合、もう後半の身震いするような守備が、ねえ。
最初のリターンはライオンズ。QBは試合を通して#15谷口。ランとパス使い分け、特にパスで左右に投げ分けてテンポ良く攻めて先制。
返しのパイレーツ。QBは#2西澤で、なんとエースQBの#8田上がSEにセット。もしかしたら前節負傷したのかも知れないが、それと同時に縦に上がるスピードがチーム内でもトップ(QBキープの切れ味はさすが) なので、秘蔵の一手だったのかも知れないが。しかし最初は3回でパント。

自陣26Yardからの攻撃となったライオンズは、途中「フェイスマスクに連続して手を当てる」パーソナルファウルを取られた上でフォルススタートをを犯し、自陣19Yardまで下げられてしまう。ここをラン3回(最後は谷口のQBドロー)で43Yardまで挽回するも6Yard足りず、パントに。ここで谷口がパンターをしている事で必殺のパントフェイキープ。これでダウン更新。
ランプレーを挟んで#85祖父江にパスを通すとそのままゲインした、と思ったらタックルを受けてファンブル、これをパイレーツがリカバー。自陣35Yardからの攻撃に繋げる。
最初にバス失敗するも#33若島のラン、#86紅屋へのパスでダウン更新すると、西澤のスクランブルを挟み#44赤津へのバスで敵陣に侵入、田上へのバブルスクリーンで31Yardまで進むと#22木村のドローで22Yard。(ここから2Q)しかしここからライオンズ守備が堅く1ヤードを取り切れずに4thギャンブルに。ここを若島のパワーダイブで更新に成功する。だが、そこから先が進めず赤津のFGで追撃する。
この返しのドライブ、自陣37Yardからの攻撃となったライオンズは#33鈴木のダイブ、谷口のオプションキープで50Yardまで来るも、両外からスピードラッシュが来て#41蔀がサック。だが続いて#12若林へのパスを決めて敵陣49Yardまで進むと、またしても谷口がオプションキープで34Yardまで進みダウン更新。
しかし、である。次のプレーで#85祖父江へのパスがタイミングが合わず祖父江がはじいた所、マークしていたLBが見事にINTしリターン、パイレーツ陣40Yardまで戻す。
このチャンスをものに出来ずパントとなったパイレーツ、オプションで谷口をマークするとRBに回されるとしいう事で3回連続ラン。ショートヤードが残ったところで全選手スクリメージ配置したパイレーツは、ダイブフレーで一線を抜かれると止めることが適わず、そしてライオンズはこの重苦しい展開を一度楽にする、多分予想外のTDで(前提ではFG止まりでよしだったと思う)突き放す。

3Qは最初にパイレーツがパントに終わると、ライオンズはラン主体で攻め込み、FG。
この返しのドライブで、赤津へのパスと西澤のドローを軸にぐいぐいと進むと、4Q最初にFG。
えっ?と思うでしょ。実は3Qはこの3ドライブしかなかったの! 自陣35Yardからなりふり構わない西澤のキーププレーと、どうしてかそこがポッカリあいてしまう赤津LBゾーンへのパスと、この二つを軸にジワジワとリズムを掴んで7分しっかり時間を使ってボディブロー打ちまくったの!

そして、ここからパイレーツがはじける。
最初はダイブでゲインせず、次のパスは左に流れてのパスだが失敗。さらに次のプレーではスピードラッシュが入り、#41蔀がパスをディフレクトし、これをDLが押さえて敵陣30Yardからの攻撃にしてしまう。
これを最初に田上へのヒッチスクリーン、若島へのスイングと浅めのパスを見せて、田上へのリードパスがストライクで1Yardまで進み、最後は若島がねじ込んで追加点。
ここでTFPで2ポイントを選択したパイレーツだが、ポケットムーブ中に西澤が味方選手の足にひっかかて転倒して失敗。

しかししかしこんな所で終わらないパイレーツ。
次の歌詞のドライブも、パスでムキになって攻めてしまって、#1斉藤へのパスで敵陣42Yard入るも次のプレーで谷口がサックされ、倒れる前に無理投げ(捨てようとした?)がパイレーツLBにどストライクでライオンズ陣33Yardまで進むと、このフレー終了時になんとライオンズがアンネセサリーラフネス。一気に下がって18Yard。これを3プレーできっちり仕留めたパイレーツはTDで遂に1点リード。
TFPは2ポイントを狙うも失敗(個人的には! あれは!守備の! レシーバーホールディングであったと! 断固主張する!)

だが、ここでライオンズは冷静になった、のだと思う。軸に据えたのはオプション。DEがコンテインしている時に、ピッチマンらもQBにも行けず、どっちつかずになった所を谷口が、そしてプレーが読みづらくなったところで鈴木のランで、パイレーツの守備を間延びさせてしまった、結果としてTDで再逆転となる。

結果論で言うと、パイレーツには毎年「ディープに釣るレシーバー」不在が響く。この試合も、不思議と赤津が空くのだが、それ以外はDBにべったり付かれて西澤が投げあぐねている事が何度も見受けられた。結果として動くことに時間が取られてパスが投げられない事態になる。
別にスピードの問題ではない。相手を「はがす」動き、例えばシルバースターの#83林が見せる緩急のフェイントなど、レシーバーが鍛えればもっともっと強くなれるポイントはある筈なのね。そこが整備できたら、道は開くと思うんだよね。

ライオンズは4Q、相手の守備に飲まれていた。よく逆転されてからここまで我に帰れたものだと感嘆する。やはりエレコムに勝った事は相当な自信になったのだろう。

※この時点では、パイレーツは翌日のアズワンが負ければワイルドカードの目が合ったのだが。やはり自力で取りに行けるように頑張ろうね!

2016年10月29日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Bullsフットボールクラブ Bu 0 0 6 7 13
ブルザイズ東京 BT 3 0 0 0 3
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 BT 5:28  #15藤野25Yard FG    
1 Bu 8:56  #14畑木47Yard FG×    
3 Bu 3:37  #1猿渡6Yard Run   #6藤原→? Pass×
4 Bu 11:33  #6藤原→#19森 27Yard Pass   #14畑木Kick

試合に関して言うと、まあ「しおしお」な試合で、どっちも困ったときのQBキープが要所で決まって前進するものの、反則だったりでリズムを悪くするだけで。
ハーフタイムアジャストに成功したブルズが東日本最下位決定戦を制したという所、なんだけど、評価に困る試合でした。

それよりも強く訴えたいのがブルズ側のハーフタイム。キッズチアが出てきてずーーーーーーっとハーフタイム中なんかやっていたんだけど、ハーフタイム計時が0になっても何かやろうとしている進行の手際の悪さは「許しがたい」失態でありますな。
当然、ブルザイズ側にまるかぶり。事前に申し合わせていたとしても、かなり失礼。
ってかさ、残り2分で演目終わらせるべきでしょ。 
お遊戯の発表会ではない、という事を肝に銘じておくべき。

ちなみに私がマッチコミッサリーだったら、来年1年間の出禁くらいはいいますけどね。