|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
アサヒビール・シルバースター |
SS |
0 |
7 |
3 |
3 |
13 |
富士ゼロックス ミネルヴァAFC |
XM |
11 |
0 |
0 |
3 |
14 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
XM |
4:27 |
#80河津36Yard FG |
|
1 |
XM |
6:14 |
Safty(パントスナップがエンドゾーンを超えた) |
|
1 |
XM |
9:33 |
#80河津22Yard FG |
|
1 |
XM |
11:29 |
#80河津27Yard FG |
|
2 |
XM |
3:29 |
#80河津37Yard FG×(Block) |
|
2 |
SS |
6:30 |
#10柳澤8Yard Run |
#47梅垣Kick |
2 |
XM |
12:00 |
#80河津47Yard FG×(Block) |
|
3 |
SS |
8:41 |
#47梅垣48Yard FG |
|
4 |
XM |
0:52 |
#80河津28Yard FG |
|
4 |
SS |
5:02 |
#47梅垣39Yard FG |
|
|
富士ゼロックス |
アサヒビール |
1stDown(Run-Pass-Foul) |
16(5-9-2) |
14(9-5-0) |
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) |
35-106-0 |
25-135-1 |
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) |
22-14-0-174-0 |
22-7-0-83-0 |
Total(ATT-Yard) |
57-280 |
47-218 |
反則(Att-Yard) |
2-10 |
6-46 |
Punt(Att-Yard) |
1-35 |
1-21 |
PuntRet(Att-FC-Yarrd) |
0-0-0 |
2-0-42 |
KickOff(RetAtt-TB–FC-RetYard) |
5-3-0-0-30 |
5-0-0-0-65 |
攻撃時間 |
31分51秒 |
16分9秒 |
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一体シルバースターに対して何を語れば良いというのだ? 惜しかった? いやひたすらに「無様だった」と言う言葉しか思いつかない。
そもそも外国籍選手同時出場二人という制限があるのに、どうして攻撃側に3人も入れるかな
※恐らく林の負傷でリターナー兼ディープターゲットがいなくなったので緊急補強したんだろう。であるなら外国人QBを取り直す必要は無かった訳だ。こういう所でコーディネートのセンスがないと思ってしまうんだね。
そもそも試合の入りからしてなんとも言えない弛んだ感じがした。
いや選手が緊張感を持っているのは判るんだけど、何というか「魂がこもってない」んだよね。端々が雑で「相手は格下」みたいな空気醸し出していて。
前半のリターンを取ったシルバースターだが相手がリターンを警戒してスクイブキック。これに対処できず自陣17Yardからの攻撃(QBは#7安藤)。
最初に#2ジョーンズへのバブルスクリーンが決まったのだが、この時DBがプレーを読み切っていてキャッチ即タックルの体制に入っていたのね。それをかわしたジョーンズがロングゲインしてダウン更新したのだが、ここからがいけない。次の#8小林へのパスはDBにカット、#10柳澤のランが詰まってロスタックル。#20谷田へのパスは競り合いの中で指にかけるが確保できず。
なんかこのへんから「相手を圧倒してやる」感が全く出てないのね。
このパントの先もスナップが高くて捕球が乱れて、ミスパントに。ゼロックスは難なく自陣42Yardから。
で、ゼロックス最初のパスに対してあろうことかインターフェア。あっさりシルバー陣42yardまで入ると、今季シルバーから移籍した#12鈴木が#25佐藤へのパスを決めてダウン更新。さらに#21廣澤#26井ノ元のタンデムで攻めるがFG止まり。この時シルバースター#44ウォレスが一人気を吐いてロングゲインを許さない。
なのにこの返しのリターンで、風でボールが伸びたのか対応を誤り13Yardから。しかも最初の攻撃でティレー回避のタイムアウトまで取る。
仕切り直しの最初のプレーは#29ホッジスのランだが止められ、次李のジョーンズのジェトスイープはホールでイングで罰退。なんとか#82渡邊へのパスで距離を戻すが次のプレーはラッシュがきつく安藤がスクランブルして投じたパスがはたかれている。
で、ここで、こんな所でパントスナップが特大ホームラン。カバーも出来ずセイフティである。
正直「なんだこれ」の世界だ。
さらにキックオフが直接アウトオブバウンズに出て、ゼロックスは50Yardからの攻撃を貰ってしまう。ここで鈴木がカウンターフェイクのQBキープで30Yardまで、さらに#22桑原へのパスで5Yardまで。ディレーで下がりり、さらにスクリーンはウォレスの気合いでTDまで許さず、FG止まり。
いやさ、それでもほぼプレーらいしプレーできずに、守備もウォレスの活躍で火がつき始めるという体たらく。
さらに次のキックオフリターンでジョーンズが気合いを空回りさせてファンブルロスト。シルバースター陣17Yardからゼロックスが攻撃。
ここでパスで無理をせずランで攻めた上でFG。
ここまで無様なシルバースターあったかい!?
この後ホッジスへのパスで大きくゲインをしたものの、ジョーンズのジェットスイープの際にまた頑張りすぎてファンブルロスト。
うぉるスの頑張りみあってランは大きくなかったがパスでダウン更新したゼロックスはここでFGを試みるがブロックされてしまう(多分角度が浅い)。
この返しのドライブで安藤のスクランブルで大きくゲインしたシルバースターはもがきながらもTDを奪い取る。
だがこのあと4分以上時間を食いつぶされた上に、パントの際にオフサイドした選手がそのままツッコミラフイン・ザ・キッカーを取られて時間を食い潰された上にFG狙いまで行かれてしまう(ブロック)
後半最初のゼロックスの攻撃をパントで凌いだシルバースター。ホッジスを主体に攻めるのだが、サイコの一線を越させて貰えずFG。
そしてゼロックスは前半終わりゴロから徹底してウォレスを左右に動かす事に時間を割いて、じっくりじっくり締め上げる。そしてボディーブローが効いたかのようにウォレスの足が止まり始めると、4Q早々にFGで突き放しにかかる。ここでFGを取れたことがどれだけ大きかったか。
シルバースターはランを時に攻めるのだが、せっかくのTD狙いのパスがキャッチ後着地時に落としてしまいパス失敗でFG。
決ヵとしてこののあと僅かな間隙を縫うように#10堀場がフリーになりそこへパスが決まり、あとは敵陣でじっくり時間を使いシルバースターは残り1秒で攻撃を貰ったノのパス失敗で終戦。
基本としてゼロックスのラン守備、中央ががっちりと止められていたのが大きい。それに対してホッジスの外側にずらしたプレーが有効だったものの、どうした事か中央のランに固執して(#4濱田の時は確かに出るが、連続して出る訳ではなかった)リズムを崩し、バスの読みやすい状況に追い込まれて相手の術中にはまったという所に関して、ちょっと学習能力が(プレーコーラーに)なかったと言う気がする。
そして何よりも「覇気が無い」のである。ゼロックスのように「よし、喰ってやる」という気迫も粘りも無く、フィールド内で声かけも無く、結局は殆どのプレーでウォレスを出し続けた結果が重要な局面でのガス欠である(これはIBMでも言えることなんだが)。勇気を持ったローテーションを組まずして勝ち抜ける程甘くはないのである。
翻ってゼロックスは、色々いい意味での誤算もあったにせよ、したたかに勝つための準備を遂行した訳で、これは素直に賞賛したい。実は個の後対戦スケジュールが一番楽(比較的厳しい相手が電通とアズワン。LIXILと飲料との対戦がない)為、取りこぼさなければプレーオフに一番近い位置に立ったといえる。
ちなみにシルバースターは次節の飲料戦と最終節のLIXIL戦があり、最早崖っぷちになってしまった……立て直せるとは到底思えないんだよ。