1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | ||
電通キャタピラーズ | DC | 7 | 0 | 14 | 14 | 35 |
三菱商事CLUB TRIAX | MT | 7 | 0 | 7 | 3 | 17 |
Q | TEAM | TIME | PLAY | TFP |
1 | DC | 6:24 | #40片岡7Yard Run | #6廣田Kick |
1 | MT | 8:28 | #32伊藤55Yard Run | #81山本Kick |
3 | DC | 5:53 | #40片岡5Yard Run | #6廣田Kick |
3 | MT | 8:17 | #32伊藤4YYard Run | #81山本Kick |
3 | DC | 11:30 | #27宇田2Yard Run | #6廣田Kickl |
4 | MT | 4:28 | #81山本37Yard FG | |
4 | DC | 4:50 | #82佐藤85Yard K.O.R | #6廣田Kick |
4 | DC | 11:26 | #12宮坂→#81野村6Yard Pass | #6廣田Kick |
電通 | TRIAX | |
1stDown(Run-Pass-Foul) | 17(10-6-1) | 19(11-8-0) |
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) | 34-185-3 | 31-181-2 |
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) | 18-9-0-84-1 | 25-15-1-155-0 |
Total(ATT-Yard) | 52-269 | 56-336 |
反則(Att-Yard) | 9-32 | 5-24 |
Punt(Att-Yard) | 3-133 | 1-24 |
PuntRet(Att-FC-Yarrd) | 1-0-6 | 1-0-1 |
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) | 4-1-147-0 | 5-0-103-0 |
Fumble(Att-Lost) | 1-0 | 0-0 |
攻撃時間 | 24分8秒 | 23分52秒 |
※公式記録上TRIAXの#86ビディンガーのパス記録があるが、これは試合中に#9山際のユニフォーム破損による番号変更、の筈。
両軍シーズン初戦と言う事で、色々試しながらの試合だったと思うが、ちょうど噛み合ってしまった感があって良い試合になってしまった……という感じ。
まず電通の攻撃陣だが、エースの柴崎を移籍で失った穴を、Deersから獲得した伊藤で埋めようという意図(そしてワンポイントで坂梨を使うのが去年までと同じ流れ)、そして伊藤の機動力を生かす事を前提として#40片岡のランを主軸にするという試みをしていた。
していたのだが、序盤はこれが全く機能しない。機能しなかった理由は、両タックルが相手DEにいいように処理されてラッシングレーンが出来なかった、あるいはその裏のLBの動きでホールが潰されてしまっていた為である。
さらに、伊藤のパスが中々呼吸が合わず、短めのパスしか決まらない(長めのパスは何度となくインターセプトされそうになっていた)。この苦境の中、先制したのは守備のインターセプトから敵陣スタート、しかも伊藤のカウンターキープが効いたからである。
だが前半は本当に苦戦していた。これが改善したのは、中央へのランで、走るタイミングを少しずらすことで縦のギャップ(タックルが押し込まれたBギャップに対して持ちこたえたCとGの所に空間が出来てそこにLBが巻き込まれているとロングゲインが出来る)を使うようになってからである。
逆に守備は如何ともしがたく、両エンドがOTにいいように処理されてしまい、そこを#32伊藤にいいように狙われてギャップを抜かれる事が多く、かつその時にLBのサポートが遅くてタックルできないなどのミスが重なった事で結構攻め込まれた。ここは昨年と大きく変わっていない。
さらにこの事に焦ったのか、やたらオフサイドが多かった(試合終了後の挨拶で主将が「オフサイド、ごめんなさい」って謝ったからね。多分実感してたんだと思う)。
TRIAXの方は、攻撃がまだまだ練り込み足りない感じがした。というのもパスを投げる先が殆どインサイド(いわゆるポケットフレームの幅)で、相手のラッシュが弱いことが救いのような所があってタイミングパスが通ったものの、もう少し安定してパスの手数を広げていかないと、手詰まりになりかねない。ランにしても伊藤頼みではなく色々なパーソナルによるチェンジオブへースが出来るようにならないとシーズン通して何かするのは厳しいと思う。
が、この時期に仕上がりまだまたの両チームがぶつかったにしては、実に競り合った面白い試合でした。両チームの奮起により秋季シーズンが面白くなることは間違いないと思います。