2023年5月14日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 ノジマ相模原ライズ SR 14  14 
 アサヒビール・シルバースター SS
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
2 SR 2:08  #6パランデック→#23伊藤38Yard Pass   #37佐藤Kick
2 SR 6:57  #6パランデック→#85小林17Yard Pass  #40竹内Kick
2 SR 11:56  #37佐藤40Yard FG(Block)   
3 SS 6:38  #2梅垣39Yard FGs   
  ノジマ相模原 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 14(3-11-0) 12(2-10-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-19-0 19-37-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 23-18-0-235-2 33-18-1-215-0
Total(ATT-Yard) 50-254 52-252
反則(Att-Yard) 1-16 5-37
Punt(Att-Yard) 4-149 5-169
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-22 5-1-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-49-0 1-0-16-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-2
攻撃時間 24分26秒 23分34秒

シルバースターは移籍加入した#12柴崎が、ライズは#6パランデックが試合を通じてQBを勤めたけれど、その目的がどうも違う、というのがこの試合結果となった感じがする。
ライズは昨年からレシーバーユニットがそこそ入れ替わり(註:エースの八木が抜けた)ことから攻撃の再構築。対してシルバースターは柴崎がチームにフィットする機会を沢山作ろうとした、という事であろうか。

ところが、である。これパスプロにおいて顕著だったんだけど、シルバースターの動きがあまりよろしくない。特に左右に動くプレーのブロッキングが時々(ただし高確率で)ランパスともに上手く行かず、ランプレーで効果的なランが出なかったり柴崎にプレッシャーがかかったりしていた。
これは恐らく「ポケットパサー用」つまり基本のプレーブックがロックレイOr安藤のポケットパサータイプ(かつ安藤はスクランブラー)用になっているっぽく、昨年のランプレーも基本的にインサイドだったと記憶しているけど、TEの外に廻すプレーやロールアウト系のプレーが、守備のプレッシャーを直撃(ノーチェックで相手が入ってくる感じ)がもの凄く、そこを柴崎のセンスでかいくぐっている、という印象を受けた。
こうなるとQBを左右に動く事を前提とした柴崎ベースにするか、ポケットタイプにするかで大きな選択が必要になるような気がする。中途半端にいじるならいじらない方がいいが、個人的にはロックレイに信頼を置いていないので、いじってしまった方が言いように思う。

シルバースター守備は、相手のランに過度に反応した際に長いパスを決められて失点してしまったが、LBを深めにしてランサポートに当てるなど様々な手を尽くしているのが良く見て取れた。ただ、この方法はもっとDBがレシーバーに剥がされないようにしっかりとした判断で、試合序盤からついて行かないと、今日のように一発で失点してしまう。
逆にライズは、現状のまま精度を上げていくと良いと思う。