2023年9月18日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士フイルム海老名ミネルヴァAFC FM 14  14 
 三菱商事クラブ・トライアックス MT 13  13 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
2 FM 1:02   #12鈴木→#84パンデューセン 16Yard Pass  #94大野Kick
2 FM 6:06   #29山田7Yard Run  #94大野Kick
3 MT 7:00   #15河西34Yard FG×(Block)  
3 FM 10:44   #94大野48Yard FG×  
4 MT 4:40   #9山際→#24馬渡35Yard Pass  #15河西Kick
4 MT 11:26   #20伊藤6Yard Run  #9山際Pass×
  富士フイルム海老名 TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(4-7-0) 15(3-11-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 22-48-1 24-48-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 20-12-1-145-1 27-17-2-212-1
Total(ATT-Yard) 42-193 51-260
反則(Att-Yard) 1-15 3-5
Punt(Att-Yard) 3-120 2-47
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-10 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-41-0 3-0-59-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 19分47秒 28分13秒

いやはや、3日連続で「両チームの守備フロントが、相手OLを圧倒した。あるいは両軍ともOLが相手守備フロントに為す術なかった」試合に当たるとは……。
しかもこの試合に至っては、富士フイルム完全に負け試合でしょ。
まず最初のキックオフで#7別所が負傷退場してしまったのはメチャクチャ痛いというのは差し引いたとしても、だ。通常のRBローテーションと違い#29山田と組んだのが#37篠生で、こごぞという時にタフな#2堀が1回しか出て来ない(そして大ベテラン#33井岡がプレーを迫られたというかなんというか。いやそのゲインがチームをどれだけ助けたか……2回限りじゃなくて要所で出て欲しいなあと)
別所がいない事が問題では無く、OL割られるはカバー厚いは、ランが思ったように出ないはでQB#12鈴木が精細を欠いた感もある。そこを#17吉田がオプションキープで上手くリリーフした(鈴木は怪我するとチームが失速してしまうので、恐らく最終盤までオプションキープやスクランブルを自制していると思われる)ので何とかこの展開で収まったと言えるんじゃないかな。
※そういう意味では層が厚くなったと言える。

トライアックスは、パサーの#16松下が不安定で、途中から#9山際とタンデムしたが、同じシステムでは効果が薄いと判断したのか、後半から山際のオプションを軸に、またそのフリが効いたか4Qのパスが要所で決まる凄まじいキャッチアップを見せた。
2ポイントの場面、あれロールアウトしてそのまま走り込んでも良かったんじゃないかな。

とは言え両チームとも、これでは残った相手(特に守備のガチ強い相手が残っている富士フイルム、攻撃力が高いチームとの対戦が残っているトライアックス)に苦戦必至。OL諸君の奮闘に期待する!

2023年9月17日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 PentaOcanパイレーツ MP 10  10 
 アズワン・ブラックイーグルス AB
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 AB 4:30   #14森下26Yard FG  
1 AB 9:12   #14森下38Yard FG  
1 AB 12:00   #14森下37Yard FG  
2 MP 8:28   #47水村40Yard FG  
2 MP 11:33   #2西澤→#7田上3Yar Pass  #47水村Kick
  パイレーツ アズワン
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(4-4-0) 15(3-10-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 28-57-0 25-57-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 24-9-1-51-1 37-17-1-150-0
Total(ATT-Yard) 52-108 62-207
反則(Att-Yard) 5-57 3-28
Punt(Att-Yard) 9-329 6-169
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-1-7 3-0-2
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-48-0 3-0-56-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 2-2
攻撃時間 24分27秒 23分33秒

総評しちゃうと「両チームの守備フロントがひたすら相手OLを圧倒し続けた」というか「両チームのOLが相手守備フロントに為す術なくやられつづけた」試合。他の言葉が思いつかないくらい。
勝負を分けたのは1つには風。かなり強いのがバックスクリーン側から吹き抜けていたというのもある。これが4Q冒頭のアズワンがギャンブルに行った理由だと思う(蹴れば45Yard FGだったが、バックスクリーンに向かって蹴る事になり多分風によってボールが伸びないかずれるかした)。
逆に偶数Qのパイレーツはパントが追い風で伸びたことで、相手の陣地奥深くに押し戻すことが出来た。それが2Qのファンブルを誘発するプレーに繋がったと思う。

ただし、ゲームプランだとか仕掛けとかそういう点ではアズワンの方が優っていた訳で、パイレーツは大きな不安を残したと言うべきか。今季は昇格プレーオフに東で2チーム出られるとは言え、そこに引っかかるかどうか微妙になってきた(少なくともブルザイズ・名古屋と守備の堅いチームを相手に勝ちきれるかどうか)
アズワンは恐らく西の入れ替え戦候補筆頭だけど、これで福岡やら飲料やらに勝てるかというと厳しいという感じ。
両チームこれからの奮闘に期待する。