2023年11月19日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 IBM Big Blue IB 10  24 
 ノジマ相模原ライズ SR 13  21 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 IB 4:25   #11福岡 44Yard FG×  
1 SR 5:16   #6パランデック→#1ヴォーン55Yard Pass  #37佐藤Kick
1 SR 11:42   #6パランデック2Yar Run  #37佐藤Kick×
2 IB 8:06   #10ヴィラモンテス 1Yard Run  #11福岡Kick
3 SR 4:58   #42小林8Yard Run  #6パランデック→
 #84吉田 Pass
3 IB 7:33   #21平松 23Yard Run  #11福岡Kick
4 IB 3:48   #10ヴィラモンテス→#40スタントン22Yard Pass  #11福岡Kick
4 SR 10:56   #37佐藤64Yard FG×  
4 IB 12:00   #11福岡56Yard FG  
  IBM ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 20(7-13-0) 16(6-10-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 32-104-2 28-95-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 36-23-1-251-1 32-16-0-230-1
Total(ATT-Yard) 68-355 60-325
反則(Att-Yard) 2-17 2-15
Punt(Att-Yard) 3-112 2-56
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-0 20-0-1
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-75-0 4-0-95-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 25分55秒 22分5秒

いやーーーーーーーーーーーーーーーー
偶々IBM側で見ていて(次の試合が富士通で、同じサイドだったから)次第次第に熱狂に巻き込まれていった凄い試合だったですわ。
※ライズ側に居ても同じだったと思う。

試合は正直言って、政本とパランデックのどちらが先に調子に乗るが、だという風に思っていたが、IBMはヴィラモンテスをメインに据えてきた。
こうなるとちょっと様相が変わり、パランデックが調子に乗るのが早いかヴィラモンテス対応でライズ守備が疲弊するのが先か、という話になる。
実際は、チームの仕掛けがラン主体でありながら、吉澤頼みになったライズのランが機能するかどうかという局面で、実はチームのラッシングリーダーであるパランデックのスクランブルは機能しなかった(我慢したのかな)に対して、ヴィラモンテスのアクロバティックな動き(動いてからパスというのもある)と平松の計画的なランが機能的に出たIBMの方が相手に嫌な攻撃だったかも知れない。
実際、ライズの得点は最初のTDを除くとファンブルリカバー(ライズ陣49Yardから)とインターセプト(IBM陣31Yardから)で、敵陣での2回のギャンブルなど腑に落ちない(パントの方が良かったと思うんだ2回とも)点からも「消耗しては勝てないから、なんとしでもここで取り切ろう」という焦りのようなものを感じた。
考えてみればライズ最後の攻撃は見事なものだったのだから、焦らなくても良かったのにと思う。
これは後半からパスレシーバーへのカバーが厳しくなってきたせいもあるのだろうが、3Q途中からレシーバーへのパスが決まらないのがプレッシャーになったのか。
翻ってIBMは新人の糸川が後半の軸となり、それによってスタントンや鈴木が空くという構造で、そこにヴィラモンテスの動きが加わることで最後まで引っ張って行く余力があったという事か。

試合後ネットで「駒を揃えることとデプスを揃える事は違うんなだな」という発言を見た。実際1本目に負荷がかかっていたライズと、選手層に余力があったIBMの差、というのもあっかも知れない。
※これはここ数年のガルズにも言える。突出した1本目に依存することで、才能有る控えの芽が出ずに引退してしまうケースも少なくない。
それにしても、56ヤードFGはしびれた。