2023年11月26日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オール三菱ライオンズ ML 10  24 
 PentaOcanパイレーツ MP
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML 4:53   #5ギブス 3Yard Run  #8木村Kick
1 MP 12:00   #47水村 37Yard FG×  
2 ML 4:33   #8木村 43Yard FG×(Block)  
2 MP 10:48   #23渡邉 46Yard FG×   
3 ML 10:35   #5ギブス→#18多田 17Yard Paqss  #8木村Kick
4 ML 4:45   #8木村19Yard FG  
4 ML 11;26   #5キブス→#89長岡11Yard Pass  #8木村Kick
  オール三菱 パイレーツ
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(6-9-1) 8(5-2-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-136-1 21-51-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 18-14-0-186-2 21-9-1-64-0
Total(ATT-Yard) 48-322 42-115
反則(Att-Yard) 4-15 4-25
Punt(Att-Yard) 1-33 3-103
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-2 2-0-1
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-33-0 5-0-83-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 26分56秒 21分4秒

平たく言うと「西澤の一人負け」な試合でした。
両者強固な守備を持つ(実は失点はエリア3位/X1全体でも6位のパイレーツとその一つ下のオール三菱)為に徹底した守備戦になるかと思ったら、4Q出だしまでそういう試合だった。
※最後のTDは、パイレーツ側が時間を流せば発生しなかった。タイムアウトを取ったことでTDプレーに切り替えたもの。つまり取るべき時に得点していれば点差は17-10だった可能性が残る。

でだ。今季のパイレーツは春先に#3柴田という凄い選手が入った事でランに軸が出来た、と思って見ていたのだが、途中からキャリー数が激減してしまった。怪我とか色々あったんだろうという予想はつくのだが(ツープラトン組んでいた草野が安定して良かったから目立たなかった)、西澤のパスが不安定で……
多分「自分でなんとかしなくては」と指先に力が入りすぎているのか、やたらボールがお辞儀をしたりターンボールだったりしていて、とにかくレシーバーとの呼吸が合ってなかった。
そういう意味で「西澤の一人負け」という小表現を使った。

逆にギブスは相当辛抱強くプレーしたと思う。とにかくリードしていたという事が心理的に有利に作用していたのか、負けたときによくある「責任感強く自分で何とかしよう」という動きが少なく、またRBを適切に使って負荷を軽くして来た。
その結果、追加点を取ってからぐっと楽になった感じがした。

ともあれ、パイレーツは殻を破れなかった。得点力不足という事をキャプテンが言っていたが、多分そこじゃない。攻撃の厚みみたいなものが足りなかったのだと思う。
勿体ないチームだと思う。
どうも「守備が安定すると攻撃が出ない」「攻撃がはまっているときは守備が出される」を繰り返しているような10年間だと思う。
そういう意味では継続性の問題とも言えるだろう。

ライオンズは、この決して厚くない選手層でよくここまで来たと思う。