202311月9日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 胎内ディアーズ TD  7  10   0  17 
 オール三菱ライオンズ ML  14  31 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML  2:37   #5ギブス→#89長岡14Yard Pass  #8木村Kick
1 TD 7:37   #24川村7Yard Run  #14青木Kick
2 ML 1:34   #25中野1Yard Run  #8木村Kick
2 TD 4:49   #9加藤→#88樋之本5Yard Pass  #14青木Kick
2 TD 9:17   #14青木22Yard FG  
2 ML 11:36   #5ギブス→#7土屋7Yard Pass  #8木村Kick
3 ML  4:11   #5ギブス→#84奥瀬40Yard Pass  #8木村Kick
4 ML 1:25   #8木村25Yard FG  
  ディアーズ オール三菱
1stDown(Run-Pass-Foul) 14(9-5-0) 18(2-16-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 23-157-1 25-80-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 27-12-3-158-1 28-20-2-316-3
Total(ATT-Yard) 50-315 53-396
反則(Att-Yard) 5-20 7-53
Punt(Att-Yard) 3-109 4-138
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-41 2-0-13
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 6-0-116-0 4-0-81-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 21分25秒 26分35秒

いやなんというかその。
今季のディアーズを象徴する試合だったなあと。
スタッツ的にそんなに差が無いんだけど、インターセプトもファンブルロストも地味に響く内容で、後半に相手がアジャストしてしまうと打つ手がなくなるのも大きいし。
何より記録のあるレシーバーにエース級の名前が無い(つまりは怪我などで層が薄い)から、現在の台所事情では厳しい試合だったのだろう。
逆にオール三菱はよく堪えた。何に堪えたのかというと、じれったさに対してである。
実際の所、前半はギブスのキープを多用したけれど、相手が食いついてくれると2Qから徐々にキープしなくなる。だが相手もしっかり食らいついてくるという中で、無理をしたくなるじれったさがあったにもかかわらず、自重した。
決して無謀な事はしなかったのが勝因だろう。

ただ、現状のデプスではかなり来季は厳しいので、何らかの対策を-特にOLの層の厚さをなんとかしないと厳しい-講じないといけないだろう。

ディアーズは、もうこれはフットボール・スタミナの問題。1試合通じて肉体的精神的かつ知略的に相手を圧倒する力が備わらないと駄目だろう。厳しいなあ。

202311月9日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 電通キャタピラーズ DC 10 
 富士フィルム海老名ミネルヴァAFC FM 10  17 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 DC 6:16   #7山本 20Yard FG  
2 FM 5:40   #12鈴木→#84バンデューセン 16Yard Pass  #94大野Kick
3 FM 11:46   #97大野25Yard FG×(Block)  
4 DC 3:27   #30遠藤4Yard Run  #7山本Kick
4 FM 9:43   #29山田1Yard Run  #94大野Kick
  電通 富士フイルム海老名
1stDown(Run-Pass-Foul) 9(1-7-1) 13(1-11-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 20-51-1 21-38-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 26-13-1-163-0 30-17-1-227-1
Total(ATT-Yard) 46-214 51-265
反則(Att-Yard) 6-41 4-34
Punt(Att-Yard) 4-158 4-157
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-1-0 4-0-25
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-47-0 3-0-64-0
Fumble(Att-Lost) 2-1 0-0
攻撃時間 21分53秒 26分7秒

色々あって1Q最終盤から観戦。
見たところからすると、どうしても今期の富士フィルムが抱えていた弱点であるOLが相手DLに勝てない問題が出ていたようで、あっさり電通DLにやられてQBがプレッシャーに晒される事態に追い込まれていた。
ところが2Qにハイプレッシャーの裏に、桑原のアクロスが決まってから流れが一変した。ここからQBに対するプレッシャーが届きにくくなったのである。
たたみかけるようにTDとFGを奪い、試合が少しだけ富士フィルムよりに流れた。
ここで注意をせねばならないのは富士フィルムのタイムアウトの入れ方。途中スポッターが「うちこんなに積極的に使って大丈夫なのか」と呻いていたが、とにかく守備で「ここぞ」という所でタイムアウトを入れて、恐らく普通ならドライブされても次のダウンに対処する可能性に賭けるところを、乾坤一擲の守備で止めてしまった所だ。
そこが電通との大きな違いになった。

無論電通が無策だった訳では無く、4Qにハイプレッシャーから無理投げを誘って敵陣深くでのインターセプトに結びつけ、とこで得た攻撃権をTDに結びつけたのだから。
しかしそれで揺るがなかった富士フィルムの胆力が上回ったというところだろう。
また電通は要所での反則が頂けなかった。相当荒いシーンがあったので注意して欲しい。

ともあれ、両チームともにベースであるラン攻撃を封じられた中でどれだけ辛抱強く自分たちのスタイルを通したかという所がキモだったように思う。

あとさすがに、ゲームクロックとプレークロックの不具合で時間が無駄に流れたのは勘弁して欲しかった(ゲームクロックは審判員さんの操作ミスもあったのかね?)