6/17 パールボウル結果

深夜更新ですので、17日カレンダーに出るように時刻調整します。

●本日の苦言お小言
1)富士通側で見ていたのですが、場所取りのあまりの悲惨さにげんなり。あれはみっともない。
2)東京ドームは瓶・缶・ペットボトルの持ち込みが禁止されている(オウム事件以降徹底された。なお基本的に硬質なものは投擲凶器になるので、スタジアムへの持ち込みは厳禁。これ、当たり前)のに、そんな事実も知らな人の強行突破が目立つ。東京ドームが馬鹿なのか(持ち込み禁止品を持った人の出入り口を制限するか入り口の外で移し替え義務づけ)内定者イベントをかました企業の無様な姿を暴露したのか。それともただ自律神経に欠陥を持った健常者が増殖しているのか。いや単にモラルを知らない事が一般人の資格なのだろう。そんな一般人が正しいなら、俺は一般人でいたくはないけどね。
3)東京ドームの音響が最悪なのは当然なのに、全般に音量が大きく不愉快。特にハーフタイムなんて、ボーカルの人がなんと言ってるか聞き取れない。あれは最低最悪であり、ボーカルの人に失礼。ついでに鹿島のチア、ボリューム大きすぎ。
4)終盤富士通のファウルに対して審判をやじる人がいた。あれは最悪。不愉快きわまりなく勝負に水を差し続けた。恫喝してなんとかなるのは自分の下請けだけだと思え。

いやあ、久々に小言が多い。それほどまでに殺伐としたものを見せつけられました。情けないよ本当に。1年休んだだけで、ここまで主催者・観客の質が落ちるとはね。

T E A M       1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ(FF)  0 14  0  0 14
鹿島ディアーズ(KD)     10  3  0 14 27
(1Q15分計時)
Q TEAM TIME PLAY
1 KD  6:53 #26鹿島 36YARD FG
1 KD  8:55 #29丸田 1YARD RUN / TFP #26鹿島KICK
2 FF  7:04 #29平澤 1YARD RUN / TFP #10後藤kICK
2 KD  8:44 #26鹿島 25YARD FG
2 FF 12:21 #18出原-#87大矢 18YARD PASS / TFP #1小山KICK
3 FF  5:04 #10後藤 37YARD FG×
4 KD  0:34 #29丸田 2YARD RUN / TFP #10尾崎-#81志田×
4 KD 14:00 #29丸田 11YARD RUN / TFP #10尾崎RUN

結果から言うと、富士通は自爆しました。
鹿島のTD1本目は、パント時のロングスナッパーがホームランスナップして自陣1ヤードで押さえる醜態。鹿島のTD2本目はパントリターンでロケットファンブルしてロスト。3QのFG失敗も痛かった。
それよりもね。

基本、春に見た欠点が修正されないまま決勝に来ちゃったのがありありな富士通と、ごっつぁんで得点した鹿島が時間を上手く使った結果だといえる。

最初のドライブ、せっかく止めたと思った鹿島攻撃陣にランニング・イントゥ・ザ・キッカーでダウンをプレゼント。そこからズブズブに下がる富士通は、正直ライン戦でかなりの負け。
FG返しのドライブで、3アンドアウトになって、パントしようとしたらホームランスナップ。この時だって両タックルが押し込まれてプレーにならない。
結局富士通にプレーらしいプレーが出るのは、#19吉田がスクランブルしてからの事で、それまで進士も平澤も満足に走らせてもらえなかった。吉田のオプションキープとかで守備エンドが攻撃エンドに対してのプレッシャーが弱くなった事で、ガードの負担が減り、その結果走れたという事だと思っている。
富士通守備はこの後3Qまで素晴らしい仕事をしてのける。丸田に走られることはあっても、尾崎のパスをかなりプレッシャーで押さえ込む事に成功した(3サックはお見事)。
ところが4Qになるとかなり左右に振られたツケが出て、丸田を止められなくなってしまった。でもこれは仕方ない。
問題は攻撃の方で、記録で見ると確かに出原のパスは成績が良いのだが、見ている方としてそんな印象が丸でなかった(12/17 132YARD)。要所でパスが浮いているのは相変わらずだし、スクランブル判断は良くないし。
吉田も終盤は走らせてもらえず、結果として負けた訳である。

それにしてもびっくりしたのは鹿島。試合運びが丁寧だわ。尾崎のパスが「決めうちしか出来ない」面もあるけれど、終盤の時間の使い方はお見事である。

ただ欲を言うなら、「結果として勝ったけど、完成したと思って欲しくない」という所か。もっと攻撃・守備ともに「自分たちが主導権を握る」という為の仕掛けがたくさんあっていいと思うのだけれど。

富士通は、なまじ勝たなかった事で良い方向に向かって行けるのではないだろうか。弱点は露呈された訳で、この悔しさをバネに伸びていけると信じたい。