2022年9月19日第一カッターフィールド第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 警視庁イーグルス KE
 アズワン・ブラックイーグルス AB 10  24 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 AB 4:57  #14森下30Yard FG    
1 AB 10:48  #42田中12Yard Run   #14森下Kick
2 AB 8:40  #14田中56YArd FG×    
3 AB 6:07  #10糟谷→#86川畑20Yard Pass   #14森下Kick
4 KE 10:05  #50山口32Yard FG   
4 AB 10:00  #39三谷44YArd K.O.R   #14森下Kick
  警視庁 アズワン
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(4-4-0) 16(10-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 20-40-0 37-212-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 33-17-1-204-0 19-8-0-165-1
Total(ATT-Yard) 53-244 56-377
反則(Att-Yard) 4-30 5-45
Punt(Att-Yard) 4-145 3-104
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-10 2-0-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-40-0 2-0-66-1
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-0
攻撃時間 21分10秒 26分50秒

まあアズワンがよく研究してきたというのが正しい評価かな。
1Qの攻撃で#10糟谷のパスが冴え渡った所から話が始まり(というかこの出来はAriaでは出色の出来で、このままパスで攻めてもいい出来だった)、1Q後半からはワイルドキャット体系を駆使してランをぐいぐい出す展開となった。
これが2Qで得点出来なかったのは、エンドゾーンを背負った時の攻め方と、警視庁の守備が得点を許さなかった事に起因する。

ではどうしてこんなにアズワンのランが出たのかと言うと、一つに「チェンジ・オブ・ペース」に警視庁がやられたという所だろう。
警視庁自体の守備は、元々LBがDLをサポートする形で上がり目になる事が多いのだが、突っ込んできた守備選手がRBに躱されてしまうシーンは特に、直前でチェンジ・オブ・ペースしたりカットバックしたり、巧妙にタイミングをずらして来た。
その前提として攻撃のタックルがDLとLBを押し込んでいる状況があり、内側から押さえようとすると外、外を守ろうとするとピックアップされた上にタイミングをずらされる、じゃあDBがさらにサポートに来るとパスを狙われる……という悪循環に陥ってしまったのだ。
ところが肝心要のショートヤードの時は、一部のパワー体系以外、パワー体系でも後半は思ったように前進できなくなっていたのは、チェンジ・オブ・ペースやラインブロックのアサインが正直すぎたという所がある。

警視庁は看板のランではなく、前節後半から調子の出てきた#19斎藤のパスから入るなど、相手の読みを外す形で序盤の組み立てをしたが、それでも先制されてから上手く廻らなかった感が強かった。
ただ、何というか「つかみ所が無いストロングポイント」感(註:褒めてます)が この試合も随所に出ていて、今後も昨年同様昇格戦線をひっかきまわしてくれそうである。