2023年10月日富士通スタジアム川崎第二試合

   1Q 2Q 3Q 4Q Total
 胎内ディアーズ TD 16 
 エレコム神戸ファイニーズ KF 16 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TD 1:50   #61川村53Yard Run  #14青木Kick
2 TD 2:57   #12大和田→#84井田3Yard Pass  #14青木Kick×
3 KF 5:50   #5ピンデル→#14ハワード8Yar Pass  #16谷川Kick
3 TD 8:54   #14青木35Yard FG  
4 KF 5:09   Safty(エンドゾーン内でQBサック)  
4 KF 8:43   #5ピンデル5Yard Run  #16谷川Kick
  ディアーズ エレコム神戸
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(8-3-0) 12(8-3-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-208-1 30-85-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 15-6-0-67-1 30-16-1-111-1
Total(ATT-Yard) 44-275 60-196
反則(Att-Yard) 2-20 2-24
Punt(Att-Yard) 5-151 7-314
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-5 5-0-11
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-37-0 5-0-111-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 6-1
攻撃時間 21分12秒 26分48秒

あ゛ーーーーーーーーーーーーーー

なんじゃこの試合。

というのが素直な感想。

前半激しく行く事に徹した両チームは、かなり雑なプレー(Twitterで話題になった例のプレー含む)を展開して結構プレー終了後にゴチャゴチャやらかしていた、訳である。

そんな中で、ディアーズは早々に加藤を負傷で失った。まあリリーフした大和田が激烈に悪かった訳じゃ無い。
守備も、喪失ヤードで見たらそんなに悪いわけでは無い。

じゃ何故こんな結果になったのか。
1つにはパントである。ディアーズのパントカバーは7回中1回しかリターンしなかった。その結果、水の浮いた人工芝では思ったように転がらなかった。それがセイフティに繋がったり、自陣深めの所から始まった為に相手に多少有利な位置で攻撃が開始される結果になった。
これは攻撃側の自業自得と言っていいだろう。

翻ってエレコムは、相変わらずピンデルが不安定で、相当イライラしていたのが見える。
さらに前半、相手の雑なプレー(暴力的な、という意味では無いラフプレー)に煽られて興奮状態になって試合が崩れていた。あそこを冷静にこなしていれば勝てたのでは無いだろうか。

※例のプレー
ディアーズ側がボールキャリアをグーパンで連打したように見える映像。実はキャリアのボールを掻き出す(ストリッピング)の一種で、ボールを上下から、あるいはボールを確保している腕を背後からパンチングするシーン。
1発目を上から打ち下ろした時、相手選手が偶然とは思うが背後の選手に対して背中で防御した事から「背中を殴った」ように見え、次のパンチが下から打ち上げるものだったのでボディブローに見えたもの。
各場面を切り取って見れば「不必要な乱暴行為」の対象に見えるが、タックルに行ってから倒すまでの一連の動作の中ではストリッピング行為として見えてしまうので、審判が反則としなかった。
これを一部の過多が「ラフプレー」と捉えて動画の切り抜きを流した所、関係の無い人がやんわりとマウント取りに来て「だからアメフトは乱暴だがら(or国内アメフトは客も審判も選手もレベルが低いから)絶対行かない」とか言って、それに最近までプレーしていた人や指導者が嘲笑を浴びせて、パンチングの知識が無いOBとかが正義を振りかざしてからんでいる状態。
最近のNFLやNCAA見てない人は、ストリッピング行為は「ボールと腕の間にらをねじ込んで引っ張り出す」ジャッカルみたいなものと思っているようだが、近年はそれでは引きはがせないか、どちらかの選手の肘が壊れてしまうので、ボールまたは肘を殴りに行く。