2023年12月10日等々力陸上競技場第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 10  24 
 オービック・シーガルズ OS 17 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 4:27   #17クルカ→#5西村(有) 10Yard Pass  #96高坂Kick
1 FF 7:34   #4グラント1Yard Run  #5納所Kick
1 FF 12:54   #5納所41Yard FG  
2 OS 10:50   #96高坂44Yard FG×(Block)  
3 OS 10:18   #96高坂50Yard FG  
3 FF 13:38   #18高木→#4グラント6Yard Pass  #5納所Kick
4 OS 8:21   #29李6Yard Run  #96高坂kick
4 FF 12:43   #2ニクソン16Yar Run  #5納所Kick
  富士通 オービック
1stDown(Run-Pass-Foul) 12(5-5-2) 18(5-13-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 22-106-2 24-98-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 23-19-0-180-1 40-30-0-260-1
Total(ATT-Yard) 45-286 64-358
反則(Att-Yard) 5-25 2-30
Punt(Att-Yard) 5-219 3-124
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-8 3-0-17
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-43-0 5-0-116-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 1-0
攻撃時間 26分12秒 33分48秒

ぶっちゃけ、富士通ファンとしては「負ける気がしなかった」というのが本音。
それはどこで感じたかというと、2Q3:49の4th1Yard、Ball on 9Yard のスニーク失敗の時点である。
いやぶっちゃけあそこはFGで良かったのよ。どうしても攻めたければQBスニーク2発ではなく、七斗か李のブラストにすべきだったのよ。
つまりかなり「切羽詰まった感じ」になっていた訳。
次のFG失敗(ブロック)にしても、一つ前に攻めきれなかった事で中央が押し込まれる事が見えてしまった感も出ていた訳で、この2つの得点機会損失が、試合の趨勢を決めてしまったと言って過言では無い。

というのも、守備の方はまずニクソンをかなり抑えていた。
……スタッツで100Yard越えてたけど、実際には「あれ、止められている」という印象が強い(ビックゲインが1回だけで、16回キャリーしてこの値は彼らしくない)。これは特に外側のプレーが押し込まれていたという事に起因してる。
最終盤に思い切ってインサイドを突いて力業に出てTD取ったとは言え、かなり苦戦していたのは事実なのである。
さらにパスカバー。グラントに7回も、という印象があるかも知れないけれど、本来目立つ筈の柴田や小梶がこの記録である。かなりタイトなカバーをしていたし、かなり四苦八苦していた印象が強い。

その上で攻撃のスタッツも良い値を出している。今季は李がスロットにセットすることが多いけれどそれは七斗が素晴らしいからであり、ショートパスの脅威として李を生かす選択をしたからだ。この試合では思った程キャッチ出来てないが、その代わり有斗とジャマールがそうとう目立っていた。
これは決して負けていないしむしろ本来はもっとゾクゾクと富士通ファンの背筋に脅威を感じさせる無いようであったと言って良い。

だがしかし、だ。
やはり2Qの攻撃の判断ミスが、そうさせなかった。
そしてなんと言っても「得点に至るプレーの、プレー数対獲得距離の比率で、手間取っている感じが強い」というのもある。

だから、これは「社会人とクラブの差」とかそういう話では無い。明らかに戦略ミスなのである。