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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
パナソニック電工インパルス |
電工 |
0
|
10
|
3
|
0
|
13
|
立命館大学パンサーズ |
立命 |
10
|
7
|
0
|
0
|
17
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
立命
|
6:27
|
#11松田-#5森 12Yard Pass |
#17砂原Kick |
1
|
立命
|
10:17
|
#17砂原 44Yard FG |
|
2
|
電工
|
0:45
|
#9太田 27Yard FG |
|
2
|
立命
|
4:42
|
#28松森 23Yard Run |
#17砂原 Kick |
2
|
電工
|
14:35
|
#20石野 1Yard Run |
#9太田 Kick |
3
|
電工
|
8:29
|
#9太田 33Yard FG |
|
ポール・ラッシュ杯は立命館#11松田選手
※ここまで同じ事を3回書いてます。理由は、1度目が「元に戻る」で破棄、2つめが静電気による過電流が原因みたいでいきなりシャットダウン。やれやれです。
試合とは関係ないところで。本日行きは後楽園駅から、帰りは水道橋駅に出たのですけれど、行きにオンワード・オークスのスタッフと選手が署名嘆願のビラを配っていました。
このビラそのものについての是非を語るつもりはないのですが、出来れば試合終了時にも配って欲しかった。水道橋側にはいませんでしたよね?
なお署名活動についての久保田の見解は次のエントリで。っつうか、多分皆さんはそれを目にしてから本エントリを見ていると思いますが(汗)。
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さて、試合の詳細は全国中継された試合という事もあるので割愛して、試合を分けた分水嶺はどこにあったかという事を考えるならば、次の2点を挙げたい。
・4Q2:31立命館31Yardからの電工4thダウン4Yard(結果、インターセプトにより立命35Yardから攻撃)
・同10:49立命館44Yardからの電工4thダウン5Yard(結果、ギャンブル失敗の後にレイトヒットで立命30Yardから攻撃)
いや、確かに根本は立命守備スカウトの勝利ではあった。しかしそれをオーバースキルでゲインするところまで行けていたのだから、それだけで帰結さらる事は難しい。(無論、怪我による戦力ダウンなどの問題はあるにせよ、だ)
実際問題、立命館は後半得点無しである。得点機もない。これは攻撃がラン主体による消耗戦に出たこともあるのだろうが、2Q前半まで止まらないランという感じだったのに、単発ゲインのみに変わっていた後半を考えれば、後半は互角だったと思えるのだ。
では、その場面を検証したい。
まず最初のポイント。この時点で電工が考える図式は以下の通り。
・FG2回で逆転。だから、この展開を作るためにどうしたら良いか。
・TD1回で逆転。だから、このドライブでそうしたい。
・TD1回で逆転。だから、この場は一度相手に渡しても、自分たちに有利な位置から次のドライブを始めたい
基本、太田なら48Yardは行けたと思う。そこで行かないとしても、ギャンブルという場面ではない。せっかく守備は止め、攻撃はドライブ出来るようになったという事を考慮すれば、ここで無理をする必要があったとは思わない。
従って個人的にはFGか、パントであるべきだと思った。すなわち、妙な位置でパントされて自陣深くからドライブする方が得策だと思うのである。(事実、次の攻撃は自陣17Yard、その次は自陣21Yard)。もし進まれても敵陣20Yard台でパントとなれば、恐らく自陣45Yardくらいからの攻撃になったのではないだろうか。
しかも、この場面で考えられるプレーは
・クイックスラントで、DBの前にレシーバーをねじ込むパターン。インサイドならインターセプトされても一気にTDがないから。
・スクリーン。いざとなればドロップしてしまえばこれ以上悪い位置から始めなくて良い
しかない。それを読まれたのだからこの結果となった訳だ。
本来この場面は太田が入ろうとしていた。そこに立命がタイムアウトをかけ、そこで気が変わったという風に見えた。これは策士策に溺れたという所ではないだろうか。
次のポイント。残り4分ちょっとでの敵陣44Yard。
ここで電工はTD以外は勝てない状況となっていた。
基本、この時はパントである。この残り時間で、1分以内で進める距離など多寡が知れている訳で、相手には15Yard以内からスタートして貰い、出来るならば自陣40Yardからのスタートになるように仕組むべきだったと思う。
しかも、ぶっちゃけ話、右側のレシーバーを見れていない状況で(右トリップスでワイドアウトがどフリーなのに見えていない事が何度もあった。明らかにインターセプトの影響で、長谷川を棄てたと見た)は、ここで無理をする必要はない。
この後のライトドライブも、プレー選択には疑問が幾つかあった。特に残り7秒で取ってくれパスは疑問。あそこは10ヤードくらい刻んで残り2秒にするべきだったと思う。
と、いうよにう後から外野はどうとでも言えるのだけれど、外野に言われるほどの出来だったという事である。
勝てる要素はあったが、その選択を誤った、という事ではないだろうか。
ただ、そこまで追い詰めた立命館のフットボールへの理解度は素晴らしかったと思うし、そこは拍手すべきだと思う。
まあ、欲を言えば後半攻撃を敢えてラン主体にした意図を知りたいとは思う(ランパスのバランスで攻めていた方が、より有利に進めたのでは? と思うのだが)。