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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
パナソニック電工インパルス |
PI |
3
|
6
|
7
|
7
|
23
|
オービック・シーガルズ |
OS |
7
|
6
|
0
|
7
|
20
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
PI
|
11:04
|
#15小笠原 41Yard FG |
|
1
|
OS
|
13:57
|
#20古谷 43Yard Run |
#1金親Kick |
2
|
PI
|
2:46
|
#20石野 1Yard Run |
#15小笠原Kick× |
2
|
OS
|
5:53
|
#15龍村→#85萩山 14YArd Run |
#15龍村Run× |
3
|
PI
|
9:42
|
#20石野 1Yard Run |
#15小笠原Kick |
4
|
OS
|
1:54
|
#1金親 34Yard FG× |
|
4
|
PI
|
8:48
|
#8高田→#7長谷川 6Yard Pass |
#15小笠原Kick |
4
|
OS
|
11:43
|
#15龍村→#20古谷 11Yard Pass |
#1金親Kick |
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勝負を分けたのは4QのFG失敗、という得点結果なのだけれど、個人的にはちょっとちがわないか? と言いたい気もするので、いつも以上に生意気承知で書かせていただこうと思う。
厳しい試合だったのは良く判るのだが、優劣の区分けをもっとはっきりさせて書くとすれば、7:3で電工ペースだったと感じている。その根本はフロント対決である。
さすがにケヴィンが1対1で取られるようになっていたあたりで気づくべきだったのだろうが、基本として電工ラインはランプレーで相手をいなしたという感じがする。
それに対してシーガルズばインサイドをLBに止められ続け、外に廻る事が多かったと思う。
そしてもう一つ感じたのは「シーガルズが個の能力に依存しすぎている」感じがするという点だ。
というのも明らかにレシーバーの清水の記録である。この試合では#85萩山が目立ったが、戦略的に清水を生かそうとしてなかったし、何となくではあるが、清水が開かないから萩山や古谷晋といったLB近辺で勝負する選手にパスを通すようになったと見えた。
結果として、このチームはQBの爆発力ではなく、周辺選手の爆発力をQBの安定したプレーが支えている訳で、要所を押し込められたら打開は難しいという事になる。
※だからといって龍村が悪いという事ではなく、物足りないという事だと思って欲しい。局面を打開するコンビネーションとか、そういう点で劣るだけで、安定感は有馬や富士通QBよりあると思う。
当然な話だが7:3とはいえ実は試合の流れが傾いた時がいくつかあって、特にケヴィンのファンブルフォースは流石というしかない。出来れば瞬発力を鍛え直して、あの魅惑の突破を見せて欲しいと思うし、ライン同士の対決だけで見たらシーガルズ攻撃ラインが電工攻撃ラインに負けていた訳ではない。
その流れを断ち切ったのは電工側の力であって、それはがっぷり四つに組んだ結果なのだろうと思う。
いずれにせよ、総合力で負けたという嫌な言い方をするほかない。ここ数年毎試合のようにキック失敗があるキックチームの精度も課題だし、シーガルズは何か根源的な問題があるのではないだろうか。それが圧勝で隠れてしまっている、という事なのでは。
電工も、そうは言ってもファンブル2回ともロストとか、昔ほど盤石感はない。守備の力に助けられた攻撃は、今一度練り直しが必要だと思う。