|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
関西大学カイザーズ |
|
7
|
3
|
6
|
0
|
16
|
鹿島ディアーズ |
|
0
|
2
|
8
|
9
|
19
|
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1
|
関大
|
3:27
|
#30小原 48Yard Int.Ret |
#30小原 Kick |
2
|
関大
|
4:00
|
#30小原 23Yard FG |
|
2
|
鹿島
|
14:30
|
Safty |
|
3
|
関大
|
5:33
|
#30小原 32Yard FG |
|
3
|
鹿島
|
9:32
|
#16仲田-#25小嶋 21Yard Pass |
#11曽根 Run |
3
|
関大
|
12:29
|
#30小原 43Yard FG |
|
4
|
鹿島
|
2:27
|
#26鹿島 28Yard FG |
|
4
|
鹿島
|
6:48
|
#26鹿島 27Yard FG |
|
4
|
,鹿島
|
15:00
|
#26鹿島 25Yard FG |
|
|
鹿島 |
関西大学 |
ファーストダウン(ラン - パス - 反則) |
19 (12 - 7 - 0) |
9 (2 - 7 - 0) |
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード |
29 - 16 - 3
151Yds |
20 – 18 – 1
148Yds |
(ラン) 回数 - 獲得ヤード |
42 - 219Yds |
35 - 76Yds |
(攻撃) 回数 - 獲得ヤード |
71 - 370Yds |
53 - 224Yds |
(反則) 回数 - 損失ヤード |
5 - 25Yds |
1 - 0Yds |
(ファンブル) 回数 - 喪失 |
1 - 0 |
1 - 0 |
(フィールドゴール) 回数 - 成功 |
3 – 3 |
3 – 3 |
TIME OF POSSESSION |
33:38 |
26:32 |
MVP 鹿島#42牧内 久しぶりのディフェンスMVPもさもありなん、な試合でした。
公式発表の観衆が、35742人と出ていましたが、多分昔のサバ読み時代に合わせた為ではないかと。4万9千人の実数から見た場合、2階席解放の度合いから見るともう少し少ないと思うし、4Qは1階席にも空席が目立っていたので。
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しかし、時間を置けば置くほど奇妙な印象にすり替わっていく気がするのは何故だろう。
確かにいい試合だったし、守備戦として記憶に残る試合だったと思うのだが、どうも腑に落ちない。
そこで手元のメモを元に調べてみた。公式記録との誤差を無視して(それだけ不正確という意味で)、両チームの各クォーター、各ハーフでの成績である。 (一部集計式に誤りがあったので、こっそり後日直すかも)
関 大
|
Run
|
Pass
|
反則
|
時間
|
回 数
|
距 離
|
試 投
|
成 功
|
距 離
|
回 数
|
距 離
|
1Q
|
8
|
24
|
6
|
2
|
42
|
0
|
0
|
05:16
|
2Q
|
12
|
31
|
1
|
1
|
39
|
1
|
0
|
06:54
|
3Q
|
10
|
25
|
4
|
3
|
67
|
0
|
0
|
08:40
|
4Q
|
5
|
7
|
5
|
1
|
4
|
1
|
-22
|
04:58
|
1H
|
20
|
55
|
7
|
3
|
81
|
1
|
0
|
12:10
|
2H
|
15
|
32
|
9
|
4
|
71
|
1
|
-22
|
13:38
|
鹿 島
|
Run
|
Pass
|
反則
|
時間
|
回 数
|
距 離
|
試 投
|
成 功
|
距 離
|
回 数
|
距 離
|
1Q
|
8
|
48
|
10
|
5
|
30
|
1
|
-5
|
09:08
|
2Q
|
11
|
62
|
4
|
1
|
4
|
3
|
-15
|
08:06
|
3Q
|
8
|
43
|
7
|
5
|
55
|
1
|
-5
|
06:20
|
4Q
|
13
|
36
|
7
|
3
|
62
|
2
|
-10
|
09:21
|
1H
|
19
|
110
|
14
|
6
|
34
|
4
|
-20
|
17:14
|
2H
|
21
|
79
|
14
|
8
|
117
|
3
|
-15
|
15:41
|
これを見てご理解いただけるだろう。実は関大の攻撃は単発ロングゲイン以外で機能していないという事実。
※関大4Qの反則はイリーガルフォワードパスで下がったぶんが入っている為。これはメモの機能上避けられない。
逆に言うと鹿島が前半のパスでいかにメタメタだったという事。
つまり、厳しいことを言えば、鹿島の山城が試合を壊していたという事になる。
ただJXBの時にも書いたけれど、山城は学生時代から見ても明らかにパスフォームがおかしいし、パスが軽い(というよりしっかりと勢いが載っていない)所を見る限り、彼も負傷していたか負傷明けで本調子でなかったかのどちらかと思われる。多分、本人も自覚があると思うので、しっかり鍛え直して欲しいと思うのだ。
特に最初のインターセプト(右SEへのショートアウトパターンを、読み切ってDBが前に入ってINT)により、外へのパスが封じ込められた訳で、こと2本目のINTからはパスを殆ど投げなくなってしまったのが試合展開を苦しくしてしまった訳だから。
それはそれで手数が減って苦しくなる訳だが、全体としてはここで関大守備が疲弊したというのが大きい。
その点で言えば、怪我人という点ではRBも前半に佐藤を温存したので、このへんも怪我でもしていたのではないかと思われる。その分#11曽根が、学生時代を彷彿とさせる大活躍を見せた(まあ、システム上学生の時のようにパスキャッチが多い、という訳にもいかないのだが)。
おそらく万全ではないメンツのやりくりでここまで来たのだから、それはそれで素晴らしいとは思うのだけれど、やはり釈然としないもどかしさを感じてしまう。
やはり、山城と尾崎が単調過ぎた事(相手ラインを消耗させるために1Q後半からランを多用したが、ランのプレーセレクトが単調で、左右違っただけの同じプレーを4回も続けたら効果内でしょうに、みたいなケースが多かった。
さて肝心の関大の方はというと、攻撃は3Qを除いて続かない事が多い。これは鹿島がランを止めに来るシステムを引いていた為で(の、割にはこつこつと出られていた)
しかもよろしくなかったのは、この日効果的だってLBとマッチアップさせてスラント系のパスでゲインを奪っていたのが、QBのコントロールが出来なくなってパス失敗となってしまったこと。
さらに、2Q後半からオフガード付近に大穴が開くようになり、これが4Qになると抑えが効かない状態に。逆にライン戦では終盤に攻守共に押さえ込まれてしまっていた。
正直に言えば関大は「自分たちの形を理解した上で、先行逃げ切りに賭けた」試合でしか勝機が見いだせず、実際にその為のゲームプランを練り上げて遂行した所、相手のQBのパスコントロールの問題から運良くリードできたものの、15分Qへの対応が足りずにスタミナ切れを起こして、その中でなんとか守備が徳俵に手を掛けて奇跡的な粘りを見せたのでこの点差になった、という事なのではないだろうか。
まあ、鹿島側で言えば攻撃では控えの曽根や仲田がいい仕事をして、守備はあのセイフティという大仕事をやってのけたのだから、賞賛に値すると思う。ただ、やはりしつこいようだけれど「なんだかなあ」という感じにはなってしまう。
いい試合でした。それは事実。ただ、冷静になるとどうも「凄味がない」試合だったなあ、という感じはどうしてもぬぐえないのである。いっぱいいっぱい、チームの底力同士の激突という形ではなかった為に、ね。