ライスボウルの観戦の時に明確になったのですが、EM・ONEの大容量バッテリーが寿命になったようです。
もともと観戦記入力のためにリアルVGA化など、結構ムリをしていたのですが、タッチパネルの敏感さとかでかなり起動してしまっていたのも事実。かといってシーズンオフにはさわりもしない(スケジューラとして使っていたのですが、イマイチ使えない。DocomoのD/F系待ち受けカスタマイズには未だ勝てていないので使わなくなりました)。
そんなこんなで継続使用を断念しました。
ところが、現在モバイル機器である程度の解像度を維持していてバッテリーが長持ちするようなタイプの奴はないんですね。唯一シャープのNetWalkerくらいですが、イマイチ評判が悪い+少し高い。
であるならば、かつて利用していたSigmarion3を活用できないか、と思ったのですが。
とんでもなかった。多分、一番新しく認識出来るFOMAは901シリーズくらいか。んなもん、使い物にはなりません。
それでは無線でモデム認識を、と思ったのですが、ここでDocomoの意地悪っぷり。PC通信は定額にはなっていないのです、私の契約では(Bizホーダイではないので。この契約がパケホーダイとくっついたのは、作業終盤の話でした)。
そこで定額高速無線モデムという事で考えれば、EM・ONEを解約してそういう機種にしてやれば良い、という事になりました。
結果、買ったのはTouchDiamondでこざいまして。
Bluetooth対応、下り7.2Mbpという所からの選択です。
さて、問題はSigmarionがBluetooth非搭載であるという事。悪いことに対応カードはすべて販売完了(アメリカのSocket社製のものに対して日本独自のドライバで対応している。CFとSDIOの各スロットでそれぞれ出ていた)。
ヤフオクでたまたま出ていたのがCFタイプの奴で、これを¥12,000-で競り落としました。
ところがどうもSigmarion3はWindowsCE.netカスタマイズ版という理由から、一筋縄ではいなかなった。
そこで手順をまとめておこうと。
1.TouchDiamond側で行うこと
1-1.ダイアルアップ用の設定ファイルWM6_BT_DUN.cab を取得。この辺の設定はhttp://na-ga.net/blog/?p=164から取得。
ちなみに、多くのサイトで書かれている「emobiletest.regの登録」は、誤って伝わったのではないかと思われます。(やったらemb経由のTouchDiamond上の通常接続すら出来なくなった。よく読むと初出サイトでは「モデム側」ではなく「端末側」の設定として書かれていました)
1-2.ダイヤル・ルールで「自宅」を選択。このとき各オプションが「g」であることを確認のこと。
2.Sigmarion3側で行うこと
2-1.アップデート類をする。現在ファイルは公開されていないが、有志サイトhttp://sigmarion3.org/あたりを参考にして必要なアップデートは済ませる。
2-2.設定ファイル Bluetooth.Ver1.4.3.26.CABを取得。但し、再配布されている箇所のものではなく、デッドリンクになっている販売代理店の所から落とした方が効果かも(最終的に、差し替えた上でテストしたら使えたので)
2-3.ドライバをインストールしたらソフトリセット。このとき、カードは抜いてからリセットする事。でないと認識しない。
2-4.TouchDiamondとペアリング。この結果S21HT(TouchDiamond)がBluetooth Phone(COM1)として使用可能になる。
※通常のCOM1ポートとバッティングしているので、個人的に気持ち悪くて通常のポートをCom4にしました。
2-5.ダイアルアップ設定は以下の通り。
ユーザー名: em
パスワード: em
ダイヤル: *99#
なお、一部に書かれている「モデムクリアコマンド」は、使用しませんでした。
色々試した上でこーなりましたので、、何処か特別な作業が紛れ込んでると思います。そのへんは自己責任で。
実際に成功したのですが、モデム接続に時間がかかるので、どうでしょうねえ。あとブラウザの表示エリアが思ったほど広くなかったです。
ちなみに、この組み合わせは春デビューの予定です。