この試合、1塁側に座ったのですが、なんと1塁側からでは太陽光が反射してしまい、ゲームクロックが全く見えない事が判明(3塁側はかろうじて、なんとか集中していればという過酷な条件付きですが、なんとか時間が判る)。大慌てでスマホのアプリでタイマーをダウンロードして、前半途中まで自分で計時してました。その為時間はかなりおおざっぱです(途中でリセットしちゃったりとか、計時開始間違えたりとか、間違って進まなかったり間違って止まらなかったり、勝手に-タッチしたと勘違いして-動いたり)
横浜市は、早急に時間表示の電球の輝度を上げて欲しいモノです。
まあ、ベイスターズ騒動で判ったように、あんだけ欲張って球場利益を搾取しているようなので、こういう所に費用落としたりしないんでしょうけど。
であれば、協会はゲームクロックを別に用意して欲しいです。
※ちなみに25秒計もよく見えなかったのですが、途中で故障していたみたいです。
あとね。富士通チアはちょっと失格だな。ノイズ、のべつまくなしに煽ってどうする。しかもスピーカーから録音したFビートの音垂れ流しにして。あれは太鼓と共に最低最悪ですよ。
あくまでノイズというのは、客席の個人が発する音でなくちゃいけない。PA使って増幅するような事はしてはならないんですよ。
そりゃ音が大きければキモチイイモノね。でもそんなまがい物の騒音(ノイズではない)に何の価値がある?
自分たちが気持ちよいと錯覚しているだけじゃ、意味ないんじゃない?
そんな自慰行為に付き合わされるスタンドの気分になってごらんよ。げんなりだぜ。
これは大太鼓のおっちゃんにも言えること。
自分たちの行うことは何なのか、もっとちゃんと考えて欲しいんだよね。
まあ、正直ここでライズが勝っちゃいかんと思った訳です。というのは、チームがベテランで固まった状態で勝ち進むと、それはチームの硬直化を招いてしまうだろうし、何より「なんだ、チョロいんじゃないの?」という誤解を外部(チームの事情や戦力、それからリーグ自体のパワーバランスを知らない人)に与えかねないから、です。
そういう意味で、フロンティアーズは「門番」としてどっしりとかまえて欲しかったりしたのですが。
さて、試合はライズのリターンから。自陣28Yardからの攻撃で、QB#5木下。
まず初っぱなからQBカウンターキープ、続いて#88大滝へのパスは高くタックルされドロップ。次のプレーで木下のオプションキープでダウン更新44Yard、さらに#34堤へのパスで50Yard。ここから#2宮幸2回持ち37Yard。しかしここから宮幸2回キープするも出ず。いきなり5:05でギャンブルを仕掛け、#85木村へパスを通してギャンブル成功26Yard。
しかしここでギャンブルというのは、ある意味切羽詰まっているという証拠では?
ここから2回スクランブル(1回はホールでイングをディクライン)するが25Yard止まり。ここで先制のFGを出澤が蹴り込む。
返しのドライブはフロンティアーズ陣35Yardから。QBは#19吉田だが、原則2ドライブ・タンデム。
まず最初のパスはショートして#17秋山が取れず。しかし次の#30金へのパスは成功するも1Yard。だが次の金の中央のランで一気に43Yard。続いて#15ブレナンへのパスで敵陣36Yard。吉田のスクランブルはロスしたが、すぐさま#6神山の中央のランで敵陣22Yard。仕上げはブレナンへのパス。
なんともあっさりテンポ良く逆転。
さらにライズが不利になったのは、次のドライブ。自陣31Yardからの攻撃で、#28杉原のランはロス、ただし 木下のスクランブルで44Yard。しかし、次のプレーでサックされ、ファンブルロスト。いきなりフロンティアーズは敵陣24Yardから攻撃権を得る。金が2回キャリーして18Yard、7Yardと着実に進み、仕上げは神山。
あっという間に連続得点を許したライズ。次のドライブは空いてパーソナルファウルがあり自陣46Yardからの攻撃となるが、パス失敗2回(1回はキャッチが外、1回はDBのINT失敗と言っても良いパスカット)。
フロンティアーズは#18出原が登場するが、自陣28Yardからのドライブで金がダウン更新するモノの結局自陣45Yardでパント。
次のドライブ自陣15Yardから杉原のエンドアラウンド、中央のランで27yardまで進むが、パス失敗の後サックされ杉原へパスを通すもパント。
この返しは出原がパス2回投げて1回成功した以外金と神山のランでゴリゴリ進む。ただFG失敗は頂けない。
この返しはラン主体(スクランブル1回)で攻めるが、パス2回失敗でパント。しかもインターフェアがついてフロンティアーズ陣37Yardから。
ここは神山2回金1回吉田1回とリズム良く相手陣39Yardまで進むが、ここでTEに投げたパスが強く弾いてしまい、それをインターセプトされてしまう。
ライズはここでリズムを変えるべく#10小島を投入。自陣24Yardからドライブを始めると、まず3プレー目に自らのランでダウン更新。さらに続けざまに杉原のエンドアラウンドで敵陣38Yard。しかもここでQBドロー、杉原のラン、QBドローと責め立てるが、次の宮幸の時にホールディングで29Yardまで下げられる。#89東へのパスとスクランブルで19Yardまで進むが、ここでFG失敗。
この後フロンティアーズが時間を潰して前半終了。
後半はフロンティアーズのリターン。
初っぱなからパーソナルファウルで自陣43Yardより攻撃となる。ここも吉田がQBに入り、神山が2回オープンを走り敵陣40Yard、#88中村へのパスが決まり34Yard、金が持って26Yard。しかしここでライズ守備が頑張り吉田のスクランブルと金のランを止める。4th1YardでFGかと思いきや、ここで相手を圧倒すべくフロンティアーズはスニークを敢行。
スニークで密集から横に押し出されるように崩れる吉田の上に相手が殺到する。成功したものの吉田はアウト。正直ここでのスニークは代償として大きかったと思うのだが。
しかしここみで#18出原が入るが地上戦を挑むフロンティアーズ、神山、金の連続オープンランで敵陣10Yardまで進むと、金、神山、神山の連続インサイドで1Yardまで進み、仕上げは金がねじ込む。
返しのドライブは最初にキックのアウトオブバウンズで自陣40Yard。前半終わりのドライブでいいリズムを見せた小島がそのまま登場、最初に決め打ちキープで敵陣45Yardまで進むが、次のパスはポケットを崩されスクランブルパスとなり投げ捨て。宮幸のランはゲイン出来ず、次のパスは高くて取れず、とリズムに乗りきれずパント。
で、ここでライズの息の根を止めるドライブ。
自陣21Yardからの攻撃、まず神山のランはショートゲイン、次の金のピッチスイープはゲインしたがファンブル(但し自軍がリカバー)。ただここで37Yardまで進む。ここでこの試合初めてと言っていいだろう、出原から中村への右ディープへのロングパス。腕を伸ばしてランニングキャッチした中村は一気に敵陣11Yard。
ファンブルの時に少し痛んだ金の代わりに入った#32後藤の中央のランで3Yardまで進むと、最後は神山がねじ込んで追加点。
28-3という点差以上に、重く重くなる空気。特に攻撃がなすすべ無い状況で、ライズは再びQBを木下に戻す。
そして致命的な、まさに致命的なドライブとなってしまう。
自陣25Yardからの攻撃、宮幸の中央ランで34Yard、杉原のランで36Yard、#7井本へのパスで敵陣45Yard。
少しパスに中尉が言った所で木下のドロー、ブーツレッグからのキープで敵陣33Yard。ここで得点すれば、希望はかなり大きくなるであろう所まで、持ってきた。
だが次のプレー、#81井上へのスラント。キャッチした後タックルを受けファンブル。それを最終的に確保したのはフロンティアーズ。フロンティアーズ陣31Yard3Q10:47。
得点されるかどうか、よりも、精神的なダメージが、そして何より残り時間がのし掛かってくる。
このチャンス、まず神山のラン、続いて#87大矢へのパスで自陣47Yard、次いで神山のランで37Yardと進むフロンティアーズ。次のプレーで出原がスクランブルしてロングゲインするもイリーガルブロックで34Yardまで下げられ、さらにホールディン区があって44Yard。これを神山2回のランで31Yardまで戻す。次のプレーでブリッツかわしてロールアウトした出原のパスに大矢がダイビングキャッチを試み、一度は審判がキャッチのシグナルを出すも、競技の結果失敗となる。
(いや、あれは取れてましたって。そう見えますって)
まあ失敗は失敗でFGを決めて、残り時間を考慮しても致命的な4ポゼッションゲーム。
ライズは22Yardからの攻撃で#25前田へパスを2回連続で決めて37yard、木下のスクランブルで41Yard、だが次の前田へのパスを前田がドロップ(このプレーが4Q最初)。4tt3Yard残しでギャンブル狙いかと思いきや、QBクイックパント。これで敵陣2Yardまで押し込め、守備に期待という戦術。
だかそれを神山への右スイングで10Yardまで進め、次の神山のランで15Yardまで進めてあっけなく崩してしまうフロンティアーズ。次の金のランは止まるず#82強のジェットスイープで28Yard。金、神山2回のランで39Yard。金のラン2回で43Yardまで進むが、次の強へのヒッチパスがバックワード扱いで、かつ強が取れずロスし自陣31Yard。さらにディレーまでしてさ26Yardまで下がりパント。
ライズは自陣32Yardから前田へのパス失敗、杉原のランで38Yard、だが東へのパスが失敗。ギャンブルに出た結果スクランブルでロス、自陣37Yardで攻撃権を手放す。
ここからフロンティアーズは試合を締めにかかる。QBは#4平本。
まず#32後藤のラン2回と#29平澤のランで30Yardまで進むが、3Yard残し。ここでFGに行かずにギャンブルで#84久保田にパスを通し10Yard。徹底して相手の力を削ぎに行く姿勢で攻撃を続ける。
平澤のランは出なかったが、平本のQBドロー、後藤の2連続ランで追加点を挙げる。
ここで終われないライズは、自陣30Yardからの攻撃で木下のスクランブルで前進するも、次の前田へのセンタースクリーンは押さえ込まれ、井上へのパスはDBカット。追い詰められた所で前田へのパスが決まり、ギャンブル成功敵陣42Yard。
次のスクランブルの後井上へのロングパスを狙った所、フロンティアーズがインターフェアを犯し、敵陣20Yard。
こごサックを受け(ファンブルするがライズがリカバー)26Yard。井本へのパスは20Yard。しかし次のプレーでサックを浴び30Yard。さらにギャンブルでもサックを受け、敵陣43Yardで攻撃権を失う。
富士通は時間めい一杯消費するために、4回Eatする。最後14秒残しなのにパントしなかったのは、接触プレーでの怪我人を避けた為か?いまいちすっきりはしない。
残り時間僅かでも誇りに賭けたライズは攻撃をするも、2プレー目でインターセプト、時間0秒で試合終了となった。
試合開始直後に、両チームの差はそれほどの大きさではなかったように思う。じわじわと効いてきたのは、ライズのランプレーが思ったほど進めなかったあたりからである。その上で、パスが通せなかった(というより、ラン主体で構成したという方が正しいのか)という事が前半に攻めあぐねたように見える所に繋がった。
後半になるとフロンティアーズのランアタックにじれた所が見えてきたし、自分たちで負のスパイラルに落ち込んでいったように思うのである。
ライズはレシーバーの補強が必要だろう。エースである前田・井本を助けられる存在が今ひとつ弱かったように思う。だからベタ付かれされると苦しくなってしまう。また、TEもベテラン武井をヘルプ出来る存在が欲しい。
全般にベテラン揃いになって来たので、中堅の育成が急務という所か。
で、フロンティアーズ。攻守共に相手に言い流れを渡さなかったのが良かったし、何しろ連続得点が相手にダメージを残している。いい感じで来たが、怪我人が複数出たのが気になる。
ただ、しかし、シーガルズの誇る「ハワイアン・ブックエンド」に勝てるか? と言われると、まだ小首をかしげてしまいそう。っつうか、多分シーガルズ守備は現在X最強だと思うので(※逆に言うと、シーガルズ攻撃はもしかしたらフロンティアーズ守備でもなんとかなるんちゃうか、という印象がある)、そこがなあ。
でも、いい勝負になると思うので、今から楽しみです、はい。