言うねえ、鳥内さん

Touchdown誌最新号を読んで思ったのがこれ。

ってか、FirstDownで試合の詳細戦術解説しちゃったのを受けて、本誌の内容がないよう……になりつつあるなあ。

そんな中での鳥内さんのインタビュー、「学生チームがここまでできるのだから、社会人チームはもっとできるはず。がんばりが足らなかったのではないか」という発言がちと気になりました。

いえね。ぶっちゃけ、「ラスト1試合」と「次がある試合」では全く違うのですよ。
はっきり言って「ラスト1試合」である関学は、「自分が怪我してもいいプレー」というより「相手が怪我してもかまわない」プレーになっても仕方が無い環境でプレーした訳です。
乱暴なことを言えば、「来年梅雨頃までに自分の怪我は治ればいいや」の下級生と、「これを過ぎたらプレーしないかも」の4回生がやるプレーと、「試合翌日に仕事がある」社会人とでは、やはり「心のブレーキ」が違うと思うのですよ。

ましてや「オービックだけじゃない」環境、少なくとも社会人は3-3-4-4-4(2013年度の場合上からオービック・鹿島・パナ-富士通・ライズ・飲料-IBM・シルバー・アズワン・オール三菱-東京ガス・ユニシス・ファイニーズ・パイレーツ-ハリケーンズ・警視庁・サイクロンズ・ブルーインズ)の階層化がなされる訳で、「ラスト1試合」以外で現行2ステージ制の中で対戦しても、そりゃどこか「心でサイドブレーキ引いた状態」になりますって。

だから、オービックに勝ったとしても、その後がなくなる可能性は高い訳ですよ。そこで無理したら、自分の人生棒に振る訳でしょ。

それとこれをいっしょくたにするのは、どうかなあ。

それに、JXB見て、本当にそう思うのかなあ。あの壮絶な試合を見て。

そんな風に感じました。