1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | ||
鹿島ディアーズ | KD |
3 |
10 |
3 |
3 |
19 |
アサヒビール・シルバースター | SS |
0 |
3 |
0 |
0 |
3 |
Q | TEAM | TIME | PLAY | TFP |
1 |
KD |
3:03 |
#14青木39Yard FG | |
2 |
SS |
2:11 |
#39井ノ口41Yard FG | |
2 |
KD |
7:23 |
#7加藤→#11前田58Yard Pass | #14青木Kick |
2 |
KD |
12:00 |
#14青木39Yard FG | |
3 |
SS |
10:53 |
#14青木,37Yard FG | |
4 |
KD |
9:43 |
#14青木26Yard FG |
シルバースターはこの試合QBを4人使った。
最初は#17古川、満を持して#19東野、しかしその東野が怪我をしたので古川と#13高橋のタンデム、しかし後半から古川のみとなり終盤に#7安藤。
それが良いか悪いかは深い問題では無くて。ただただ、東野以外の不安定さをどうにかしてあげたくて、それが若手の成長につながるだろうと思う訳で。
基本、この2試合を見て思ったのは、シルバースターの攻撃に、「核」がないのである。
つまり「若手が困ったときに、ベンチが救いの手をさし出すかのごとく入れる、シンボルのようなプレー」、例えばスラントだろうがヒッチスクリーンだろうが、ブラストだろうがオプションだろうが、そのプレーが入ったら全員が死にものぐるいでそのプレーを実行できるような、そんなプレーが、ない。
チームによってはそれがパスのホットラインかもしれないし、エースランナーのダイブかも知れない。
でも、それがない。
パスについては手駒がそろっているのに、それがない。
ランが出ないからプレーもコールされない。だから簡単に手詰まりになる。
どうもそんな感じ。言っちゃ悪いが、攻撃は一昨年くらいに戻った上に惰性のような印象が残る。
無論、古川にせよ高橋にせよ、センスは感じるし伸ばせばいいQBになれる。今の手駒でも、日本トップクラスになれるだろう。
ただ、それを助けてあげられる攻撃の組み立てが、ない。
いや、多分そういうアナライズも出来ていない。そこまで手が回っていないのかも知れない。
※選手の怪我などで、そういう方向に舵が切れないのかも知れない。
とにかく、シルバースターの場合、守備はかなり良くなってきた(とは言え、今度は世代交代という難題が待っている)ので、攻撃のポリシーをしっかり決めて、それにあわせて組み立てていけるようにななるしかないと思う。
鹿島については、実際去年からそう大きく変わっていない。このままではどこかで行き詰まる可能性も、と思っていたところ、今年はQB加藤がかなり調子がいいので、山城とタンデムする事で色々出来るのでは無いかと思えてきた。
最終節が愉しみである。