2014年5月31日川崎富士見球技場第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
オービック・シーガルズ OS 14 10 7 14 45
IBM BigBlue IB 0 0 7 7 14
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 2:32  #12畑→#18木下 44Yard Pass   #1金親Kick
1 OS 10:16  #21中西 2Yard Run   #1金親Kick
2 OS 4:16  #1金親 37Yard FG    
2 OS 9:25  #1金親 38Yard FG×    
2 OS 14:22  #6菅原→#18木下 20Yard Pass   #1金親Kick
3 IB 6:58  #3クラフト→#83松尾 2Yard Pass   #8小田倉 Kick
3 OS 9:38  #6菅原→#10森58Yard Pass   #1金親Kick
4 OS 3:24  #6菅原→#18木下 4Yard Pass   #1金親Kick
4 OS 10:45  #43望月21Yard Run   #1金親Kick
4 IB 14:47  #10末吉4Yard Run   #8小田倉Kick

あっちこっちでいろいろ盛り上がっていましたが、案外あっさりと決着ついてしまいました。
はい、クラりん独り相撲で空回り轟沈、それを諫めることも視点を変えることも出来ずにズブズブ行ってしまったIBMのチームマネジメントの敗北でした。

というのも、シーガルズが先制した後、クラりんは一度もランプレーをコールせず、パスだけで局面打開を目指し、ムキになってパスばかりコールしてました。よってIBMの前半の攻撃は、アップテンポなノーバトルのまま単調になってしまい、自分で泥沼にはまってしまったのであります。
ってか、クラりん潰すのは戦術(方程式)としては比較的簡単なのです。
有り体に言ってしまえば、#40スタントンと#17小川をベタマークするかショートでパスさせて即タックルに仕留められるようにして、あとはスピードラッシュで潰せばいい。今年のメンツで言うと、クラりんのターゲットとして機能するのはこの二人(去年は岸がいたが)。そこをつぶして時間かけなきゃクラりんの選択肢はとても狭まる。
その為にこそ、守備のプレッシャーを弱めるためにはランが必要だったはずなのに、 前半は全く機能しない。秋への伏線なのかそれともここまでなのか、ちょっと考察が必要かも。
さらにそこをBJの幅広い守備範囲にやられまくり(ってか、BJの別名はたぶん「習志野のボラマル」で、ポジションは「前めのボラマル」に違いない)という事になってしまった。もう一つ上に上がりたいなら、そこが肝なんじゃないかな。

シーガルズは#12畑が先発。そつなく1Qこなしてましたが、正直このバックフィールドのメンツで、そこそこ能力のあるQBだったら、楽しくて仕方ないだろうなあ(畑がそこそこ、なのではないので誤解なきよう)。
ちなみに、そういう中で前半ライン戦は見所たっぷりだったのに、紀平が負傷退場するとライン戦は面白みがなくなり(シーガルズ圧勝)、3Q後半からラン主体になってしまった(まあ、INT誘われたプレーが幾つかあったので)ので、守備側の戦力差・能力差がまざまざと見せつけられてしまった感がある。
現状の菅原の欠点は、#18木下がいると第一オプションが木下になり、かなりの確率で木下に投げる。だから誘えばINT狙える(この試合で1本とられた)確率が跳ね上がるのだ……木下の裏をかくことが難しいのでかなりのギャンブルになるんだけど。