1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | ||
ノジマ相模原ライズ | SR | 7 | 3 | 0 | 0 | 10 |
オービック・シーガルズ | OS | 7 | 7 | 7 | 0 | 21 |
Q | TEAM | TIME | PLAY | TFP |
1 | SR | 3:27 | #3 佐久間121ard Int.Ret | #16出澤Kick |
1 | OS | 10:30 | #20古谷 8Yard Run | #1金親Kick |
1 | SR | 14:55 | #16出澤30Yard FG× | |
2 | SR | 9:53 | #16出澤 25Yard FG | |
2 | OS | 14:36 | #6菅原→#85萩山 24Yard Pass | #26長尾Kick |
3 | OS | 13:00 | #6菅原→#85萩山7Yard Pass | #1金親Kick |
ま、ぶっちゃけな話、層の厚さという面において、 ライズが見劣りしたというべき結果なんだろうなあ。
見所は、「ライズOLがどこまでシーガルズ守備のプレッシャーに勝てるか」と「シーガルズOLがどこまで仕上げてくるか」だった訳で。
そういう意味では前半はライズ守備がシーガルズOLを圧倒し、シーガルズ守備がハイスピードプレッシャーに行けなくて、という展開だったと言える。
最初、ライズがリターン。しかしこれは敵陣41Yardでパント。敵陣に入ってからパスがやや手詰まり。
その返しのドライブ、シーガルズは#12畑が先発。しかし2プレー目、右サイドのパスをDBに読まれ、フックした瞬間にその前に入り込みINT、そのままリターンTD。
次のドライブもポケットが壊されたり潰されたり(サック1回)散々な畑。
しかしまあ、ライズもみっともないことをしでかす。それは1Q9:03、パント。この時シーガルズのイリーガルフォーメーションとライズのホールディングがあり相殺、再度パントとなったのだが、この時の風雨のせいかライズのリターナーがボールを確保出来ず(とれると思ったんでしょうが)それをシーガルズが押さえて、ここからドライブして同点。
と、ここでライズに異変が。タンデムで起用されていた#2宮幸がサイドラインに下がったまま、#25東松がテールバック単独で連続起用になる。
そのせいというより、オーソドックスなプロIの多用でレシーバーがタイトカバーになったのが原因だと思うが、パスの精度が下がるライズ。
しかしまたここで、畑が木下に投じたパス、ダブルカバーしていた DBがパスコースに入り込みINT。ライズは敵陣36Yardからの攻撃となるがフォルススタートなどもあり攻めきれずFG、これが失敗。
2Qに入るとお互いにパント。そこかせ5:34から自陣14Yard開始のライズのドライブが、とどまるところを知らずに攻め込む。途中ギャンブルに出たところをシーガルズのホールディングに助けられ、また開いてオフサイドに助けられ、という展開だが最後の最後で攻めきれずFG。
次のシーガルズのドライブからQBを菅原にスイッチしたシーガルズ、しかしその菅原も相手プレッシャーに押し込まれあっさりパントに。しかしその返しの攻撃をシーガルズ守備が止め時間を残して菅原の攻撃。相手の交代違反もあったがサックもされるなど、ライン戦の攻防で「これはこのままでは」と思った瞬間、この日それまで全く目立ってなかった萩山へのパスが決まり(いや、本当に狙い澄ましたかのように決まった)、シーガルズ逆転。
この後、後半に関して言うと、出島を怪我で欠いてしまい、かつ東松も負傷して少し下がってしまったのだが、その事で攻撃に迫力がなくなったライズは、後半になってハイプレッシャーに出てきたシーガルズ守備を止めきれず攻撃ラインが半壊状態になり、追撃が出来なくなる。
逆にシーガルズは、得点こそTD1回となったが、相手守備ラインのプレッシャーを受け流すことが出来るようになり、比較的安定した試合運びが出来るようになっていった。
だからこの試合、実際に収穫があったのはシーガルズの方だったと言うことになる。よもや実践でここまで仕上げられるとは、というところか。
ライズは、エース・ナンバー2までは揃ってきたものの、その次が出てきてない。レシーバにしても井本・出島・大滝・出澤と駒は揃ったが、その次のターゲットがまだ弱い。RBも宮幸と東松はいいとして、その次あるいは違うタイプのRBを戦術的に投入出来ていない。
秋までに改善出来れば面白い結果を生むことも可能だが、さて……。
とにかくあの雨の中、選手の皆さんご苦労様でした!