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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
リクシル・ディアーズ |
LD |
7 |
7 |
0 |
17 |
31 |
オール三菱ライオンズ |
ML |
7 |
7 |
14 |
0 |
28 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
LD |
6:10 |
#9加藤→#85鈴木 49Yard Pass |
#14青木Kick |
1 |
ML |
9:41 |
#33鈴木 93Yard Run |
#17松山Kick |
2 |
ML |
3:00 |
#15谷口→#19吉田 20Yard Pass |
#17松山Kick |
2 |
LD |
11:27 |
#9加藤→#34藤森 27Yard Pass |
#14青木Kick |
3 |
ML |
5:23 |
#15谷口→#4田中 16Yard Pass |
#17松山Kick |
3 |
ML |
10:510 |
#33鈴木 1Yard Run |
#17松山Kick |
4 |
LD |
2:40 |
#9加藤→#2中川 1Yard Pass |
#14青木Kick |
4 |
LD |
4:29 |
#9加藤→#34藤森 12Yard Pass |
#14青木Kick |
4 |
LD |
10:48 |
#14青木 19Yard FG |
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※オール三菱の選手は相変わらず背番号がよく見えずに判らない部分があるので、間違っていたらごめんなさい。
色々あって、試合開始に間に合わず。結果としては残り9分台で会場入りして、7分台からメモを取り始めました。
気がせいでいたせいか、イヤーブック打っているところが判らず(例年なら売店に委託しているのだが、今回は委託なし。出入り口はバックネット裏のみ解放だったので、入り口のところで売っていたのだが、気付かなかった)。
お客さんはそうさねえ、だいたい五千と言われればいいくらいかな。3千は超えたと思うけど。(※公式発表見たら4300人強だった)
リクシル側で見たんだけれど、良かったのは場所取りがなくなったことかな(鹿島時代も、ドームだとそうは目立たなかったけど)。
ちなみにシーズンパス、公式サイトでの発表が前日(Facebookはもう少し前だが……初戦までの間なさすぎだろ)ということもあってか、限定200枚のうち71番でした。
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さて着席した頃合いで、リクシルがずーと攻め込んでいたようだが、しかと認識したのはライオンズが自陣1ヤードくらいの攻撃した所。
そこからランが小気味よく出ていたが、最後に詰めが甘くドライブ出来ずにパント。これをリクシルが自陣31Yardから2本のバスであっさりと先制してしまう。
ここまでのリクシルのパスは、ここ数年の傾向に出ているワイドへのヒッチ系。ダウンブロックも良かったが、この段階ではライオンズ側が対処し切れていない感じがあった。
しかも、この後のキックオフでボールが失速し、妙なところに落ちてそれにライオンズが反応しきれず、敵陣20Yardからのリクシルの攻撃。過去の勢いとノリで行けばあっさく得点……の筈が、ここから自体が風雲急を告げる。
まず、前進はした。しかし残り5ヤードを一気に進められない。いやさ、残り1ヤードがねじ込めない。
ギャンブルに行って失敗、1ヤードが取りきれない。
しかも直後にオフサイドで5ヤードをオール三菱にプレゼント。
ここでライオンズ、#43森西のダイブで少し出たと思ったら、次の#33鈴木のブラストで、スクリメージを細かくカット切ったと思ったら二列目に大穴が空き、そこを一気に縦に切って一気に突破。速度が落ちてきたところで追いつかれそうになるも、ダウンフィールドを追走する味方がいい感じで体をコースに入れてタックルさせない。そのままひっさしぶりに見たスーパーランプレーで、流れを持ってきたしまったライオンズ。
ここからリクシルはらしくないプレー、特に反則連発でリズムに乗れない(1Q終了/2Q開始時にロングのこし)。さらに調子が出てきたライオンズがパントの際にかなりラッシュをかけ、#14青木のパントのコントロールミスを誘う。ってか、この時はパントが上がりすぎ。なんとライオンズは敵陣49Yardからの攻撃権。#12若林にパスを決めると#33鈴木のカウンタースイープが面白いよう出始める。これで幻惑されたのかリクシルのプレッシャーが届かない状態で、なんとなんとライオンズがリードを奪うTD。
さらにリクシルは攻撃もパントも不調。自陣43Yardからのパントが、なんとコントロールミスで敵陣43Yard。今度はQBが#11田中(蔵)にスイッチし、#4田中(誠)連続してパスを通し、#30小形のランで敵陣30Yard。さらに#33鈴木のクイックドロー、小形のダイブ、#88秋山へのパスとテンポ良くせめて3Yard。
本日絶好調の小形がボールを持って、ねじ込もうとしたその時、なんとファンブルロスト。自陣1Yardでリクシル九死に一生。※たらればだけど、ここで得点していたらライオンズはどうなっていたか……!
ここからのリクシルのパス攻撃はすさまじかった。中川へパスを通し31Yard、藤森、永川、鈴木に連続してパスを決めて敵陣40Yard、二回パス失敗するも前田に決めて27Yard、仕上げは藤森へ決めて同点。
息つく暇ない破壊力。
だが後半開始のリターンがライオンズ。谷口のパスが、ここ数年の成績から見たら考えられないほどの制度で通っていく。一回ギャンブルまでしているのに、ラメ切ってしまう。それも、2ドライブ続けてTDしてしまう!
ただ……流れが変わったとしたら2本目取ってのキックオフ。レイトヒットでリクシルにわざわざ敵陣からの攻撃権をプレゼントしてしまう。
苦心しながらTDを取ったリクシルは、ここから攻守ともにスイッチオン。へたっていたギアが一段上がる。
とはいえライオンズの攻撃を止めた初回に、パントカバーでファンブルしたのはいただけない(たぶんこれはパントが空中イレギュラーしたかもしれない)。あやえうくロストという所を乗り切って、前田かビックゲインして藤森がランアフターキャッチで飛び込んで(ただその後足がつったみたいだ。大丈夫か、藤森!)同点。ここからさらに押せ押せのリクシル、きわどいところをライオンズ自陣45Yardまでの前進で留め、パントに追い込むと中川へのパスで一気に進む。
むろんライオンズも引き下がれない。TDを阻止しつつ時間を残す為にタイムアウトをフルに使い、しかも残り1Yardを押し戻してしまう。
だが残念なことに、FG成功した後のディアーズの鬼気迫る守備の前に、あと一歩のところで攻撃が続かず、ギャンブル失敗で試合は幕切れ。
この試合、前半にいいようにライオンズ攻撃が出ていたのは、QBとRBのカウンタープレーで、特にエンドがどっち(内から割るか外をパシュートするか)に行くかで逆を取られたり、ラインにいい感じでコントロールされていた所に原因があったように思う。
それはOLも、すこしちょっとだけ隊みんんぐをずらされるとあっさり割られているところが見受けられた。
これは「ディアーズ側の問題」と「ライオンズ側の成長」が噛み合っちゃったんだと思う。
逆にライオンズは、これまでなかった攻撃の核が形成されつつあるように思う。今までは攻め手に困ってQBのスクランブルに頼るようなシーンが多かったものの、今回は頑張ればパスプロも持ったしいいレシーバーが伸びてきたし、スプレッド・オプションで核となるRBにも目処がついたところがある。
油断すると、ひょっとしたらひょっとするチーム、出てくるんじゃなかろうか。
大変楽しみである。