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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
7 |
0 |
0 |
0 |
7 |
ノジマ相模原ライズ |
SR |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
FF |
4:17 |
#3キャメロン→#17秋山 4Yard Pass |
#11西村Kick |
えー、 いやー、あのー、得点機会2回うち1回インターセプト、という試合なんで、得点経過が凄く寂しいことになっておりますが、FGすらないんで、本当に壮絶な試合になりました。
多分、久方ぶりの守備対守備のごっつい試合でした。
ちなみに昨年同様チアが2階席に上がってきましたが、昨年の反省を生かしてQBがケイダンスすると同時にしゃがんでいました。うむ、なかなかよいではないか。
ただし、川崎市長、相模原市長のコメントは、習志野市長ほどアツい物ではなく、なんかありがちなテンプレ読んだって感じでした。
(えー、色々書き方に悩んでおりますので、21日深夜更新にします →すいません、11/16用の宿を探していて、時間切れです。今年は並のところがどっこも開いてなくて……)
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まあ試合開始直後から、お隣に座られたおじさまとぐたぐた会話を(まあこのおじさまがきしこめておられまして、終盤ろれつもあやしくなられた訳で)しつつ、シャーペン忘れてアンケート用の鉛筆で書いてた事なども影響しているのですが、色々メモがぐだくだでした。
ただ、試合内容はとんでもないもので。なんでこんな事になったのかよく判らないというのが正直なところ。
うーーーん。どう進めていったら良い物か。敢えて言うなら、「両方とも最大の武器であるランを完封された」そして「守備が攻撃を凌駕した」という中で、ターンオーバーの発生箇所が試合を決めた、ということになるのかな。両チームともQBは#5木下と#3キャメロンで一試合を通した、というか通さざるを得なかった。
まず、コイントスの結果ライズが前半のリターン。タッチバックからのスタートとなる。#15出島へのパス、#2宮幸へのヒッチとドローでダウン更新。続いて木下のキープ、#25東松のジェットスイープ(ちなみに東松のキャリーはこの1回のみ、かつテールバックには入らず)、宮幸のドローでまたもダウン更新、ついで宮幸にヒッチパスで敵陣に入りダウン更新。さらに宮幸のブラストで37Yard。
とにかく宮幸が止まらない。このままいかれるかと思った1Q2:53、ドロップバックした木下をバックサイドのラッシュが漏れてサック、しかもここで木下痛恨のファンブルロスト!しかも倒されるときにボールが背後に放り出され、それが富士通陣に入ってすぐのところでDLが押さえてターンオーバー。
そう、ライズ最大にして唯一の不運はここだけ、なのである。
ここから富士通は#29ゴードンのラン、パス失敗の後再びゴードンのランで一気に23Yard、続いて#81中村へのパスが決まり、一気に4Yard。仕上げは今季急成長している#17秋山へのクイックヒットでTD。あっという間の速攻。
返しのドライブ、自陣12Yard1からの攻撃を宮幸のランで25Yard1まで進むが、次のプレーでイリーガルフォーメーションとアンスポーツマンライクコンダクト(プレー後に何かしたらしい)で10Yardまで下がる。宮幸の2回のランで25Yardまで戻し、出島へのフックで42Yardまで進む。ここから宮幸のランと木下のスクランブルでダウン更新、敵陣に入るも1回タイムアウト。だかここから守備が相手を凌駕し始める。
まずは木下が本日2つめのサック。宮幸のドローで挽回するも次の宮幸へのスクリーンはほとんどゲイン出来ず。しかもパント時にフォルススタート(その代わりというか、パントは絶妙5Yard)。
富士通は#20高野橋、秋山のクイックで守備を前に食いつかせてから#1強へのロングパスで敵陣47Yardまで進む。しかしこのへんからまたライズのラッシュが強くなる。キャメロンがラッシュをかわしてゴートンにパスを決めるが次の高野橋が戻され37Yard。ここで再び強にパスを投じるが、相手のブリッツが入ってボールが浮いてしまい、カバーしていたDBが手前でINT。ただし、自陣9Yard(ちなみにこれが2Q最初のプレー)。
そして。ここから互いの守備が壮絶な破壊力を見せつける。ライズは宮幸のランと木下のキープ(どちらかと言うとキープさせられた状態だが)を軸に攻めるが2連続サックを喰らって自陣脱出ならずにパント。富士通もランで切り崩そうとするもゲイン出来ず、#22宜本へのパスも守備に邪魔され失敗。
ついで自陣17Yard1からの攻撃のライズはダウン1回更新するも、フォルススタートがあったりして攻め切れずパント。
このへんから#8出澤のパントが低くて短い物に。確かにリターンされるとやっかいのなは判るが……。
でも富士通はこのへなからパスが決まりにくくなる。ランで、しかもギャンブルでダウン更新するも、サックされるはスクランブルに追い込まれるはでパント。
ただボールは1Yardまで転がるも、途中で接触があったとの判定で10Yard。ただしこの後は流して前半終了。
後半最初のドライブで富士通は苦しみながら敵陣2Yardまで進むず、仕上げで裏をかいて投じたパスがなんとインターセプト。
この後、まー試合が硬直。ダウンは1回は更新するけどパスが通らない、パスが通ると次はランが止まる、ととにかくじれる展開で、結果的にはパスが投げられないライズの方が状況を打開出来ず、かといって富士通攻撃も終盤スタミナ切れでなかなか進めず、という中で試合が終わってしまった。
キャメロンを追い込んだのは、ライズDLのスピードラッシュと、時折入れてくるディレーブリッツ。特にABギャップを突いたスピードラッシュには仰天させられたし、そこをしのぐと目の前にディレーブリッツした選手が突っ込んでいる状態。あれはそうそう出来る事ではないけれど、実に効いていた。
相当に研究したのだろう。
そして何より高野橋を完封に近い状態に追い込んだり、バブルスクリーンをゲインさせなかったりと凄いの一言である。
だが……逆にライズの攻撃が単調というか、宮幸依存・木下依存というのが気になる(※怪我などの諸事情があったのだろうが)。攻撃面での仕込み、仕掛けが見られなかったのがこの展開の要因と言ってもいい。あるい仕組んでいたのだがフィールドポジジョンのせいで出せなかったのか……。
まあ、四の五の言わずに、このゲームの最大の立役者はライズ守備ですよ。勝っても負けても、この試合は失点こそしたけれど、ゲームを支配していのはライズ守備です。言い訳無用でライズ守備を賞賛します。いや、しなくちゃいけない。
ただ、本当に数少ないチャンスをものにした富士通攻撃が点取った。そこも忘れちゃいけないし、相手にいい位置を与えさせなかった富士通守備も見事だったわけで、両チームとも「試合の勝敗はともかく、フットボールでは負けていなかった」というは言える。
とにかく、いい試合でした。